今回の買付けで楽しみにしていたことのひとつ。それは久々のオペラ・バスティーユでのバレエ鑑賞。実は買付けの度、何か良いオペラやバレエの演目がないかオペラ座のサイトをチェックしていたのですが、近年パリのオペラ座はコンテンポラリーや、古典でも現代風にアレンジした作品(衣装や舞台装置が簡素なのです。)が大半で、本当に古典的な演目が少なく、あればすぐにSold out。(やはり皆そういう演目が見たいのですね。)
今回の演目は「ドン・キホーテ」。元々、私が滞在中は全席Sold outだったのですが、後日、たまたま一席だけ空きが出たのを見つけて、すかさずオーダー。思いがけず良い席を手に入れることが出来ました。
キトリ役の韓国人ダンサー、パク・セウンは空気のように軽く華奢で可憐。パートナーのポール・マルクは華やかさと抜群の安定感。舞台は夢の世界で、まるで美しい絵巻物を見ているようでした。やはり生のオーケストラも心踊りますね。カーテンコールはアンコールの連続で、最後は皆スタンディングオベーション!観客の暖かい拍手も印象的でした。
まさにバレエは身体表現の超絶技巧!これもまた一期一会。「これからもこのような機会は逃してはならない!」と心に誓ったのでした。
坂崎は買付け中ですが、銀座奧野ビルのショップはただいま通常営業中です。お近くにお越しの際にはどうぞお立ち寄り下さい。