さかざきが綴る「アンティークな日々」

アンティークディーラーさかざきがアンティークのこと、日常のことを綴っています。

スペシャルなお休み

2011-08-10 | お江戸散歩

 今日も暑かったですね~!今日水曜日はエンジェルコレクションの休業日。という訳で、以前から河村が行きたがっていた神楽坂へ、この暑さの中出掛けてきました。

 まず午前中は近所の日本橋図書館へ。ご近所のこの図書館は最近の私達のお気に入り。涼しいのはもちろんですが、文学だけでなく、アンティークに関する本も充実しているし、何よりCDをタダで借りられるなんて素晴らしい!早速クラシックのCDを借りまくって、iPodに落としています。

 一旦本を自宅に運び、すぐに地下鉄に乗って神楽坂へ。今日はお客様おすすめのフレンチレストランでランチを!暑い中、汗だくで軽子坂を登った先のレストランは、運良く席が空いていて楽しみにしていたランチをいただくことが出来ました。今日のメニューは、私『前菜の盛り合わせ』『スズキのポワレ、ブイヤベースソース』『ココナツのブラマンジェ』、河村『クスクスのサラダ』』『スズキのポワレ、ブイヤベースソース』『苺のパルフェ(苺のアイスクリームとマンゴーのソルベ)』。どのメニューも美味しかったのですが、特に『スズキのポワレ、ブイヤベースソース』が美味しくて、「あの時楽しかったよね?」と、昔アルルで食べたブイヤベースを思い出しました。当然のごとく、お昼からワインをいただいてご機嫌な私達。お腹いっぱいで「苦しいよう。」と言い合いながら神楽坂を散策。

 神楽坂も昔の雰囲気そのままに、ちょっと脇道にはいると石畳の細い路地があったり、しもた屋風のおうちがあったり、都会の真ん中にいるとは思えない場所ですね。不動屋さんの店先で、「今度は神楽坂に住むのも面白いかも。」なんて話しながら物件をチェック。(銀座へも地下鉄一本で行けますしね。)もう一軒、こちらもお客様おすすめの古い喫茶店「トンボロ」まで足を運んだのですが、お腹いっぱいの私達はもう一軒喫茶店に入る元気が無く、坂を下りて地下鉄でホームタウンの人形町へと帰ったのでした。

 人形町に帰ってきたのはまだ午後4時前。いつもは足を運ぶことの出来ない大きな八百屋さん(人形町には個人経営の八百屋さんがまだ何軒かあるのです。スーパーではない、いわゆる「八百屋さん」を見たのは何十年振りのような気がします。最初に見たときにはびっくりしました。でも、スーパーよりもずっと品揃えが良くて新鮮。唯一の難点は閉店時間が早いことです。)で、美味しそうな果物をいっぱい買い込んで帰ってきました。

 まだまだ夕刻まで時間があります。あまりの暑さに私は思わず住まいの裏、徒歩2分の場所にある銭湯「世界湯」さんへ。またここでも、全くの他人同士にもかかわらず(どうやら彼女たちは今日初めて銭湯で出会ったらしい。)背中を流し合うおばちゃん達にびっくりさせられながら、のびのび湯船に。都会のはずの東京なのに、私の行くところは下町なせいか、どうしてか都会とは思えないことばかり。それはそれで新鮮です。

 そして、銭湯から帰ったホカホカの身体で、お客様からいただいた美味しいデメルのスティックパイをおつまみに、またもや「大人のカキ氷」を食べ、のんびり。(あら~。今日は「酒浸り」ですわね。)今日は暑い一日でしたが、朝から図書館で好きな本を借り、神楽坂で美味しいランチをいただき、夕方から大きな銭湯のお風呂に入ってすっきり!なんともスペシャルなお休みでした。

     20110810b

 ちょっと脇道にはいるとこの通り石畳の小径が。どこか地方都市に迷い込んだみたいです。

     20110810a

 吊下げられたほうずきも風情があります。

     20110810c

 木造家屋に鉢植え。なんだか「昭和」な雰囲気でしたよ。また涼しくなったらゆっくり散策したいです。 

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小川町「竹むら」へ

2011-07-06 | お江戸散歩

 今日は週に一度のお休みの日!私も河村も、昨日から、「明日はどうする?どこ行く?」とソワソワ。今日は午前中だけ仕事をしにお店に出掛けたものの、午後には人形町の自宅へ一度帰ったのち、地下鉄で小川町へ出掛けました。

 小川町に何があるって?。「酒好き」の私と違って、下戸の河村は和菓子が大好物。今日は河村がなにやら前から行きたがっていた甘味処「竹むら」へ。浜町から地下鉄に乗って、あっという間に小川町に到着。炎天下の中、麦わら帽子に日傘、サングラスの重装備でトコトコ歩くと程近い場所に目的のお店はありました。

 どうやらこの辺りも東京大空襲で焼けていない場所が点々と残っている様子。こんな古い歯科医院も発見!ここ山本歯科医院は国登録有形文化財。洗い出しの壁面に看板の「歯科醫院」の文字も凄い!この画像だけではよく分かりませんが、金属製のドアプレートも可愛いかったです。

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 そしてこちらが目的の竹むら。昭和五年築、入母屋造り木造三階建てのこちらも都の歴史的建造物なのだそう。

20110706a

 近づいてご覧ただきましょう。

     20110706b

 ね、いい感じでしょう?引き戸をガラガラっと音をたてて足を踏み入れると、木造のなんとも懐かしい雰囲気。甘味処はこうでなくては!今日はふたりとも宇治金時の氷を。宇治の苦みが美味しくて、すっかり身体も冷えてほっとひと息。その後出していただいた熱い緑茶が、冷たいものの後でとても美味しかったです。この佇まい、ほっとします。この近くにやはり戦災を免れたお蕎麦屋さんや料亭などがあるので、お昼にお蕎麦をいただいてからここで甘味で〆る、というのも良いかもしれません。

 竹むらを出ると、今度は河村も私も以前から興味津々だったニコライ堂へ。幽霊坂や紅梅坂(地図で「幽霊坂」の文字を見つけたときには思わず笑ってしまいました。)と坂道が続く起伏のあるこのあたり、さほど遠い訳ではないのに、ニコライ堂に着いたときにはさっき氷で涼をとったのもどこへやら、汗だくでした。

     20110706c

 このニコライ堂、正しくは「東京復活大聖堂」というのですね。1891年の竣工ですから、東京では結構古い建築の部類ではないでしょうか。ジョサイヤ・コンドルがかかわっていたこともこのたび初めて知りました。僅かな献金が必要ですが、内部も見せていただくとステンドグラスも壁画も美しく、まるでヨーロッパの教会を訪れたような錯覚に陥りました。

 時代の先端を行く大都会のはずなのに、こんな古い物があちこちにある東京って、本当に不思議!次のお江戸散歩はどこに行きましょうか。

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小伝馬町「紅」へ

2011-06-21 | お江戸散歩

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 昨晩、ようやく慣れてきた東京の自宅へ元気に戻ったものの、今朝起きてみると、そこが住み慣れた名古屋ではないことがひしひし淋しく思われて、しょんぼりしていると…河村の提案で、お仕事前に、私達が住む人形町の隣町、小伝馬町の古民家カフェへランチに出掛けました。

 人形町の自宅から自転車で10分程度、地下鉄でもひと駅隣の小伝馬町まではあっという間です。そこ「紅(もみ)」は、入口からして表通りに面していない隠れ家的なカフェ。細い路地を入り、ガラガラッと引き戸を開けて入った空間は、正に「昭和」な雰囲気です。畳敷きの感触も懐かしい、小さな中庭の見えるお部屋。名古屋でよく行っていたやはり近所の古民家カフェ、庭園ギャラリー「いち倫」をもっとこぢんまりした感じです。

 今日は、私が和風な感じのラタトゥーユ、河村が鶏肉とお豆腐のハンバーグのランチをいただきました。五分ツキのごはんに野菜をたっぷり使った身体に良いお食事。薄口の味付けも私達の好みです。ほっとする空間と美味しい食べ物に癒されて、すっかり元気になって仕事に行くことが出来ました。この「紅(もみ)」、疲れているときには特におすすめかも。ひとりで庭を眺めながら、のんびりお茶するのも良いかもしれませんね。

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