朗読劇、初日。開演5分前。
やっぱり不安で、
もう一度、ちゃんと読み直しておこうと、
台本のファイルを開きました。
片手でファイルを持って、下に向けてパッと開いた、
と・・・そのときです!
バサバサバサバサッ
ファイルから、中の台本が全部、床に落ちて、
私の足元に、バラバラの台本の山が!
( 再現写真←ホントはもっとバラバラでした )
なぜーーーっ
もう開演まで、5分を切っています。
理由なんてどうでもいい、とにかく元に戻さねば!
周りにいいた共演者たちも、
あわてて集まってきました。
が、手伝ってもらったら、
余計バラバラになってしまう。
あせりまくって拾いながらも、
「ごめん、手伝いはいいわ」
と小声で断って、
と、とりあえず、まとめた・・・ところで、
舞台上では、主宰の久間さんの話が始まりました。
これから私の最初の出番まで、10分ちょっと。
あ、最初の一話目だけは、こんな感じで、
後ろの女性3人が、出たり入ったりしながら、
いろんな役を読んでいったんですね。
だから、そでで出番を待つという、
普通の芝居のような余裕があったんです。
とにかく、
バラけたものを集めた紙の束とホルダーをつかむと、
一番明るい場所に持っていき、
1、2、3、4、5・・・
頁を確認しながら、1枚ずつホルダーに入れていきます。
万が一にでも頁が飛んでたら大変です。
とにかく朗読劇なんですから。
12、13、14、15・・・
(ああ、芝居が始まっちゃった~)
あせるればあせるほど、指が震えて、
手が言うことを聞きません。
(そうだ、途中まででも、出番にさえ間に合えば)
(いやダメだ。立て続けに出るんだから無理だわ)
・・・いろんなことが頭を回ります。
(あとちょっと、あとちょっと、落ちつけっ!)
そして、すべての頁を入れたところで、
私のすぐ前に出番のある中島梓ちゃんが、
そでに戻ってきました。
(間に合った!)
自分の出番の頁をあわてて探すと、
そのまま舞台へ。
(セーーーフ )
まずは、株屋の小泉という若い男の役。
ちょっとした会話なのに、なぜか汗だくの私。
でも、そんなことはどうでもいい。
とにかく間に合いました。
よかった・・・。
ホッとして・・・もう泣きそうでした。
なぜ、ファイルの崩壊が起こったのか。
あとで確かめてみても、まったく問題なし。
でも、それ以来、怖くて怖くて、
ファイルを下向けにできませんでした。
でも・・・、
やっぱりファイルに、何らかの問題があったようです。
1週間の間が空いた千秋楽の日。
昼の部と夜の部の間に、
照明の直しのため、
ある程度、通して稽古をしていたとき、
きっと本番じゃなかったから、
気が緩んでいたんでしょうね。
出番を待ちながら、
ふとファイルを下に向けて開くと、
またしても、
バサバサバサバサッ
(嘘でしょーーっ)
と途端に、私の出番!
(ええい、しょうがない)
もうファイルの外側だけ持って出て、
何とかごまかしました。
あまり複雑な台詞じゃなかったので、
全部覚えていたのが功を奏しました。
次からは、バラけた紙の山から、
次の台詞の書いてある頁だけを抜き取って、
紙だけ持って、とりあえず喋る、
という、とんでもない綱渡り。
まぁ、照明のチェックですから、
ダメならダメで仕方ない、という状態だったので、
気は楽だったのですが。
それにしても、なんでだろう??
原因は最後までわからずじまい。
再現写真を撮ろうと、
家で同じことをやっても、落ちないんです。
結局、恐怖は謎のまま。
でも、あの焦りと恐怖は、
ここ何年と味わったことがないオソロシサでした。
生は怖いっ!
・・・というところで、明日もまた、
と言いたいところなのですが、
異様な多忙状態のため、
ウラ話はしばしのお休みを。
来年には、また再開したいと思います。
今年中は、もっと短いネタでもちょこちょこと。
またお付き合い下さいませ~
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やっぱり不安で、
もう一度、ちゃんと読み直しておこうと、
台本のファイルを開きました。
片手でファイルを持って、下に向けてパッと開いた、
と・・・そのときです!
バサバサバサバサッ
ファイルから、中の台本が全部、床に落ちて、
私の足元に、バラバラの台本の山が!
( 再現写真←ホントはもっとバラバラでした )
なぜーーーっ
もう開演まで、5分を切っています。
理由なんてどうでもいい、とにかく元に戻さねば!
周りにいいた共演者たちも、
あわてて集まってきました。
が、手伝ってもらったら、
余計バラバラになってしまう。
あせりまくって拾いながらも、
「ごめん、手伝いはいいわ」
と小声で断って、
と、とりあえず、まとめた・・・ところで、
舞台上では、主宰の久間さんの話が始まりました。
これから私の最初の出番まで、10分ちょっと。
あ、最初の一話目だけは、こんな感じで、
後ろの女性3人が、出たり入ったりしながら、
いろんな役を読んでいったんですね。
だから、そでで出番を待つという、
普通の芝居のような余裕があったんです。
とにかく、
バラけたものを集めた紙の束とホルダーをつかむと、
一番明るい場所に持っていき、
1、2、3、4、5・・・
頁を確認しながら、1枚ずつホルダーに入れていきます。
万が一にでも頁が飛んでたら大変です。
とにかく朗読劇なんですから。
12、13、14、15・・・
(ああ、芝居が始まっちゃった~)
あせるればあせるほど、指が震えて、
手が言うことを聞きません。
(そうだ、途中まででも、出番にさえ間に合えば)
(いやダメだ。立て続けに出るんだから無理だわ)
・・・いろんなことが頭を回ります。
(あとちょっと、あとちょっと、落ちつけっ!)
そして、すべての頁を入れたところで、
私のすぐ前に出番のある中島梓ちゃんが、
そでに戻ってきました。
(間に合った!)
自分の出番の頁をあわてて探すと、
そのまま舞台へ。
(セーーーフ )
まずは、株屋の小泉という若い男の役。
ちょっとした会話なのに、なぜか汗だくの私。
でも、そんなことはどうでもいい。
とにかく間に合いました。
よかった・・・。
ホッとして・・・もう泣きそうでした。
なぜ、ファイルの崩壊が起こったのか。
あとで確かめてみても、まったく問題なし。
でも、それ以来、怖くて怖くて、
ファイルを下向けにできませんでした。
でも・・・、
やっぱりファイルに、何らかの問題があったようです。
1週間の間が空いた千秋楽の日。
昼の部と夜の部の間に、
照明の直しのため、
ある程度、通して稽古をしていたとき、
きっと本番じゃなかったから、
気が緩んでいたんでしょうね。
出番を待ちながら、
ふとファイルを下に向けて開くと、
またしても、
バサバサバサバサッ
(嘘でしょーーっ)
と途端に、私の出番!
(ええい、しょうがない)
もうファイルの外側だけ持って出て、
何とかごまかしました。
あまり複雑な台詞じゃなかったので、
全部覚えていたのが功を奏しました。
次からは、バラけた紙の山から、
次の台詞の書いてある頁だけを抜き取って、
紙だけ持って、とりあえず喋る、
という、とんでもない綱渡り。
まぁ、照明のチェックですから、
ダメならダメで仕方ない、という状態だったので、
気は楽だったのですが。
それにしても、なんでだろう??
原因は最後までわからずじまい。
再現写真を撮ろうと、
家で同じことをやっても、落ちないんです。
結局、恐怖は謎のまま。
でも、あの焦りと恐怖は、
ここ何年と味わったことがないオソロシサでした。
生は怖いっ!
・・・というところで、明日もまた、
と言いたいところなのですが、
異様な多忙状態のため、
ウラ話はしばしのお休みを。
来年には、また再開したいと思います。
今年中は、もっと短いネタでもちょこちょこと。
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