日々、あんのん。

からだの育ちの凸凹、学習のスタートラインにつけない人のもっと学びたい、発達したいを応援します。

頭の筋トレ。

2019-12-02 07:00:00 | 発達応援
朝イチの飛行機で鹿児島に帰るべく、神戸空港で待機中です。




昨日は、私が認知面の教材として用いている「フォイヤーシュタイン」という教材での子どもたちに物事を教えるときに、どのように媒介するかを考えたり学んだりする講座でした。

場所が六甲アイランドにある学校の一室だったため、駅で大好きなガントリークレーンが並ぶ光景に記念撮影。




さて、昨日の学びの中で思ったことは、教える側が知的好奇心があって、なんでも「なんじゃろ、これ?」と思うことの大切さと無駄の大切さ。

来ていた方々の子どもさんとのやり取りは、私も含めて、どこでも目にする光景で、難しい問題にぶちあたりもがく子どもの姿であったり、やることを拒む子の姿であったり様々です。

そんな姿の中に「ああ、この子はこういうとこで壁にぶつかってるんだね!それはおもしろい壁だね。一緒にどうやって登ろうか?それとも壁をハンマーでぶち壊すかい?ドリルで体が通るだけの穴でもあけるか!もっと遠くに行けば壁が低いとこもあるかもしれないね…そうする?」と一緒に色々な方法を見つけて、一緒に走ったり転んだりして楽しんでいるのが、従心を十は越えた講師の先生。

圧倒的な知識量とその先生のフィルターを通した豊かな表現に、教えてもらう子どもは自分の中の種があるかないかもわからないまだ硬い土をふかふかに耕し、なんでも開花させる準備をウキウキとしていくことだろうなぁ、と思い、私自身の教える未熟さや知識不足や頭の硬さを痛感することでした。

子どもはミスをする、その中に子どものひらめきのヒントがあります。ミスを正解に導くだけでなく、ミスから思考を広げ、それを利用しながら正解への道にもつなぐ、そんな思考の媒介ができるといいなぁと思った時間でした。

道は遠く、遙か過ぎて途方に暮れますが、自分の頭を鍛えたり柔軟にしたりなくちゃ!と思った一日でした。

頭も筋肉も負荷と柔軟が大事ですね!