日々、あんのん。

からだの育ちの凸凹、学習のスタートラインにつけない人のもっと学びたい、発達したいを応援します。

普通の高校へ。

2016-12-10 23:29:55 | 発達応援
 今日は、お子さんのクレニオをさせていただきました。
お気に入りのおもちゃをカチャカチャしながら、たくさんおしゃべりをしながらのクレニオになりました。

 途中、「とことこしてほしいな」とお母さんがしてくれるというマッサージを希望。
やり方は?こうするのでいいの?聞きながらとことこマッサージをしました。

 こうして欲しい、こんな風にして欲しい。
眠そうな顔をしながら、でも、決して寝ないぞ!という感じで1時間ちょっと。

 どうして、あんな動きかなぁ、あ、もしかしたら…。
色々考える時間になりました。

 ラクになる方法は、人それぞれなので難しいですね。
自分の既成概念にとらわれないようにしなくちゃなぁ、とお子さんと接していると思うことです。

 さて、支援クラスから、いわゆる、普通の高校に行くことについて書いてみますね。
これも、私の知っているのは、ごくわずかのお子さんのことです。

 まずは、公立でも私立でも高校入試では、「評定」が必要になります。
評定というのは、中学校で「国語 4」とか「数学 3」とか「体育 5」とかつくあれです。

 「評定が出す」ということは、支援クラスに在籍しつつも、
授業は自分の所属するクラスで受け、提出物を出したり、試験を受けたりしなくてはなりません。

 凸凹が生活面での落ち込みだけで、学習面に全く見られないのであれば、
それも苦もなくこなすかもしれません。

 ところが、学習面での凸凹が極端で、
かけ算が怪しい状態だったり、英語がどうしても難しいと、
それらの授業と試験は支援クラスで受ける、ということになると、
それらの教科について、同学年の子どもたちと同じ方式で評定を出すことは難しくなります。

 そうなると、いざ、普通の高校に行きます!というときに、
「どうしましょうか」ということになることと思います。

 私が知っているケースですと、
やはり、入試には「評定」が必要なので、
本人の力不足は承知の上で、クラスで授業を受け、提出物などもこなし、
学期ごとの試験も受けていかせることになります。

 また、そのようなことも承知の上で、入学試験を受けることができる、
私立の高校や高校の学科への進学を考えさせる場合もあったと思います。

 支援クラスから普通の高校というのは、やはり、カリキュラムも異なりますし、
簡単にいつでも、だれでも、というわけにはいかない、ということを
念頭においておかなくてはならないと思います。

 小学校から中学校というのは、行くのが当たり前!ということで、
凸凹っ子の周りの大人も、あまり、先のことを考えることはないように思います。

 中学から高校というのは、「入試」という選抜があります。
あっ!という間の中学校の3年間。
どこを選ぶか、なにを選ぶか、ということを考えながら先に進む必要があります。

 そこのところが、とても大事なことに思います。