金柑の種取りをしなくちゃ!と思いつつ、
未だ、せずじまいで暮れていく日曜日の夕暮れ時です。
昨日は、子どもとの算数の勉強の日でした。
このお子さんとは、算数の時間は毎回、セラピーパテという粘土でのワークではじまります。
粘土の中におもちゃのお豆さんを入れて、探し、
指を使いながら、数を体験してもらうのが目的です。
最初のうちこそ、私が主導で粘土にお豆さんを隠したりしていましたが、
だんだんとその子なりの粘度遊びをするようになってきたので、
それはそれで良いことだなぁ、と思い、子どもに任せるようにしました。
そんな風で昨日の算数の時間もいつものように粘土遊びではじまった算数の時間。
寒くなって、固くなった粘土を容器に入れたまま、成形して肉まんのようにすることからはじまり、
粘土を何等分かに分けて、きれいにまん丸く丸めたり、
長く伸ばしてウインナーに見立てたり、算数の猫先生に、
「ウインナーいくつ欲しい?」と聞いたり、大きいもの、小さいもの作ったり、
ピザにしたり、黄色いお豆さんをチーズに見立てたり、
それはそれは、めまぐるしく、粘土で様々なことを想像し、遊んでいました。
そして、目一杯、遊んで「じゃあ、算数の勉強しよう!」とその子が言ったときには、
もう、算数の時間の終わりになっていたので、
「じゃあ、今から、3つだけ問題出すね。」というと、
「なんで?」と不思議そうな顔をしていたので、
もう、時間がきていることを告げると、驚いて、
「1時間経つの?なんで、早いの?」と言っていました。
自分が集中して、頭をはたらかせて、
ああやって、こうやって、おしゃべりして…とやっていると、時間が経つのが早いものですよね。
この子は「勉強をしに」私のところに通っているので、
このことが、勉強は楽しいなぁ、ということに繋がっていくといいな、と思うことでした。
さて、この子が粘土で遊んでいる間、私の方は子どもの作るものに、
「さっきのウインナーより、太いね。」とか「あら、今度は短いね。」とか、
「細く、長くなったね、おうどんみたいだね。」と、
色々と勝手に解説というか、説明を加えていきました。
その子自身は、何となく、作っているだけかもしれないのですが、
それに私が色々と言っていると、例えば、
「さっきより、長いね。」というと、さっき作ったものをちらりと見て、
また、ぐちゃぐちゃ、として、同じような大きさ、長さのものを作ろうとしたりします。
そのときに、「あ、さっきと同じものが作りたかったんだね。」というと、
うなずきながら、でき上がったものをこちらに渡してくれたりします。
凸凹があって、なかなか、抽象的な概念が育っていかないお子さんも、
こういうやり取りで、子どもの中に長さを比べたり、同じってどういうことかな、という
抽象的なことを自分の中に育てていくと、私は思います。
そんな中、途中、お子さんから「ねぇ、いくつ作って欲しい?」という言葉が出たときは、
私のところでの遊びの中で、この子が自分から数字を扱った初めてだったので、
わぁ、こんなところまで少しずつ歩みを進めてるのだなぁ、と嬉しくなりました。
人に数を決めてもらって、それに応えようとする、
数遊びの世界へ足を踏み入れた、そんな算数の時間でした。
未だ、せずじまいで暮れていく日曜日の夕暮れ時です。
昨日は、子どもとの算数の勉強の日でした。
このお子さんとは、算数の時間は毎回、セラピーパテという粘土でのワークではじまります。
粘土の中におもちゃのお豆さんを入れて、探し、
指を使いながら、数を体験してもらうのが目的です。
最初のうちこそ、私が主導で粘土にお豆さんを隠したりしていましたが、
だんだんとその子なりの粘度遊びをするようになってきたので、
それはそれで良いことだなぁ、と思い、子どもに任せるようにしました。
そんな風で昨日の算数の時間もいつものように粘土遊びではじまった算数の時間。
寒くなって、固くなった粘土を容器に入れたまま、成形して肉まんのようにすることからはじまり、
粘土を何等分かに分けて、きれいにまん丸く丸めたり、
長く伸ばしてウインナーに見立てたり、算数の猫先生に、
「ウインナーいくつ欲しい?」と聞いたり、大きいもの、小さいもの作ったり、
ピザにしたり、黄色いお豆さんをチーズに見立てたり、
それはそれは、めまぐるしく、粘土で様々なことを想像し、遊んでいました。
そして、目一杯、遊んで「じゃあ、算数の勉強しよう!」とその子が言ったときには、
もう、算数の時間の終わりになっていたので、
「じゃあ、今から、3つだけ問題出すね。」というと、
「なんで?」と不思議そうな顔をしていたので、
もう、時間がきていることを告げると、驚いて、
「1時間経つの?なんで、早いの?」と言っていました。
自分が集中して、頭をはたらかせて、
ああやって、こうやって、おしゃべりして…とやっていると、時間が経つのが早いものですよね。
この子は「勉強をしに」私のところに通っているので、
このことが、勉強は楽しいなぁ、ということに繋がっていくといいな、と思うことでした。
さて、この子が粘土で遊んでいる間、私の方は子どもの作るものに、
「さっきのウインナーより、太いね。」とか「あら、今度は短いね。」とか、
「細く、長くなったね、おうどんみたいだね。」と、
色々と勝手に解説というか、説明を加えていきました。
その子自身は、何となく、作っているだけかもしれないのですが、
それに私が色々と言っていると、例えば、
「さっきより、長いね。」というと、さっき作ったものをちらりと見て、
また、ぐちゃぐちゃ、として、同じような大きさ、長さのものを作ろうとしたりします。
そのときに、「あ、さっきと同じものが作りたかったんだね。」というと、
うなずきながら、でき上がったものをこちらに渡してくれたりします。
凸凹があって、なかなか、抽象的な概念が育っていかないお子さんも、
こういうやり取りで、子どもの中に長さを比べたり、同じってどういうことかな、という
抽象的なことを自分の中に育てていくと、私は思います。
そんな中、途中、お子さんから「ねぇ、いくつ作って欲しい?」という言葉が出たときは、
私のところでの遊びの中で、この子が自分から数字を扱った初めてだったので、
わぁ、こんなところまで少しずつ歩みを進めてるのだなぁ、と嬉しくなりました。
人に数を決めてもらって、それに応えようとする、
数遊びの世界へ足を踏み入れた、そんな算数の時間でした。