さかざきが綴る「アンティークな日々」

アンティークディーラーさかざきがアンティークのこと、日常のことを綴っています。

エナメルボタンのリング復活!!

2011-07-14 | アンティーク

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 何年か前まで、エナメルボタンを加工して、リングやペンダントトップをお作りしていたことを覚えている方もいらっしゃるかもしれませんね?実は、その当時作って下さっていた職人さんがお亡くなりになり、それ以来作ることが出来なくなってしまっていたのです。

 ですが、このたびグレードアップして復活!!以前のものよりもゴールドを多く使い、高級感いっぱいに戻ってきました!ね?とてもボタンには見えないでしょ?大きなボタンで作っても、小さなボタンで作っても可愛いですよ。

 明日、詳細をホームページにもUPしますが、これまでお断りしていたボタンの加工をお受けすることが出来るようになり、私も嬉しいです。画像はこのたびサンプルで作ってみたもの。こちらのページのBT-57-1のボタンで作ってみました。お好きなボタンでご自身のサイズでお作り出来ますよ!もちろんインターネットの通販でも承りますので、どうぞお気軽にお申し付け下さい。まずは明日、詳細をご覧下さいね。

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新着香水瓶、化粧小物をUPしました!

2011-07-12 | アンティーク

 新着のグッズの中から香水瓶と化粧小物をUP しました!今日も太陽ギラギラの暑い一日でしたが、クリスタルの涼やかな香水瓶をご覧いただいて、一時の涼を感じていただけたら嬉しいです。

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 二羽の鳩が戯れるフロストのストッパーはあまりにも有名。(私は扱ったことがありませんが、一羽の鳩バージョンもあるようですね。でもやっぱり二羽の鳩が素敵だと思います。)ニナ・リッチのレール・デュ・タンです。第二次世界大戦直後ということもあり、この鳩は平和と愛を象徴しているのだとか。モールの入った透明感のあるボトルも美しい名作です。ストッパーが無垢のガラスで出来ているのは古い証拠。(その後のものには、ストッパーに塩ビのカバーが付けられています。)このボトルにひとつの世界を感じるのは私だけでしょうか。

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 このマチャベリのクラウンの形の香水瓶、この形に惹かれて、買付けで目にするとついつい仕入れてしまいます。マチャベリの香水瓶には、同じフォルムでブルーやグリーン、ブラウン、ブラック等などの色違い、サイズ違いがあるのが面白いところ。思わず集めてしまいたくなる香水瓶のひとつです。でも、このクリアがまず基本。まだお持ちでない方は、まずはこちらのクリアなボトルから如何ですか?

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 人気の「トゥールーズのスミレ」の香水瓶とそのペーパーボックスです。この「トゥールーズのスミレ」は何よりデッドストックでまったく使われていない点がポイント。美しい紫色の香水そのものも使われることなく、封を切られていない状態で出てきました。今回この香水をUPするにあたって、トゥールーズ について調べてみましたら、本当に街中スミレにまつわるものでいっぱいのようです。思わず訪ねてみたくなりました。

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 王冠のシルバー細工が付いたアイボリーの小さなパウダーケース。仕入れた際に、フランス人のマダムから「これはComte(伯爵)の紋章だから。」との解説付きで仕入れたこれ。こうしたコロンヌの紋章は、よくハンカチにイニシャルと一緒に刺繍されているので、上に付いたパールの数が多いほど位が高いことは知っていましたが、調べていくとなかなか興味深いですね。 コロンヌはともかく、きっちりねじが切られた精巧なアイボリーの細工にも心惹かれます。

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 つけぼくろなんて、現代の私達にとっては「???」という習慣ですが、当時は「お洒落の仕上げはつけぼくろ!」だったようです。付ける場所によっては「ただいま彼氏募集中!」なんて意味があったというのも面白いですね。このケース、店頭で一部のお客様に「樹脂にビーズ編みです。」と説明してしまったのですが、今回ホームページに掲載するにあたり、よくよく観察してみると…間違っていたことが分かりました。間違ったことを申しまして大変申し訳ありません。ルーペで見ましたら貼り合わせたべっ甲だということが分かりました。(べっ甲は従来薄い素材を貼り合わせて成形します。)という訳で、アンティークらしい素材のアンティークらしいアイテムです。

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 こうしたペーパーパッケージ(実際は金属素材に紙張りなのですが )は、なかなか状態良く出てこないもののひとつ。だって、普通使い終ったら捨ててしまいますものね。元々の持ち主は、子供のお人形遊びをしてイラストが可愛かったから取って置いたのか、それとも自分の子供が小さかった頃に使った記念の品だったのか…。小さな子供にパフパフとタルカムパウダーを付けるシーンまで浮かんでしまう愛らしいアイテムです。

 新入荷のお話ではありませんが、 「“実録!” お店が出来るまで」に面白い画像をUPしてみました。GIF画像なので精度は高くありませんが、思わず遊びで作ってみて自分で喜んでしまいました。よろしかったらご覧下さいね。

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おすすめの一冊

2011-07-11 | アンティーク

20110711_2       (画像は文化学園ホームページよりお借りしました。)

 文化学園の服飾博物館にドレスを見に行ったのはもう一月も前のこと。やっと最近、その時に博物館で購入したドレスのカタログ「ヨーロピアン・モード~18世紀から現代まで~」を開いてじっくり眺めています。本来でしたら、ホームページのLibraryのページにUPしたいところですが、残念ながらこちらは一般の書籍でないためそれはかなわず…。でも文化学園のホームページからは購入できますよ!

 このカタログ、文化学園のドレスコレクションに日本語のキャプションを加えたもの。薄い冊子ではありますが、図版の美しさはもちろん、当時の年表が併記されていてその時代拝背景も掴みやすいですし、何よりも日本語だから分かりやすい!しかも¥800と安い!!

 という訳で、エンジェルコレクションおすすめの一冊です。ドレス好きや生地好きな方には良いかも。興味のある方はどうぞ文化学園のホームページへ。もちろんお店にも現物が置いてありますので、ご覧いただくことが出来ますよ。

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次の更新は…

2011-07-10 | アンティーク

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 今日も暑い一日でしたね。今年はもう梅雨も明けたようですね。7月上旬からこの暑さでいったいこの先どうなってしまうのでしょうか!?

 次の更新の準備を始めております。今回は他のレースは置いておいて、それ以外のアイテムを。「出来るところからぼちぼちと」すすめていく予定です。次の更新は何でしょう?どうぞお楽しみに。

 更新が出来次第「更新のお知らせ」メールをお送りしております。ご希望の方はSign Bookよりご登録下さい。

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「アンティークとロマンティックな手仕事展」開催決定!

2011-07-08 | フェア

 今月末に開催する名古屋でのフェアの詳細が決まりました!(詳しくはこちらのページからご覧いただけます。)

 今回は私達のアンティークの他、染め花Horryの矢野さん、アンティークを素材にしたアクセサリーを作られるarmariumのカンダ チナツさん、タティングレースをはじめとする手芸のAnkiniの竹下直美さん、そしてエッグアートのcraft cafe fivebreathの五味照子さんの4名の方々による作品展となります。どの方もエンジェルコレクションと以前からご縁のある方ばかり、最強のメンバーです。

 この初めての試み、どんな展開になるのか私達もワクワクしています。場所は名古屋・栄の繁華街、足を運んでいただきやすい場所です。名古屋の方はもちろん、遠くの方も是非お出掛け下さい。

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暑いときには海の香り

2011-07-07 | 日常生活

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 毎日暑い日が続いておりますが、今日は七夕。まだまだ夏はこれからが本番です。今日は自宅の暑さを和らげるために、お店をちょっぴり抜け出して三越裏にあるESTEBANへお買い物に。

 お部屋に置くルームフレグランス、マリンノートのギャレ&ディッシュのセットです。昔、名古屋の自宅に置いていたのですが、その時の夏らしい爽やかな香りを思い出して、引っ越してからさほど経っていない、まだ殺風景な我が家に飾りました。

 「海を散歩した夏の思い出。スイカやシトラスを配合したフルーティな地中海ブルーの香り。」と説明にあるように、ふっと薫ると、風に吹かれながら南仏の海岸を歩いた夕べを思い出します。あぁ、また南仏に行きたいな。そんな思いを胸にしました。

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 前回ニースへ行ってからもう二年。ニースの海岸線“Baie des Anges(天使湾)”です。あぁ、コート・ダ・ジュールに行きたいな~!

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小川町「竹むら」へ

2011-07-06 | お江戸散歩

 今日は週に一度のお休みの日!私も河村も、昨日から、「明日はどうする?どこ行く?」とソワソワ。今日は午前中だけ仕事をしにお店に出掛けたものの、午後には人形町の自宅へ一度帰ったのち、地下鉄で小川町へ出掛けました。

 小川町に何があるって?。「酒好き」の私と違って、下戸の河村は和菓子が大好物。今日は河村がなにやら前から行きたがっていた甘味処「竹むら」へ。浜町から地下鉄に乗って、あっという間に小川町に到着。炎天下の中、麦わら帽子に日傘、サングラスの重装備でトコトコ歩くと程近い場所に目的のお店はありました。

 どうやらこの辺りも東京大空襲で焼けていない場所が点々と残っている様子。こんな古い歯科医院も発見!ここ山本歯科医院は国登録有形文化財。洗い出しの壁面に看板の「歯科醫院」の文字も凄い!この画像だけではよく分かりませんが、金属製のドアプレートも可愛いかったです。

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 そしてこちらが目的の竹むら。昭和五年築、入母屋造り木造三階建てのこちらも都の歴史的建造物なのだそう。

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 近づいてご覧ただきましょう。

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 ね、いい感じでしょう?引き戸をガラガラっと音をたてて足を踏み入れると、木造のなんとも懐かしい雰囲気。甘味処はこうでなくては!今日はふたりとも宇治金時の氷を。宇治の苦みが美味しくて、すっかり身体も冷えてほっとひと息。その後出していただいた熱い緑茶が、冷たいものの後でとても美味しかったです。この佇まい、ほっとします。この近くにやはり戦災を免れたお蕎麦屋さんや料亭などがあるので、お昼にお蕎麦をいただいてからここで甘味で〆る、というのも良いかもしれません。

 竹むらを出ると、今度は河村も私も以前から興味津々だったニコライ堂へ。幽霊坂や紅梅坂(地図で「幽霊坂」の文字を見つけたときには思わず笑ってしまいました。)と坂道が続く起伏のあるこのあたり、さほど遠い訳ではないのに、ニコライ堂に着いたときにはさっき氷で涼をとったのもどこへやら、汗だくでした。

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 このニコライ堂、正しくは「東京復活大聖堂」というのですね。1891年の竣工ですから、東京では結構古い建築の部類ではないでしょうか。ジョサイヤ・コンドルがかかわっていたこともこのたび初めて知りました。僅かな献金が必要ですが、内部も見せていただくとステンドグラスも壁画も美しく、まるでヨーロッパの教会を訪れたような錯覚に陥りました。

 時代の先端を行く大都会のはずなのに、こんな古い物があちこちにある東京って、本当に不思議!次のお江戸散歩はどこに行きましょうか。

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新着レースUPしました!

2011-07-04 | アンティーク

 新着レースの第一弾はハンカチとボーダーからUPしました。今回も見どころいっぱいのレースを各種取揃えました!(笑)どうぞゆっくりとご覧下さい。レースは繊細な物だけに、本来でしたら実際にルーペで見ていただくのが一番。もし、「もう少しこの辺りがよく見たい!」等のリクエストがございましたら、遠慮無くお申し付け下さい。

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誰が何と言おうと19世紀の貴重なレース、アランソンの中でもとびきり広巾の物です。この「豊穣の角」の模様の中には、様々な技法が駆使されています。どんな技法があるか、どうぞひとつひとつチェックしてみて下さいね。

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こうして並べてみるのも面白いですね。上が実際にその時代に作られたヴェネチアンのポワンドネージュ、下が19世紀に復刻されたヴェネチアンです。当然古いレースは糸が細く繊細ですが、復刻されたレースも素晴らしく緻密。どちらにも惹かれます。

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実際にはこの裾模様は6種類、あと3種類あります。18世紀のアランソンでこんなに複雑な模様は初めて!不思議なお花模様もその時代らしい、大変興味深いレースです。年代が古いにもかかわらず状態が大変良いのもおすすめ。

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このポワンドガーズとアングルテールは元々ペアとして額装されていましたが、壊れかけたフレームがあまりにも情けない状態でしたので、新たに現行品の額を作り綺麗に納めました。元々のフレームよりもこの方がしっくり。ポワンドガーズ、アングルテールともこれだけのレベルの物がそうそうありません。元々一緒に出てきた姉妹のようなレースです。ペアで一緒に如何ですか?

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上からヴァランシエンヌ、メヘレン、ブリュッセル、18世紀のフランドルのボビンレース三種類を並べてみました。同じボビンの技法でありながら、こうして見比べるとそれぞれ個性的で面白いですね。

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「買付け日記」ようやく完結!

2011-07-03 | 

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 買付けから戻りはや一ヶ月半。蛇行運転を続けておりました「買付け日記」がようやく完結しました。思えば、今回は買付けから戻ると共に、商品の整理とお店のオープンの準備でもう無我夢中!そんな訳で「買付け日記」も滞り気味。やっとやっと無事ロンドンでおしまいを迎えることが出来、なんだかほっとしています。

 それと同時に、同じく滞っていた「“実録”お店の出来るまで」も再び稼働し始めました。こちらもなんとか最後までたどり着かなくては!お伝えしたいことはまだまだ沢山あるので、なんとか最後までたどり着けるよう、再び綴っていきたいと思います。どうぞまたご覧になって下さいね!

 上の画像はパリの花屋さんの芍薬。フランス人は本当に芍薬が好き!それまでも日本で見ていたはずの芍薬ですが、フランスでその魅力を再認識したような気がします。薄い花びらがデリケートでありながらゴージャスで、馥郁たる香りが大好きです。

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続 銀座のお豆腐屋さん

2011-07-02 | 銀座

 昨日、銀座でお豆腐屋さんを見た話を掲載したところ、「それは築地の野口屋さんでは?」とお客様のお一人からメールをいただきました。この築地のお豆腐屋さんは、どうやら都内のあちこちに出没している模様。教えていただいて早速検索してみましたら、ありました!確かに野口屋さんです!!

 ホームページを見ると、お豆腐も湯葉も、がんもどきも、うのはなコロッケも、どれも美味しそう。思わず築地まで買いに行ってしまおうかな、と思ってしまいます。次回奥野ビルの前を通られたら、是非走って行こうと心に決めています。そして何より「ターベルモーノ」という会社名に思わず微笑んでしまいました。

 都内のあちこちで引き売りしているので、東京の方にはお馴染みだったのですね。商品案内の一番下に掲載されていたお豆腐屋さんのラッパにも心惹かれてしまいました。ちょっぴり欲しかったりして…。

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