さかざきが綴る「アンティークな日々」

アンティークディーラーさかざきがアンティークのこと、日常のことを綴っています。

コナフキン

2009-09-14 | 

 相変わらず顔がガサガサ粉ふき状態のコナフキン坂崎です。今日も河村に、「おまえ、顔大丈夫か!?」と心配されるほどの粉ふき顔。普段日本では全く肌のトラブルは無いのですが、こちらに来ると乾燥した空気と石灰分の多い水にやられて必ずガサガサの粉ふき状態、見るも哀れな顔になってしまいます。

 こちらに長く住んでいる日本女性の方々は拭き取りだけで洗顔をしないとか、エビアンで顔を洗う(!)と聞きますが、ほんの数日間辛抱の私はバシャバシャお湯で洗ってコナフキンになっています。今日は、「毒を食らわば皿まで」と、思わずカサカサの顔にグリグリとメンソレータムの薬用リップクリームを塗ってみましたら、これがなかなかいい感じ。少しスースーするものの、カサカサが少し解消したかも。

 そんな中、今日は空いた時間に普段歩くことのないシャンゼリゼはモンテーニュ通りにある老舗の香水店キャロンに足を運びました。大きな量り売りの香水瓶が並ぶキャロンは大人の雰囲気。香水は選びませんでしたが、アンティークでは何度か扱ってきた鳥の羽のパフを今日は自分のために手に入れました。素敵だったお店の様子は、また帰りましたら画像と共にお知らせいたしますね。

 さて明日はベルギーへ早朝から出掛けます。パリを脱出して出掛けるのもまた楽しみです。

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やばいお話

2009-09-13 | 

 電卓だとか、カッターだとか、懐中電灯だとか(これって、朝早くから買付けする私達の冬の買い付けの必需品なのです。)毎度何かしら日本に忘れ物をしてくるのですが、今回は完璧!何も忘れ物無し、と思っていたところが…やはりありました。それはお化粧を落とすクレンジング。

 仕方なく石けんで二度洗っていたのですが、どんどん顔がカサカサに。河村からは、「コナフキン(ムーミンに出てくるスナフキンではありませんよ。)」と呼ばれるようになり、仕方なくスーパーで購入することに。

 目的のブツはすぐに見つかると思っていたのですが、これが意外と大変!フランス語で書いてあるのはもちろんですが、日本とは容器がまったく違っていたり、案外分からないものなのです。しばし化粧品コーナーで物色すること15分。フランス語はもちろん、ドイツ語、オランダ語、そしてアラビア語(!)では説明書きがあっても、英語では書いていない!「多分これに違いない。」と手にしたのは丸いプラスティック容器。背の低い、いかにも「コールドクリーム」といった感じの瓶。普段、コールドクリームなんて使ったことがないけれど、お化粧落としならきっと使えるはず、と選びました。

 念のため、近くでお買い物中のマダムに、「失礼ですが、これってお化粧を落とせますか?」と聞いたところ、親切なマダムは「え?お化粧?これは脱毛剤よ!!」と苦笑しながら教えてくれ、ついでに「オイルとクリームとどちらが良いの?ハイ、これがお化粧落とし。」と二種類選んでくれました。

 やばかった~!!もう少しで眉毛がなくなってしまうところだった~!それどころか、そんな物を顔に塗ったらと思うと、なんと恐ろしい。結局、マダムのすすめるがまま、乳液状の物を手に入れたのですが、使ってみるとどうもクレンジングというよりも乳液そのもののような気もする。案外、フランスでは乳液状のクレンジングは一般的ではなく、乳液そのものを使っているのかも?それにしても眉毛がなくならなくて本当に良かった~!

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パリです!

2009-09-11 | 

 買付けも今日で三日目、無事フランスに到着しております。なぜ今まで音沙汰無しだったかというと…インターネット無料をウリにしているホテル(フランスではまだまだホテルのインターネットの回線使用が有料の所が普通です。)のはずなのに、回線の不具合のためどうやってもつなぐことが出来ず、滞在三日目にしてやっとインターネットに接続成功!「出来るはずのことが出来ない。」こんなことはフランスではよくあること。今日やっとインターネットを使うことが出来て、「凄い!使えるじゃん。」なんて感動しています。

 今日は終日パリで買付けをしましたが、昨日は早朝から一日がかりでノルマンディーへ。フェアの会場で、親しくさせていただいている日本のアンティークディーラー、ブロカントAのアツコさんとバッタリ出会い、そのまま三人一緒に街に出て、美味しいガレット(そば粉の入っているクレープ)のお昼ごはん。昨日は可愛いものが色々仕入れられてご機嫌、ガレットとシードルも美味しかったです!

 明日はまたパリを縦横無尽に買付けに動き回る忙しい日になりそう。また回線に接続出来ればブログを更新しますね。

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もう一回、行ってきます!

2009-09-09 | 

 今回は早々に前日の午後10時から準備を始めただけあって、その日のうちに完了!私達の荷物は全部でスーツケース三つ、それにプラス機内で寛ぐためのそれぞれの大きなバッグ。中には、文庫本何冊か、あられ(あられは日本人アンティークディーラーの買付けの友!)、のど飴、買付け用の小さいパソコン、最近お気に入りの蒸気の出るアイマスク、機内用の空気枕やスリッパ、ついでに先日東京でお友達のディーラーにいただいた老舗のかりんとう(←もの凄く美味しい!)も詰めました。これって海外に行くというよりも、我が家のリビングがそのまま引っ越ししたよう。海外といっても、機内で十数時間も過ごすのですから「出来るだけ普段と同じように寛ぐ」というのが我が家のポリシー(?)です。

 冬物をしまってあった衣装ケースから暖かい服も出して詰めたし、ジャケットもコートも入れて準備万端!(河村なんて、靴クリームまで入れていました。)さぁ、今度こそ、行ってきます!

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行ってきます!

2009-09-08 | 

20090908

 いよいよ明日から買付け。体調も元に戻り、万全の体制です!ただ、気がかりなのは現地の気候。前回7月のパリでも肌寒い日があったということは、もう9月はすっかり秋。向こうのディーラーからも「暖かい服を持ってきてね。」と言われているし、調べてみると先週のパリでは最低気温が7℃(!)だった日も。それって秋じゃなくてもう冬じゃん!

 今回はノルマンディーで開催されるフェアやベルギーまで足を伸ばすため、薄手のコートやショールは必須。他にどんな服を持って行こうか、「まだセーターは必要ないよね?」なんて、毎度のことながら河村と頭を悩ませています。なにより、温度調節が出来る服装が一番。あ、帽子も持って行った方が良いかな。

 また向こうでインターネット環境が整えば、このブログを更新できる日があるかもしれません。それでは行ってきま~す!

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復活!

2009-09-07 | 日常生活

 健康なだけが取り柄の癖にちょっぴり弱っていた坂崎ですが、おとといの土曜日と昨日の日曜日、自宅でグータラ過ごしたお陰でやっと復活!水曜日から買付けに行くこともあり、やることも山積み、これ以上「病人のフリ」をしている訳にもいかず(普段、あまりに丈夫なせいか、ほんのちょっとの微熱でも気分は「大病人」になってしまうのです。笑)今日から仕事に復帰しています。

 今回の買付けはパリから入り、すぐ翌日には早朝から地方のフェアへ、翌週にはベルギーへ一泊旅行(旅行と行っても買付けですよ!)、パリに戻った翌朝はユーロスターでロンドンへ。その翌日はまたイギリスの地方のフェアへ。現地アウトはロンドンから。という訳で、今回の買付けは、前回ニースで遊びほうけていたのが嘘のように盛り沢山の内容、気合いもバッチリです!(あぁ、あの楽しかったニースにまた遊びに行きたい…。)

 フランス、ベルギー、イギリスのそれぞれいつもお世話になっているディーラーにもアポイントの連絡を入れたし(これが毎回頭痛のタネ、やり始めればすぐなのに、なかなかやる気にならないのです。)、今日は両替も済まし、ヤレヤレといったところ。明日は残った仕事を片付け、いよいよ明後日から買付けです!

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ついにダウン

2009-09-05 | 日常生活

200905

 東京出張から戻り、やっと長かった夏のお仕事も終わりほっとしたからでしょうか、ついに今日は喉の痛みと微熱が出てダウン。しばらく不特定多数の人が集まるデパートのお仕事をしたこともあり、「まさか新型インフルエンザでは?」と不安になり、朝から近くの病院へ。お陰様でインフルエンザではないようですが、お馴染みの女医さんは「少しお疲れでは?」とひと言。大した病という訳ではけっしてないのですが、今日は一日中ベッドの中で過ごしました。これがまたいくらでも眠れるから不思議!やっぱり自分の家のベッドって最高です!

 思えば、昨日からなんだか少し身体がだるくてヘンだった私、きっと長らく続いたお仕事がひと段落してほっとしたのでしょうね。でも、来週水曜日からは買付けに行く予定で、本当はそれまでに間に、河村と共に夏休みの小旅行に出かける予定だったのですが、それはちょっと無理かなぁ。

 買付け前にしなければ行けない沢山の事柄もあるし、早く「しゃっきり」したいです。明日からの復帰を目指し今日は早く寝ます。おやすみなさい。

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きゃ~!!メールが、メールが!

2009-09-04 | 日常生活

 ようやく名古屋の自宅に帰ってきて、ほっと一息といきたいところですが…実は東京滞在の最終日、大変なことをやらかしてしまったのです!!というのも、昨日の朝、ホテルでメールチェックをしている最中のこと、河村の「コーヒーを淹れるからポットの電源入れて。」と何気なく言われたとおり、それまでコンセントに差してあったパソコンの電源を抜き、ポットの電源に差し替えたところ…。最近、私のパソコンはバッテリーがお陀仏になってしまい、電源のみでしか動かなくなっていたのですが、その時も電源を引き抜くと共に、当然パソコンの電源も落ちてしまいました。その後再び電源を入れて再起動したものの、メールソフトに入っていた沢山の受信メールと送信済みメールがまったく表示せず、どこかへ吹っ飛んでいってしまったのです!!(その他のフォルダに入っていたメールは無事でした。)

 確かに受信トレイの中には、そのまま何千通も受信メールを入れっぱなしにしていた私が悪いのですが、しょちゅう、以前お客様からいただいたメールを検索して調べたりするため、受信メールがすべて消えてしまうのは大災難!!一応、受信したメールは、すべて携帯のメールアドレスへ転送するようにしているものの、バックアップできるメールはここ最近のものだけです。昨晩は午前0時過ぎに自宅に帰ってからも、インターネットを駆使して様々なことを試みてみたものの、どうしても復旧せず。“Outlook”のフォルダの中に「受信トレイ」と「送信済みトレイ」のアイコンを発見して、拡張子を変えてみたり色々してみてもやっぱりダメ。仕方なく、今日は朝から最後の砦「ソニーバイオカスタマーサポート」にお電話。

 今まで何度かお世話になったことのある「ソニーバイオカスタマーサポート」ですが、最近有料になったらしく、クレジットカードナンバーを登録しないと先に進まない仕組みになっています。ですが、「そんなこと言っていられるか!」という状況の私は、「とにかくメールを復活させないと!」と有料サポートをお願いしました。が、長い時間かかってオペレーターの方の言うとおりにパソコンを設定してみてもやっぱりダメ。オペレーターの方は「受信トレイのフォルダが破損して上手く起動しないようです。やはりメールはすべて無理ですね。」という悲しい宣告。しかも有料!仕方なく電話を切りました。

 その後、“Outlook”のフォルダの中に入っていた「受信トレイ」と「送信済みトレイ」のアイコンに未練のあった私は、もう一度インターネットを駆使して再チャレンジ。すると、「受信トレイ」と「送信済みトレイ」の“dbx”という形式のファイルをeml形式の一通一通のメールに変換するソフトというのをみつけ、早速ダウンロードし、変換してみると…消えてしまったメール一通一通が出てくるではありませんか!?長い時間を掛けてこの変換を行い、さらに出てきたメールをメールソフトに移すと、「みんな復活してる!!(涙)」 受信トレイ、送信済みトレイともども、消えてしまったメールを無事救い出すことが出来ました。あぁ、良かった!本当に良かった!

 さて、メールは復活したものの、どちらにしてもこのお陀仏のバッテリーを交換しなくてはいけません。カスタマーサポートの方の言うことには、「修理扱い」になり、修理金額はだいたい¥39,000、修理期間は二週間程度かかるのだとか。メールは復活したものの、いつ修理に出すか非常に悩めるのでした。う~ん、どうしよう。

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行ってきました!!

2009-09-03 | アンティーク

20090903

 今日は懸案のラリック展へ行ってきました!!このラリック展は6月から開催していて、度々東京に足を運ぶ私達は、前々から行こう行こうと思っていたのに、仲良しのラリックを専門に扱うディーラーさんからチケットもいただいていたというのに、来週月曜日の閉幕直前になってやっと行くことが出来ました。

 そういう今日も、昼過ぎまでいつもお世話になっている銀座アンティークギャラリーにお邪魔して楽しく世間話などして、その後、銀座でゆっくりお昼を食べ、午後3時過ぎにようやく銀座を出発。美術館は午後6時までやっているから大丈夫!なんてゆっくり構えて出掛けたのですが…。

 まずナビを頼りに、車で会場の国立新美術館まで行ったのですが、けっして銀座から遠い場所ではないにもかかわらず、慣れない東京の起伏に富んだ細い道にギブアップ。クネクネ、クネクネ走れども、なかなか着かず。やっとの思いで到着し、近くにパーキングを見つけ、ようやく美術館へ到着しました。(この時点で既に午後4時過ぎ。)

 会場に入ると、小さなジュエリーを見るのに沢山の人が行列を作っていて、今更ながらびっくり!東京って、本当に沢山人がいるのですね。実は、一昨年パリのリュクサンブール美術館でラリックのジュエリー展を見たのですが、その時はアール・ヌーボーの雰囲気溢れるラリックの素晴らしい装身具が沢山集められていたにもかかわらず、さほど込んでいた記憶がなかったため、今回もその時のような会場の雰囲気を想定していたのです。ですが、ラリック専門のディーラーさんが「こんな回顧展はもう日本で開催されることはないだろう。」とおっしゃっていたとおり、ジュエリーあり、ガラスあり、そのガラスもアール・ヌーボーからアール・デコへの変遷が分かるような展示、そして食器に建築、果ては一世を風靡した車のラジエーターキャップとその車まで幅の広いセレクション。ひとつひとつ丁寧に見た私達は、展示の終わり頃にはもうヘトヘト、ぐったり疲れて美術館をあとにしました。

 このオルセー美術館から来たプリカジュールのケシの花のハットピン、それは素敵でしたよ!もし見に行かれたら、是非後側に回って、光を透過させた表情も見てくださいね。

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明日はラリック展

2009-09-02 | 

 ようやく今日でプランタン銀座のフェアも終了、会場にお越しいただきました皆様、ありがとうございました。

 アンティークバザールはまだ会期は続くにもかかわらず、私達は前半で逃げ足早く帰ることになっていたのですが…。会期中、東京にいるうちに絶対行こうと思っていたのに、ラリック展に行けなかった!(ラリック展は来週9月7日まで。プランタンから折を見て、河村とひとりずつ国立新美術館へ行こうと思っていたのです。)ということで、今日の夕方になって、「やっぱり東京にもう一泊しよう!」と急遽予定変更。アンティークバザールの会場から携帯サイトでホテルを予約、またまた銀座のホテルに泊ることになりました。

 そんな訳で、明日は河村と一緒にラリック展へ。ずっと行きたかっただけにとても楽しみ。また行ってきましたら報告しますね。

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