日々、あんのん。

からだの育ちの凸凹、学習のスタートラインにつけない人のもっと学びたい、発達したいを応援します。

状況判断。

2015-01-22 15:51:40 | 発達応援
 末っ子猫の梅ちゃんに、「遊んで!」と激しく要求されています。
遊びたいのは山々ですが、先に済ませておきたいこともこんもりあるので、
事情を話すと窓際で寝る体勢になってくれました。
聞き分けの良い猫です。
飼い主ばかですねぇ。

 毎日している早朝の仕事。
今、通常6人でしている仕事を5人でしなくてはならないので、
時間制限のある仕事ではあるし、押し気味ながらもがんばっています。
 
 そして、できるだけ早く、6人の時と同じ時間内で終わらせるため、
自分の仕事が終わったらどの仕事を先にするか、
それぞれが見通しをたてて、普段とは違う段取りで動いたり臨機応変、
みんなでムダなく動けるようにしています。

 しかし、どうしても見通しをたてることが苦手、
普段とは違うことになると、傍目からも目が泳ぎ、
右往左往して、焦りが募るというタイプの方もいらっしゃいます。

 ご本人も自覚があり、
「次はこれ、って言ってもらえるとわかるのだけど、
自分で判断して、と言われるとわからない。
でも、聞こうとしても忙しそうだし、あせちゃうのよねぇ。」
と言われます。

 その方は、後片付けの時も戸惑われることが多いそうで、
物の置き場所が、わかりづらいと言われます。

 見ていれば、いつも決まった場所にあるのだけど、
その決まった場所というのは、「だいたい、壁際のところ」だったり、
「だいたい、保冷バックと台車のあいだ」だったりするところの、
「だいたい」の定位置。

 この「だいたいの定位置」という感覚がわからないようで、
「だいたい、いつものとこででいいですよ。」と言われると、
通り道の真ん中などに放置していかれて、
後で注意を受けて、ふぅ~っと落ち込んでいらっしゃったりします。

 また、端っこから同じ物を集めて片付けていても、
どさっと、取り残しがあって「ここもだよ~」と言われて、
「えっ!そんなところにも有りましたか!?」とこれまた、本人もびっくりされていたり。

 見ていると、「次これをお願いします」などと言われると、
今の仕事をぱぁ~っと手放して、「次にお願いされた仕事」に移られてしまったり、
自分が気になった物を確認して、今やっていたことがぴゅ~っととんでしまったりしているような感じです。

 こういう行動をみていると、
やはり、今まで接してきた子どもたちと重なり、
あの子たちは、仕事をして、自分で生活することをつかみ取っているかなぁ~と、いう思いがよぎります。

 学校で習う勉強と生活や仕事で必要とされる感覚。
このギャップが大きくても、なかなか、仕事をして行く時に窮屈な思いをしますね。

 自立についてや感覚、バランスということを朝から考えることでした。

 


 
コメント
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