さかざきが綴る「アンティークな日々」

アンティークディーラーさかざきがアンティークのこと、日常のことを綴っています。

お待たせしました。

2006-10-13 | 

 長らくお待たせしました。プランタン銀座終了後、翌日は信州へ。東京で10日以上過ごした疲れもそのまま、信州の温泉で一泊し、身も心も癒してきました。(笑)

 思えば、8月末から買付けに出て一ヶ月半。買付けから戻って翌週から関西のフェアで、それが終わるとすぐにプランタン銀座のフェア、としばらく自宅から離れて留守がちな日々を送ってきました。日頃、「どんなところでも眠れるよ!」と言っていても、やはり長く続く出張先でのホテル住まいではゆったりと心からくつろぐことも出来ず、プランタン銀座フェアも終盤には、疲れが蓄積してきたのか(?)昼間でも常に眠くてたまらず…、という訳で今回はちょっぴり信州の休日を味わってきました。

 とは言っても、急遽宿泊先の温泉を決めたのは、前日の午後10時過ぎ。河村が持ってきたガイドブックとインターネットを頼りに、中央高速で名古屋へ帰る際の帰り道にある場所、ということでしごく安易に行き先を安曇野の温泉に決めました。

 この急遽決まった安曇野の温泉、東京からも名古屋からもちょうど中間だったうえ、爽やかな空気に松本の街並みを一望できる高台のロケーションも良ければ、ツルツルのお湯で、もう極楽の心地!やみつきになりそうです。

 さて、翌日は安曇野の碌山美術館と松本の旧開智学校、そして諏訪にある別名「千人風呂」と呼ばれる洋風建築の温泉施設片倉館へ洋風建築探訪。それぞれの様子は、画像と共にどうぞ。

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蔦の絡まる煉瓦造りの建物、「森の中にひっそりと立つ教会」という風情の碌山美術館。実は、ウン十年前、私は学生時代にも訪れたことがあったのですが、そんな時間の経過を感じさせないような佇まいでした。

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美術館のすぐ横にある井戸では、安曇野の清らかな水を味わうことも出来ます。

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井戸のかたわらに置かれていた金属製のカップ。“ROKUZAN”の文字とタンポポの柄に心和みます。

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秀明菊は秋の訪れを感じさせます。これも碌山美術館で。

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思わず買ってしまった碌山美術館を模した小さなテラコッタ。実はこれ、土鈴になっいて音が鳴るのですよ。洗練されたフランスアンティークも大好きなのですが、こうしたテラコッタのクラフトぽい風合いも好きなのです。

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1880年に建てられた松本の旧開智学校。当時の人々の教育にかける熱意が伝わってくる建物です。こうした古い洋風建築は明治村で見慣れているのですが、ここは内部も公開されているので、教室から教室へと見て回ることが出来ます。

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よくよく見ると和風と洋風を合わせた擬洋風であることが分かります。「開智学校」の看板を持つエンジェルは、河村曰く「お相撲さん風」。その下にはなんと竜の彫り物も!

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こちらは諏訪湖畔にある片倉館。片倉財閥の2代目によって、地域住民のための文化・福祉施設として昭和3年に建てられた洋風建築の温泉施設です。80年近くたった現在でも、この地域では気軽に入りに行くことの出来る温泉として愛されているようです。

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裏側から見た建物。タイルを貼った凝った作りの洋風建築、ステンドグラスの美しい浴場内部の写真も撮りたかったのですが、入浴中の方々がいたため断念。

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2階の大広間へと向かう廻り階段。高い天井と木をふんだんに使った内装も昔のままです。20061013o_2

凝った作りの柱の装飾。どんなところかと思いきや、ここは温泉から出た後にくつろぐための大広間なのです。この柱の飾りの下では、温泉に浸かった人が思い思いに寝そべったり、座布団に座ったり、と何とも和風な風景でした。

 こんな感じの信州ひと休みの旅。子供の頃から何度か信州に来たことのある私は、なんだか懐かしい気持ち。関西出身ですが長く九州にいた河村にとっては初めての信州になりました。

*「買付け日記」公開しました!

今回の買付けの様子を公開!少しずつ更新の予定です。エンジェルのコレクションの買付けの様子を覗いてみませんか?長らくひと休みしていましたが、近日中に完結できるよう頑張ります!

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