<つれづれに、あとちょっと・7>
――最後に――
今回の公演(といっても2ヶ月以上前だけど)
どうしてここまで余裕がなかったのか、といえば、
稽古時間がタイトだったことに加えて、
皆さんがあまりにすごかったから。
・・・これに尽きます。
あっちこっちで、
ずいぶんベテラン面をしてきましたが、
ものの見事に、自分の力不足に打ちひしがれました。
そんな中で、余裕なんて、もてるワケがなかったんです。
もともと、今回の作・演の三上さんの演出を見て、
「すごいわー!!」と惚れ込んだのが最初でした。
もう、ね~~、
自分の引き出しにないものが、次から次へと出てくるんです。
そりゃもう、大変なカルチャーショックで、
それで、どうしてもこの方の演出が受けたいと願って。
幸せなことに、それが叶ったのが今回の公演でした。
でも、稽古が始まってみて、あららびっくり。
三上さんだけじゃなかったんですね~。
何人もの人が、私の引き出しにないものを、
山ほど持っていたっ!
こうなりゃもう、いただくしかないと、
あれもこれも全部いただいて帰りました。
何かの時に使えるかなぁ、なんて言ってるうちに、
歳とって舞台立てなくなるよなぁ、
なんて、今でもいろいろ考えています。
でも、やっぱり芝居って面白い!
たまらなく面白い!!
そう思わせてもらえる現場でした。
中でも一番ご迷惑をかけたのが、
私の夫役、べーさん、こと、渡辺芳博さん。
例によって仕上がりが遅い私を、
最初から最後までずーーっと、
引っ張り続けてくださって、
いやホントに申し訳なかった
ちょっと前まで、たいがいの現場では、
私が世話をする立場だったんですけどね。
今回は完全に立場が逆転して。
・・・いろいろと考えさせられました。
だからこそ、
千秋楽が終わったら、
何より最初に渡辺さんにお礼を言おう!
そう心に決めていました。
そして千秋楽が終了して、
すぐに渡辺さんのところに走りました!
<つづく>
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