さかざきが綴る「アンティークな日々」

アンティークディーラーさかざきがアンティークのこと、日常のことを綴っています。

小川町「竹むら」へ

2011-07-06 | お江戸散歩

 今日は週に一度のお休みの日!私も河村も、昨日から、「明日はどうする?どこ行く?」とソワソワ。今日は午前中だけ仕事をしにお店に出掛けたものの、午後には人形町の自宅へ一度帰ったのち、地下鉄で小川町へ出掛けました。

 小川町に何があるって?。「酒好き」の私と違って、下戸の河村は和菓子が大好物。今日は河村がなにやら前から行きたがっていた甘味処「竹むら」へ。浜町から地下鉄に乗って、あっという間に小川町に到着。炎天下の中、麦わら帽子に日傘、サングラスの重装備でトコトコ歩くと程近い場所に目的のお店はありました。

 どうやらこの辺りも東京大空襲で焼けていない場所が点々と残っている様子。こんな古い歯科医院も発見!ここ山本歯科医院は国登録有形文化財。洗い出しの壁面に看板の「歯科醫院」の文字も凄い!この画像だけではよく分かりませんが、金属製のドアプレートも可愛いかったです。

     20110706d

 そしてこちらが目的の竹むら。昭和五年築、入母屋造り木造三階建てのこちらも都の歴史的建造物なのだそう。

20110706a

 近づいてご覧ただきましょう。

     20110706b

 ね、いい感じでしょう?引き戸をガラガラっと音をたてて足を踏み入れると、木造のなんとも懐かしい雰囲気。甘味処はこうでなくては!今日はふたりとも宇治金時の氷を。宇治の苦みが美味しくて、すっかり身体も冷えてほっとひと息。その後出していただいた熱い緑茶が、冷たいものの後でとても美味しかったです。この佇まい、ほっとします。この近くにやはり戦災を免れたお蕎麦屋さんや料亭などがあるので、お昼にお蕎麦をいただいてからここで甘味で〆る、というのも良いかもしれません。

 竹むらを出ると、今度は河村も私も以前から興味津々だったニコライ堂へ。幽霊坂や紅梅坂(地図で「幽霊坂」の文字を見つけたときには思わず笑ってしまいました。)と坂道が続く起伏のあるこのあたり、さほど遠い訳ではないのに、ニコライ堂に着いたときにはさっき氷で涼をとったのもどこへやら、汗だくでした。

     20110706c

 このニコライ堂、正しくは「東京復活大聖堂」というのですね。1891年の竣工ですから、東京では結構古い建築の部類ではないでしょうか。ジョサイヤ・コンドルがかかわっていたこともこのたび初めて知りました。僅かな献金が必要ですが、内部も見せていただくとステンドグラスも壁画も美しく、まるでヨーロッパの教会を訪れたような錯覚に陥りました。

 時代の先端を行く大都会のはずなのに、こんな古い物があちこちにある東京って、本当に不思議!次のお江戸散歩はどこに行きましょうか。

Laceを更新しました!

Jewelleryを更新しました!

「買付け日記」を更新しました!

「“実録”お店の出来るまで」を更新しました!