オフの一日
2016-02-02 | 旅
三日間びっしり仕事をした後は、パリでオフの一日。今日は、ちょっぴり仕事を挟みつつ、美術館に行ったり、お買い物をして過ごしました。
まずは16区のコスチュームの美術館ガリエラ宮へ。こちらでは、ただいまファッションと文学をテーマにした展覧会、「見出されたモード（La Mode retrouvée）」が開催中。マルセル・プルーストの『失われた時を求めて』に登場するゲルマント公爵夫人のモデル、グレフュール伯爵夫人のワードローブが公開されています。
19世紀末から1930年代まで、それまでのコルセットを着けてS字のラインを強調したスタイルから、オリエンタルな雰囲気たっぷりのアール・デコのドレス、ランバンなどのデザイナーによるドレス等、衣装の形が大きく変わっていく様が確認出来て興味深かったです。ただ、こちらは撮影禁止。写真を撮ることが出来なかった事が、とても残念でした。
さて、こちらは番外編。最近では買付け中に、滅多に自分のお買い物をする事が無かったのですが、今回はSOLDESゆえ別。何を隠そう実は手袋フェチな私、何年か前にヴェネチアに行った折、素敵な手袋専門店を見つけたものの、河村から「沢山持っているでしょう？」と断固阻止され買うことを許されなかった革手袋。その時のお店がパリに、しかも近所のサンジェルマン・デ・プレにあることを知り、リベンジに出掛けました。
今日選んだのは、ずっと昔にパリで購入したシルクベルベットのストールに合わせたモーヴの手袋ふたつ。まるで天の助けのような、まさかの日本人ムッシュウによるきめ細かな接客により、バッチリ好みのものを入手！しかもセール価格！普段、買付けに来ても自分の買い物にはまったく情熱のない私ですが、今日ばかりは珍しく盛り上がってしまいました。
明日は夕方からロンドンへユーロスターで向かいます。
