さかざきが綴る「アンティークな日々」

アンティークディーラーさかざきがアンティークのこと、日常のことを綴っています。

今日は猫の日

2013-02-22 | お江戸散歩

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 今日は「猫の日」なのだそうですね。先日、人形町の自宅近くをいつものようにウォーキングしていたらこんな物を見つけ、思わず目を疑いました。(笑)「猫の神様ですって!?」この三光神社、江戸の名所やお買い物ガイドといった性格の(今でいうところの「まっぷる」や「ことりっぷ」といったところでしょうか。)「江戸惣鹿子」元禄2年(1689)に記載があるそうなので、それ以前には既に存在していたとか。河村御用達のご近所の小網神社なども15世紀には創建されたそうなので、この辺りは小さくとも古い神社が沢山あります。

この三光神社、飼い猫が行方知れずになるとお参りに来て、無事猫が帰ってくると招き猫を奉納するのだそうで、境内にはいくつも招き猫が並んでいました。「猫好き」の私達、「猫の神様」なんて、なんだか嬉しくなってしまいました。

 さて、今日もお店では次の更新の準備を。まだまだ更新しますので、どうぞご期待下さい♪

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「三井家のおひなさま展」

2013-02-13 | お江戸散歩

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 お休みの水曜日の今日は、またもた自宅のある人形町から日本橋までウォーキング。(最近、自分のiPhoneに万歩計アプリ“Walker”を入れて日々歩数を数えて励みにしています。)前から見たいと思っていた三井記念美術館で開催中の<wbr></wbr>「三井家のおひなさま展」へ。三井家に伝わる幕末から昭和初期の<wbr></wbr>お雛様が勢揃い!「めくるめく和製ミニチュアの世界」という感じでした。

 繊細な作りのお雛様にうっとりしながら、小さな銀製のお道具に目を奪われながら、私達は特にお雛様の着ている手刺繍が施された金襴緞子の衣装に興味津々。「これはジャガード織よね?」などと話しながら歩を進めました。

 いつの時代でも、どこの国でも、女性はやっぱり美しい物が好き!」そんなことを思いながらじっくり見てきました。

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お休みの一日

2013-01-30 | お江戸散歩

 お休みの今日は、自宅のご近所、人形町の甘酒横町でランチ。「美味しいものを食べた後はウォーキングだよね!」とばかりに、午後は日本橋を散歩。茅場町から八丁堀まで歩き、帰り道は隅田川河岸を歩いて帰ってきました。気温が上がった今日は、お散歩日和。ことに隅田川河岸は気持ち良く、また暖かくなったら、お弁当とワインを持ってピクニックに行きたいです。(そういえば、私の大事にしていたハロッズのピクニックセット、名古屋の家に置いてあるのでした。)

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 まずは近くの小網神社から。「志望校に合格しますように」「就職が決まりますように」沢山の絵馬のひとつひとつに、思わず「大丈夫。きっと受かるよ。」とか「良い就職口があるといいね。」と思ってしまうおばさんサカザキでした。

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 かつてのミルクホール「桃乳舎」は、今では普通の喫茶店らしい。(建物の中央上に桃のデコレーションあり。名前からして何やら淫靡です。笑)ひとりでは足を踏み入れる勇気がないけれど、今度河村と一緒に入ってみたいです。昭和2年の建築です。(※ちなみにここのランチは¥480らしいです!)

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 兜町を通って…。東京証券取引所脇にある山二証券(山一証券ではありませんよ。)は、スパニッシュ風の建築がお洒落。昭和11年の建築です。

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 隅田川沿いの遊歩道は、広々した景色に心までのびのびします。桜並木を見つけたので、また桜の季節に来てみたいです。川の向こうは佐賀です。

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 足長おばさん!?

 明日の木曜日は、お友達のビスクドールの富野さんが講習のため東京にいらしているので、一緒にお食事の予定。とても楽しみです!

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お休みの今日は日本橋七福神巡り

2012-11-14 | お江戸散歩

 いつもお店ではずっとパソコンに向って座ったきりなので、最近、お休みの日はなるべく歩くようにしています。そんな今日も、「エンジェルコレクションのお祈り部お祈り係」の河村に連れられて自宅近くの日本橋七福神巡りに出掛けました。

 私が最近「エンジェルコレクションお祈り部お祈り係」と呼んでいる河村。ヨーロッパの教会は好きでも、以前は神社に参拝に行く習慣など全く無かった河村ですが、ここ最近自宅近くのパワースポット小網神社に毎日お参りする習慣がついてからは、「お参りしないと気分が良くない。」と言って、毎日出勤前に立ち寄っているようです。人間って不思議なものですね。

 今日はその小網神社をはじめとする日本橋七福神八社を巡りました。河村のiPod(兼万歩計)で指した歩数は9,000歩以上、約6キロほど歩きました。歩いてみると、意外に歩けてしまうもの。最初のお参り先では、「二礼二拍一礼」のお参りの仕方もぎくしゃくしていましたが(この歳までお参りの仕方をよく知らなかった私は「神様は心が広いから、そんな細かいこと構わないって!」なんて言っていました。)、八社回った頃にはすっかり板についてきました。明日からは八社分の御利益が…来るのでしょうか?(笑)

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 まずは笠間稲荷神社から。日本三大稲荷のひとつ茨城県笠間稲荷神社の東京別社だそうですが、ひっそりしていて静か。境内には秋らしく菊が沢山、珍しいお花も。綺麗でしたよ!

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 こちらは末広神社。商売繁盛と勝負事の神様なのだそうです。日本橋七福神はこんな風に小さな可愛い神社ばかりです。

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 酉の市でも知られている松嶋神社も商売繁盛、開運招福の神様。先日、一の酉の日のこと、仕事帰りにお神楽にひかれて立ち寄ったら、近所のカフェを経営するフランス人のマダムもお参りしていました。

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 子宝の神様で有名な水天宮ですが、境内にはいくつものお社があり、芸事の神様でもあります。

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 小さな茶ノ木神社ですが、この辺り一角は東京大空襲でも焼けなかったパワースポットなのだそうです。赤い前掛けのお狐様が何だかユーモラス。私達は「おコンコン様」なんて呼んでいます。

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 河村おすすめの小網神社。小さな神社ですがこちらも有名なパワースポットらしく、いつも参詣する人の姿が。この辺り一帯も空襲で焼け残ったのだそうです。

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 繭で出来たおみくじも可愛らしいですね。

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 ここ宝田恵比寿神社も小さな神社ですが、徳川家康縁の神社だとか。

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 最後は椙森神社は千年も前から信仰されているという古い神社。商売繁盛の神様ですが、江戸時代は「富くじ」の神様でもあったそうですよ。当時の人々も宝くじに一喜一憂したのですね。

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本日の洋館散歩

2012-11-07 | お江戸散歩

 お休みの今日は、最近のテーマ東京の下町巡り。今日は一旦東京駅まで出てそこからバスで門前仲町まで出掛けました。門前仲町自体は、「門前」と地名に付くだけあって永代寺と深川不動の門前町、「お祈りのテーマパーク」という感じがしました。(これって仏様にも神様にも不敬でしょうか。)

 門前仲町そのものよりも、今日のヒットは門前仲町から自宅のある人形町へ歩いて帰る途中、例によって河村に連れて行かれた洋館ふたつ。まずはこちら、深川モダン館

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 実はこの建物昭和7年築ですから奥野ビルと同じ。あまりにモダンな形と公共の建物として非常に良く手入れ(リノベーション?)されているので、とてもそんな古いとは思えない外観ですが、東京市営の深川食堂として建てられました。連なった丸形の窓と吹き抜けの大きな窓、側面に流れるリボンウィンドウが何ともモダン。館内の床には小さな可愛いタイルが敷き詰められています。ここの最大の魅力は、中に入れること!お茶も飲めるようですよ。

 そして次はこちら!河村が「ヘンな建物があるからカメラの用意をして!」と言いながら連れて行ってくれた先がこれ。住所は江東区佐賀、かつて古い建築好きの間では有名だった食糧倉庫(今は存在していません。)があった場所のすぐ側です。思わず「ええ!!何これ!」と叫んでしまいました。

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 エントランスのテラコッタのデコレーションが凄い!「これってユダヤの星じゃん!ここはユダヤの東京本部か?」なんて話しながら写真を撮ったのですが、後でインターネットで調べてみると旧村林ビルといって、昭和4年築とのこと。もちろんユダヤの総本部ではなく(笑)、やはり場所柄食料関係の会社の持ち物だったようです。(今は建築事務所が入っていました。)ここもまたロマネスク風、あの木の扉から中に入ってみたいなぁ。どうやら中も非常に豪華で、当時のままのようなのです。

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 帰りは橋を渡って日本橋側へ。向こうに見えるのは永代橋、その向こうの高層ビル群は先週行った佃島です。門前仲町から人形町までは流石に遠く、人形町に到着した時にはもうヘロヘロでした。(笑)今日も良く歩きました。

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佃島探訪

2012-10-31 | お江戸散歩

  お休みの水曜日の今日は、先週に続いて東京散歩。今日はお店のある銀座一丁目から地下鉄有楽町線で二駅、月島で降りてすぐの佃島へ出掛けました。

 かつては島だった佃島ですが、今は陸続き。徳川家康が関東へやって来た1590年に大阪の佃の漁師を連れてきたのが、ここ佃島の発端ですので、この界隈に代々住んでいる人達のご先祖は関西人ということになりますね。

 さて、いつものように河村にいわれるまま連れて来られた佃島でしたが、銀座からすぐにもかかわらず、そこは戦前の街並み。どこか地方の田舎に紛れ込んだような懐かしい街の面影に感動でした! 

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 人形町でもよく見る銅盤葺きですが、ここはおうちの上に装飾的な銅盤葺きの屋根が設置。ちょっと変わってる!

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 遙か向こうに高層マンションが見えるものの、手前には真っ赤な欄干。昔ながらの石造りの橋を発見!

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 よくよく近づくとなんだかヴェネチアみたい!ってちょっと言い過ぎ?ちなみに左側のマンションの一階は銭湯、近所の人が皆「マイ桶」を持って出掛けていました。この橋の手前の広場では小学生の女の子がふたり「羽子板」をしていました。シ、シ、シブイ…。

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 今も佃で漁業をしている人っているのかしらね?銀座から10分の場所に漁師?

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 橋の側の釣り船屋さんには井戸が!今でも現役です。

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 こちらはごく普通のおうちの玄関脇の井戸。おうちに井戸があるなんていいなぁ。

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 こんな素敵な木造家屋も佃っぽい。

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 このホーロー看板も懐かしい感じ。この看板は佃島のあちらこちらのおうちで見つけました。

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 かつての手水鉢?今は植木鉢として活躍していました。

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 大阪の佃から移ってきた人々は自分達の神様、住吉神社も一緒に連れてきました。こちらは神社の片隅の煉瓦造りの建物。この煉瓦、昭和の初め?明治?とにかく古そうです。

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 かつての東京はこんな水路があちらこちらに巡らされていたそうでうね。私が「南仏のリル・シュール・ラ・ソルグみたい!」と興奮していると、すかさず河村から「それはいくら何でも言い過ぎでしょう!」と突っ込まれました。

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 佃島ですもの、もちろんお土産は佃煮です。様々な佃煮の中から今日は無難に「あさり」を選びました。

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 この通り、この一画は低い建物しか無いのです。木造一軒家が建ち並び、車の少ないこの辺りはとっても静か。こんな所に引越したいけれど、明らかに物件が無さそう。とにもかくにも、「東京じゃないみたい!」でした。

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 番外編。兄弟猫ちゃんを発見!今日は全部で4匹の猫ちゃんに遭遇しました。

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日本橋散歩

2012-10-24 | お江戸散歩

 お休みの今日は河村と一緒にまずは自宅の人形町近くにある美味しいイタリアンレストランへ。河村は私が名古屋に帰っていた先週のお休みにも一人でここへ来たほど、最近の彼のお気に入りです。その話は置いておいて...。

 その河村といえば、お店は午前11時オープンだというのに、毎日朝9時には自宅を出て日本橋のあちらこちらを散策し、銀座のお店へ歩いて行っています。今日はその散策先へ一緒に出掛けました。(どうぞしのぶ写真館をご参照ください。)

 まずは河村が毎朝通るにもかかわらず、その時間はまだ開いていないので、一度入ってみたかったという工芸ギャラリー「ヒナタノオト」へ。

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 古いビルなのに(「セントラルビル」の字体もカッコいい!)、窓枠やドアの空色が爽やか。ひとつひとつ選ばれたモノ達が収まるところに収まっているような、素敵なお店でしたよ。オーナーさんと私たちの髪を切って貰っている美容師さんが知り合いだといいうことが分かり、びっくり!

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 河村自慢の古い住宅の一つ。この二階の洗い出しの装飾はやっぱり戦前でしょうかね。おうちの前の自転車も味がありました。
     
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 こちらは老舗の刷毛店江戸屋。ホームページを見たら、なんと1718年創業でした。この画像では分かりにくいのですが、中の作り付けの棚やガラスケースなど、どれも古くて素敵!いい感じでした。

 また別のお店ですが、今日は創業1643年の佐々木印店のオーナーさんとお話しする機会が。ご先祖は近江の国から江戸へ徳川家康に召し出されて以来、代々の将軍や大名の印章を作ってきたのですって!代々保存してきた今でいう注文書や印章見本の古文書は中央区の有形文化財になっているのだそうです。日本橋恐るべし!

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 右側は既に朽ち果てていますが、左側のお店はいまだ現役のテーラー。看板建築のため、三階部分は実際にはほとんど面積がないはずです。この近所には、廃業した古い理髪店など、私たちにとっての面白い物件が色々でした。

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 こちらは昭和6年築の丸石ビルディング。あの丸石自転車のビルディングです。昭和6年といえば奥野ビルよりも古いですね。ここは河村が「しのぶ写真館」にも掲載していたロマネスクビル。見どころたっぷり!表側から眺めるだけで、とても面白かったですよ。国の有形文化財にも登録されています。

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 エントランスにはこの通りライオンちゃん(思わず「ちゃん」付けで呼んでしまう感じ。)2頭がいます。

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 他にもふくろうやりす(?)など色々な動物が登場。これって、まるでフランスのロマネスクの教会みたいです。

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 表のライオンは、正面から撮るとちょっぴり威厳がありますが、横から見ると大仏風なたてがみがおかしいです。

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 レースのような金属デコレーションの向こうはらくがんのような天井細工。きっと内部の装飾も素敵なはず。

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 給水用のポンプも年代物。これって当時は輸入物だったのかもしれませんね。

 今日はこのまま東京駅までブラブラ歩き、「なんだか買付けみたいだね。」なんて話しつつ、ふたりともくたくたになるまで歩きました。いつもお店にずっといて運動不足なので、たまにはこんな散策の一日も良いかな。

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今日は根津へ

2012-07-11 | お江戸散歩

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 お休みの今日は、暑い中、午後から根津へ。最近、気になっていた高畠華宵 の作品が収蔵されている弥生美術館へ。この春に銀座のミキモトホールで開催された大正、昭和初期の薔薇模様の着物を集めた「着物に咲いたモダニズム」展の折、いわゆる「華宵好み」と呼ばれる大振り袖を見てから気になっていた高畠華宵、今日は高畠華宵の版権も持っているという弥生美術館へ出掛けました。

 根津の駅で降りてから坂をえっちらおっちら登り、「弥生式土器発祥の地」の看板に、「弥生式土器って、ここから出たのね!?」と驚き、古い東大の建物を眺めながら到着。根津も落ち着いていて良いですね。

 さて、肝心の弥生美術館ですが、今回はあまり収蔵品が展示されていなくて少し残念。ただし、併設されている竹久夢二美術館(弥生美術館と共通券で入館できます。)では、竹下夢二の叙情的な世界に浸り、大正の風俗を興味深く眺めました。私が特に面白く思ったのは、当時まだ珍しいカメラで撮影されたお葉の沢山の写真。夢二の絵から抜け出てきたような実在のお葉の姿に何だか不思議な気持ちになりました。

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深川散歩

2012-02-22 | お江戸散歩

 お休みの日の今日は、河村に連れられて深川散歩。元々、出不精の私はお休みの日はなるべくおうちにいたい派、片や河村は絶対出掛けたい派。前回、私がひとりで買付けに行っている間に深川散策をした河村に、「絶対面白いから!」と言われて、今日は自宅から深川までウォーキング。ここ最近ウォーキングづいている私達にとって、人形町から清洲橋を渡って深川まで、あっという間の距離でした。

 まずは清澄庭園を通り抜けると、広々としてほっとする雰囲気。「ここ、いい感じ!」と気に入る私。自宅近所には浜町公園がありますが、すぐ近くには首都高速も見え、あまりリラックスした雰囲気ではないのです。名古屋に住んでいたときには、よく同じ区内にある広大な平和公園にお花見に行ったり、ランチを持ってピクニックに行ったりしましたが、ここも春になったらお花見に来られそうです。

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 清澄庭園の側でこんな梅のお花をみつけました。今年は寒さが厳しく、梅の開花も遅いはずなのに、ホラこんなにお花が沢山!

 清澄庭園を抜けると、「不思議な長屋があるんだよ。」という河村の言葉に導かれて清澄通りのコンクリート長屋へ。画像がないのが残念ですが、ここは清澄庭園を背に建てられた48軒ものコンクリート長屋。関東大震災の復興事業として作られた、なんと昭和3年(1928年)築の店舗兼住宅。所々に残るアール・デコの装飾が興味深い建物、ずらりと並んだ様は壮観です。

 次に向ったのが深川江戸資料館。ここは江戸時代の深川の街並みを再現、河村が言うとおり、まるで自分が時代劇のセットの中に迷い込んだかのようでとても面白いのです。ここで解説してくださったボランティアの方のお話では、かなり厳密に当時の様子を再現したとかで、気分は「江戸時代にタイムスリップ!」でした。それぞれのおうちの中にまで入ることが出来るので、着物を着て髪を結ってやって来れば「ひとり時代劇」が出来るかも? 

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 この屋根の上の猫ちゃんは、鳴いたりのびをしたりして可笑しかったです。

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 こちらは当時の八百屋の様子。実際にお店に上がってみると、当時の人達がとても小柄だったことが分かります。男性でも150cmくらいしか身長がなかったんですって!

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 もちろんこの時期はお雛様飾りも。町人のおうちのものなので、さほど贅沢なものではないのでしょうが趣があります。(当時の菱餅の大きさに驚きました!)

 深川江戸資料館でボランティアの方に親切にして貰いすっかり満足して出てきた後、すぐ横の深川資料館通りを歩いていると、何やら魅力的な古書店を発見!まず店先からチェックすると、私にぴったりの本があるではありませんか!?その名も「フランスのリボン―サンテチエンヌ美術館」。はたと気付いて手に取ってみると、中は私達が扱っているアンティークのリボンが満載!それもそのはず、19世紀、フランスのサンテチエンヌはリボンの産地として有名で、以前、手芸家で木馬のリボンの監修もされた小倉ゆき子先生が「サンテチエンヌの美術館にはあなたの好きそうなリボンがいっぱいあったわよ。」とおしゃられたことも。もの凄く厚い大判の専門書なのに、なんとお値段は¥2,000!思わず「買う!買う!買う!」と叫んでいる自分がいました。思いがけず自分にぴったりな本を見つけることが出来たのは、まるで買付けで素敵なものに出会ったかのようです。この古書店「しまぶっく」は私達のツボを押さえた品揃え。またきっと行ってしまうと思います。

 帰りは、地下鉄清澄白河駅から半蔵門線に乗って。でもその前に、河村が「ここへ来たら絶対清洲寮を見ないと!」と、駅近くにある古い建物へ。そこは昭和8年(1933年)築のアパートメント、私達のお店が入居する奥野ビルとほぼ同じ頃の建物です。(でもこちらの方がずっと手入れが行き届いている様子。)奥野ビルが銀座という場所柄、今ではアパートメントとして機能していないのに比べて、こちらは21世紀の今になってもあくまでも住宅。裏手にはお寺があるので、たぶんお部屋からは緑の借景が臨めるはず。小さなタイルの敷き詰められた玄関フロアやバルコニーの丸みのあるフォルム、アイアン製の窓枠など、普段古い建物を見慣れている私達でもワクワクしてしまうディテールです。

 お寺が多くて、まるで地方のようなのんびりした雰囲気が漂うこの辺り、すっかり深川が気に入った私は、思わず「ここに住みたい!」と、このアパートメントに住んでみたくなってしまいました。帰って調べてみると、こんな古い建物ですが、若い人を中心に大人気なのだとか。ですが、「20軒待ち」と言われていた奥野ビルになんなく入居してしまった強運の私達、いつか本当に住んでしまうこともあるやもしれません。

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  「清澄寮」という名前も興味深いですね。昔でいう「アパートメント」、今でいう賃貸住宅です。

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  ちょっぴり内部を拝見。こんな木の建具が、それぞれのお部屋の玄関です。「引き戸」というのにびっくり! 

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日本橋散歩

2011-11-16 | お江戸散歩

 お休みの今日は夕方近くから三越へお買い物。銀座はお馴染みの場所ですが、日本橋は銀座ほど人も多くなくて落ち着いていて私達のお気に入り。住まいのある人形町からも近いことから、こちらへ来てから度々散策しています。

 今日も三越に入る前に、まずは呉服のつづれ屋のウィンドウの前で羨望の眼差し。ここのウィンドウにはいつも見事な古典柄の着物が飾られていて毎度うっとりしてしまうのです。今日も総刺繍の振り袖を前に「これってけっして高くないよね!」と河村と感想を。(とはいっても買える訳ではないのですが。笑)お着物にはまってしまう方のお気持ち、よ~く分かります!着なくても持っていたくなりますもの。日本の物も人の手のかかった物は良いですね。

 今日は三越の食品売り場でお買い物。その後は今日はメインイベントが待っています!

 今日のメインイベントはこれ!日本橋から水上バス・カワセミに乗ること。出勤途中によく日本橋から水上バスを見ていたので、一度私達も乗ってみたいと思っていたのです。調べてみると、日本橋のたもとの日本橋のりばから浜町を経て両国まで。今日は自宅の近所の浜町まで、料金は一回¥500です。最終便の16時50分の船に乗ると、乗っていたのは私達とあとひと組の親子だけ。普段見下ろしていた船からの眺めは不思議な感じで、束の間の旅行気分でした。後は画像でどうぞ。

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 「誰がこんな場所に高速道路を掛けたんだ~!!」思わずそうわめきたくなってしまいます。そんな日本橋も今年橋が架かって100周年だそうです。   

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 ここが日本橋の真ん中、すべての起点となる場所です。

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 日本橋三越が改築して今の姿になったのは昭和10年のこと。 その頃からのものでしょうか?建物脇にこんな入口を発見。よく見るとこれステンドグラスなのですよ。

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 三越の向かいの奈良まほろば館でせんとくんと。大和路にも仏像巡りに行きたいなぁ。東京からではすっかり遠くなりました。

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 ここが日本橋のたもと水上バス・カワカミの乗り場です。

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 時刻は夕方。日本橋に灯りが灯るのも風情があって良いですね。いつもは見下ろしているのに、いつも自分がいる場所を見上げるのは何だか不思議。

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 このとおり、夕刻からの水上バスはライトアップした橋が綺麗。いくつくぐったか分からないほど沢山の橋を越えていきます。日本橋川から隅田川に出ると船が少し揺れますが、  旅行気分で楽しいですよ。今度は明るいうちに両国まで乗りたいなぁ。

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