もうすぐお雛様ですね。実家の母は、私が生まれたときに祖父が用意したというガラスケースに入ったお雛様を一年中床の間に飾っています。一年中ではなくても良いので、私もお雛様をお店に飾りたくて最近気にしていたのですが…。私が欲しいのは古いお雛様とお内裏様のペア、ですが自分が気に入るお顔のものとはなかなか巡り会うことが出来ません。
仕方なく手に入れたのがこちら。人形町の自宅のご近所、老舗の和菓子屋さん壽堂のつづらに入った雛菓子です。(黄金芋で有名な壽堂ですが、いつもウィンドウには季節感のある干菓子が並んでいるので、前を通ると必ずウィンドウを覗いてしまいます。)このつづら、長さが7cmと可愛らしい手の平サイズ。なんでも特注で作らせたのですって。しかも、「来年、つづらを持って来ていただければお菓子を詰めさせていただきますよ。」と声をかけられ、また来年が楽しみになってきました。
そんな訳で、お店にはお雛様の代わりにただいまこのお菓子を飾っています。またいつの日か、すぐでなくても良いので(その方が待つ楽しみがあります。)、本当のお雛様に出会える日がくれば嬉しいです。