「買付け日記」もいよいよリヨンへ。今回買付けの折に訪れたリヨンの織物博物館、いつものようにミュージアムショップで、何か参考になる資料がないかと長い時間かけて物色したのですが、どうもピンとくるものがなく、土砂降りの中歩き回ってテンションが下がっていたこともあり、結局何の資料も手に入れぬまま帰ってきてしまいました。
帰国後、何気なく自分の持っている書籍を眺めていたら…あるではありませんか！なんと日本語で書いてある素晴らしい資料が！（アンティークの資料で日本語で書いてある物は数少なく、思わず小躍りしてしまいました！笑）その名も「フランス絹織物-王朝芸術の精華 : リヨン織物美術館コレクション(18世紀-20世紀)」。こちらは1996年にリヨン織物博物館のコレクションが日本を巡回した際のカタログ。日本にリヨン織物博物館コレクションが来たこともあったのですね。
中を眺めると、実際に博物館で見たどのカタログよりも図版が大きくて綺麗！何より日本語の説明に感激！しかも今までその存在をすっかり忘れていたとは！しかも、いったいどうやって手に入れたのかも思い出せない…。（汗）
こちらは残念ながらamazonでは購入出来ませんが、古本屋サイトなどでしたら見つかるかも。まずはお店にいらした折に中をご覧になって下さい。（自分ではLibraryのページに掲載していたつもりだったのですが、こちらは掲載しておりません。amazon内を探してみましたが取り扱いがないようです。）
このカタログを見ながら博物館で見てきた展示品を思いを馳せ、膨大な文章を翻訳してくれた翻訳者の方に感謝しながらページをめくっています。