ホンモノの特別養護老人ホーム(特養)から、
どっさりとお借りした小道具やセット。
これで、
まさにホンモノの舞台ができました。

芝居のセットって、
私なんかも客席にいるときには、
何気なく見てるんですが、
作る方は半端なく大変で、
特に時代が違ったり、
特殊な場所だったりすると、
資料を当たったり、人に聞いたり、
懸命に知恵をしぼります。
で、結局・・・、
作らずに素舞台のままにしたり

抽象的なセットにしたり

あ、もちろん、それは、
作品の意図があってのことですが、
経済的、その他モロモロの大人の事情も、
ま、なくはない、かな~、という(笑)
今回の舞台となった特養も、
知らない人間には、
なかなかイメージできないし、
小道具の数が多いし、で、
本来なら厄介なタイプのセットだったのですが、
結局、私が作ったのは、
自分の部屋にチラッと見える写真だけ。

入所者は自分の部屋に、
家族の写真を飾っている人が多いのだそうで、
手元にある写真を、
セピアに直して、家族写真風に貼り付けたんですが、
適当なのが少なくて、
「ま、いっかー」と、
こんなのも1枚混じってたりして。

もちろん、見に来た本人たちも、

気づかないような場所にです。
あ、そういえば・・・、
今になって、このメンバーを見てみたら、
1人を除いて全員、
今度のストーリーテラー公演の出演者じゃない!
気の合う仲間でもあり、
信頼できる、いい役者でもある、このメンバー。
ご、ごめんねー、稽古出ないで

・・・と、
話がゴチャゴチャになってますが、
とまぁ、
こんなイタズラができるのも、
余裕があったから。
しかし、しかし、
本物パワーは、
こんなものじゃぁ、納まりませんでした!
(つづく)
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