雲仙観光ホテルは上高地帝国ホテルにも似た山小屋風のリゾートホテル。昭和10年開業です。
今日は朝、門司港をあとにし、熊本に住む河村の母に会うために、高速道路を一路南下。200キロ近くを車で走り抜けます。
義母に会うのは、昨年6月に一緒に名古屋から金沢へ旅行をして以来です。このところ寒いこともあって、少し元気がないのが心配です。今日は熊本の繁華街で待ち合せ、一緒にお昼ご飯を食べました。義母は思ったより元気、実際に顔を見て少し安心しました。義母も久し振りに会えて嬉しそうです。名古屋と熊本に離れて暮らしてはいますが、いつまでも心身共に元気でいてくれることを願ってやみません。今年こそ、買付けの折に一緒にヨーロッパ旅行をする約束をして別れました。
その後は、雲仙へ向うために熊本港へ向います。熊本港からはフェリーに乗り一時間、島原港へ。こちらにきて思ったことですが、九州は本当に暖か。あの名古屋の寒かったことがうそのようです。
さて、いよいよ楽しみにしていた「雲仙観光ホテル」へ。島原港から国道へ入ると…見えてきました雲仙の山々が。そのまましばらく山の中の峠道を走った先に雲仙温泉の温泉町がありました。「雲仙観光ホテル」の看板を目印に、小道へはいると、ありました!ありました!山小屋風の木をふんだんに使ったとても可愛らしいホテルです。今まで泊まったことのある同じクラシックホテル、六甲山ホテルや上高地帝国ホテルにもよく似たシャレー風の建物です。
中へ入ってまた感激!古い建物なのに、よく手入れがされていて、とても良い雰囲気。元の雰囲気を壊さない程度に改装された可愛いお部屋で、バルコニーにも出ることが出来ます。小さなホテルなので、スタッフもアットホームな暖かみのある接客です。今まで泊まったクラシックホテルの中では「イチオシ!」という感じで、河村共々、「やっぱり来て良かったね~。」と頷き合いました。
ホテルの内部は、木造の梁が使われ、クラフトマンシップ溢れる感じ。そこここに置かれている家具も、当時のものらしくクラシックな木彫の椅子が目につきます。1階ロビーを飾る照明器具も開業当時の“天然”アンティークです。
暗くて少し分かりにくいですが、唐草模様をかたどった照明器具。思わず、様々な意匠を求めてホテルの中を探索してしまいました。
こちらも階段踊り場の照明器具。天井の木の梁と古風な照明が懐かしい雰囲気です。
こちらはお部屋のバスルーム。温泉もあるのですが、グリーンとホワイトを基調にしたタイル張り、猫足のバスタブ、今まで泊まってきた数々のホテルの中で一番チャーミングなバスルームでした。
天井の高い素敵なダイニングで美味しいフレ ンチを食べ、温泉にも浸かり…年末年始も休む間もなく働きづめだったことも忘れ、「こんな幸せってないかも。」と思いながら明日は長崎へ。「雲仙観光ホテル」、おすすめです!