こくご食堂

小学生向けこくご塾を創業しました。[こくご]の楽しさを、様々な切り口から発信していきたいと思っています。

[1は忍者、0は曲者(くせもの)要注意]

2017-09-30 09:44:48 | 学校の先生の思い出
はじめまして。2018年、川崎で小学生むけ[こくご]を中心とした塾を創業予定のamimです。思考を声に出す表現力、自分の言葉を文章する力をつける塾を目指しています。よろしくお願いいたします。
「こくご食堂」本日調理する食材は、[1は忍者、0は曲者(くせもの)要注意]です。

中学生になると、数学では理解しがたい学習から始まります。マイナスの計算です。例えば
(-4)+(-3)=(-7)
マイナス同士を足して、-7になるのはわかります。しかし
(-4)-(-3)=-4+3=-1
このあたりから新しい考え方をすることになります。それでもマイナスの加法(足し算)減法(引き算)では、なんとか理解できます。それから、文字式の計算になり、
Y×1=Y
文字に1をかけたとき、その文字の前の1は書きません。これを教えるために、中学の数学の先生Sは、「1は忍者」と教えてくださいました。1は書いてはいけないのです。そして
Y×0=0
数字でも文字でも、0を掛けると答えは0です。これも間違えやすいので、「0は曲者(くせもの)」この二つをあわせた「1は忍者、0は曲者要注意」を何度も授業で大きな声で言っていました。今でも忘れません。
約数と倍数でも、
「8は4のなんなのさ」と先生がといかけ
「倍数」と生徒が答えます。
これも授業をうけた人しかわからない迫力での問いかけ。どんなに大人しい子でも口が動く授業でした。

S先生はビジュアルも印象的。カラフルな花柄の洋服をよく着ていらして、小柄なのですが、身長は2メートルあるのではないと思われる存在感。小柄なのに大きく見える方、いらっしゃいますよね。それは、その人物にパワーがあるからだと思います。それもその方の財産です。私は中学生に数学を教える時、この呪文を使用させていただいています。大きな声を出すことは、授業に参加していることです。声を出すと元気がでて、授業にも集中できるようになります。声に出していると、記憶に残ります。私の授業でも、声を出すことを大切にしていきます。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿