ポワンドローズとデュシェスがミックスされた美しい襟。当時、どんな貴婦人が着けたのでしょうね。
今日も来週からのプランタン銀座アンティークバザールのため、サロンで終日新入荷のお手入れ。そんな中、この美しいレースの大振りな襟にアイロンを当てていて、ふと森茉莉のエッセイを思い出しました。
森茉莉が子供の頃、父森鴎外はグリム童話でよく知られている「白雪姫」を「雪白姫」と呼ばせていたとか。なんとなく「雪白姫」の方が、雪のように肌の白いお姫様の様子が想像できるような気がします。
グリム童話がいったいいつの頃のお話なのか定かではありませんが、もし「雪白姫」が身に着けるのだったら、こんなレースの襟だったのかもしれないな、と思いながらアイロンを置きました。
「買付け日記」公開しました！少しずつUPの予定です。