日々、あんのん。

からだの育ちの凸凹、学習のスタートラインにつけない人のもっと学びたい、発達したいを応援します。

もりしー&はいちゃんコラボ講座感想。

2016-12-21 10:02:38 | 発達応援
 早朝の仕事で、9,8,6とか、15,16や18,19の荷物シールの区別がつきにくいので、
眼鏡型の拡大鏡を持っていっています。

 で、今、家に帰ってきたら、ない。

 がーん

 パソコンもスマホもそれないと、朦朧としているのですが…。
朦朧とした感じなので、誤字脱字はルーペが見つかってからしますね。

 昨日は大阪へ行きました。
目的は、チットチャットの森嶋さんと発達支援コーチの灰谷さんの講座に参加するためです。

 「発達障害児の「生き抜く力」を高めるからだつくり講座」と題した講座だったので、
ネットで知ったと同時に申し込みました。

 このおふたりの実践を私は体験しています。

 森嶋さんは横浜で「ドヤ顔を見たいから〜」という講座で、
子どもたちと運動を通して、どう繋がり、
どうコミニュケーション力を育てるか、ということを教えていただきました。
そのときのことは、ブログにも書いています。

 http://blog.goo.ne.jp/annon-okiraku/e/8fee44a0aa4717573045337c0fb13978瞬発眼力

 また、灰谷さんとは、ブレインジムで知り合い、
その後の発達支援コーチなどでの身体をラクにして、
学びやすくするにはどんなことをすればいいのか、
ということをいつも最新の情報と共に講座で提供してくださっています。

 おふたりとも共通していたのは、それぞれ、個々人の子どもを見て、
その子に必要なことは何かに思いを寄せ、その子のためになるアプローチをされること。

 そんなおふたりのコラボですので、とても期待して行きました。

  さて、では、実際の講座です。

 へっ?なにこれ?
私にとっては、キツネにつままれたような講座でした。

 講座の助走にしてはくどく感じた、
「色々、あやしいことしているんですよ〜」

 横浜での森嶋さんの実践や灰谷さんの力を知っているものにとっては、
そんなのいいから、はやく内容を!と思っていたら、筋反射テスト。

 なかなか、からだつくりの話しに行きません。

 そうするうちに、森嶋さんが今まで何百人だか、何千人だか、
接してきた子どもたちが、ある種のタイプに分けられる、という話になりました。

 そして、そのタイプ別に分けた子どもたちが、
が灰谷さんのやっている発達支援コーチで扱う、原始反射のタイプと重なる、と。

 それを重ねて、図式化すると、こんな感じでーーーーーーーーーす!

 そこまで聞きながら、私は、まだ、期待していました。

 そんな、血液型占いやら動物占いみたいなのは、いいから、
さっさと、からだつくりの話しをしてください、時間、結構経ってますよ〜。

 そして、時間がきて、講座は修了しました。

 講座のキモとなったのは、そのタイプ別のことのようでした。

 私が講座を受けて思ったのは、
これは、大きな療育機関やフランチャイズ系の療育機関のマニュアル講座だな、
ということ。

 私のところに来る、家で大切なな子どもさんとして、
愛情をかけて育っているお子さんたちを、こんなタイプ別のマニュアルでみられてたまるか!という
怒りすら覚えたほどでした。

 しかし、哀しいことに、昨日の講座は100人ちょっとの方々が集まっていて、
おそらく、大半が保護者の方だったのではないかと思いました。

 保護者の方がこの講座を受けられたら、
自分のお子さんを自分の目で見ることや子ども自身を感じることを脇において、
できないひとつのことにとらわれて、子どもをカテゴライズしてしまわないか、と、
なんだか、暗澹たる気持ちになりました。

 また、保育園や幼稚園、療育機関の方々も、
このタイプ別に引っぱられて、目の前の子どもがかすんでしまうのではないか…。

 子どもであれ、大人であれ、個人個人を大切にし、
それぞれが持っているものに磨きをかけようとするならば、
最も近付きたくないものを半日かけて見せていただきました。

 救いになったのは、会場で会った友人と帰りの電車で話せたこと。

 友人「今日の講座、どう思った?」
 私 「いらんかった。」
 友人「そうよね、なんやろ?」

 良識のある人は、見抜けます。

 

 

 

大阪に行ってきまーす。

2016-12-20 07:16:26 | 発達応援
今朝は、普段より1時間遅い5時におきました。1時間違うと眠った感もだいぶ違いますね。いつも脳内はボォ〜っとしていて、よれよれしながら準備をしていますが、今朝は頭は起きている感じです。

今日は、「発達障がい児の「生き抜く力」を高めるからだづくり講座」を受講しに大阪に行ってきます。講師は『伸ばそうコミニュケーション』(花風社)の著者、森嶋さんと『人間脳を育てる』(花風社)の著者、灰谷さんのコラボ講演会です。

からだへの知見のあられる、お二人の講座。一体、どんな講座になるのでしょうね。

それとは別で、私の認知の師匠にお会いしてきます。久しぶりに垂水の空気を吸ってきます。こっちが非常に楽しみです。

こよりさんのブログのご案内。

2016-12-19 22:48:43 | お知らせ
 金柑漬けを作りましたが、
金柑自体の味がのっていないので、なんだか、
いまいちな気がする、今年の金柑漬けです。
明日の朝には、おいしく、こっくり、なっていますように!

 来年の3月4日にこよりさんと浅見さんの講演会をすることは、
毎回、ブログのトップにくるのでご存知の方も多いと思います。

 そのこよりさんの今日のブログを読んで、
そうなのよねぇ、ととても共感しました。

 私が接しているのは、自分の子どもでではないのですが、
やはり、同じように、
「親御さんたちがいなくても、子たちが生きて行けますように!」と
思いながら、学習に挑んでいます。

 http://blog.goo.ne.jp/ocyapu- こよりさんのブログ

 こよりさんのブログを読んでいると、
お子さんたちを甘やかさず、かといって、厳しすぎるようなことはなく、
とんちのような知恵と温かい愛情で子どもさんたちを育てていらっしゃったんだなぁ、と、
ブログを読むたびに感じます。

 難しいことではないのだけど、なるほど!そんな手があったか!と、
思わず微笑んでしまう、こよりさんの子育てのお話。

 ぜひ、ブログを読まれてみてください。

 そして、来春、3月4日、こよりさんに会いにきてください。
お待ちしております。
 

 

育ちつつある量。

2016-12-18 19:53:50 | 算数
 金柑の種取りをしなくちゃ!と思いつつ、
未だ、せずじまいで暮れていく日曜日の夕暮れ時です。

 昨日は、子どもとの算数の勉強の日でした。
このお子さんとは、算数の時間は毎回、セラピーパテという粘土でのワークではじまります。

 粘土の中におもちゃのお豆さんを入れて、探し、
指を使いながら、数を体験してもらうのが目的です。

 最初のうちこそ、私が主導で粘土にお豆さんを隠したりしていましたが、
だんだんとその子なりの粘度遊びをするようになってきたので、
それはそれで良いことだなぁ、と思い、子どもに任せるようにしました。

 そんな風で昨日の算数の時間もいつものように粘土遊びではじまった算数の時間。
寒くなって、固くなった粘土を容器に入れたまま、成形して肉まんのようにすることからはじまり、
粘土を何等分かに分けて、きれいにまん丸く丸めたり、
長く伸ばしてウインナーに見立てたり、算数の猫先生に、
「ウインナーいくつ欲しい?」と聞いたり、大きいもの、小さいもの作ったり、
ピザにしたり、黄色いお豆さんをチーズに見立てたり、
それはそれは、めまぐるしく、粘土で様々なことを想像し、遊んでいました。

 そして、目一杯、遊んで「じゃあ、算数の勉強しよう!」とその子が言ったときには、
もう、算数の時間の終わりになっていたので、
「じゃあ、今から、3つだけ問題出すね。」というと、
「なんで?」と不思議そうな顔をしていたので、
もう、時間がきていることを告げると、驚いて、
「1時間経つの?なんで、早いの?」と言っていました。

 自分が集中して、頭をはたらかせて、
ああやって、こうやって、おしゃべりして…とやっていると、時間が経つのが早いものですよね。
この子は「勉強をしに」私のところに通っているので、
このことが、勉強は楽しいなぁ、ということに繋がっていくといいな、と思うことでした。

 さて、この子が粘土で遊んでいる間、私の方は子どもの作るものに、
「さっきのウインナーより、太いね。」とか「あら、今度は短いね。」とか、
「細く、長くなったね、おうどんみたいだね。」と、
色々と勝手に解説というか、説明を加えていきました。

 その子自身は、何となく、作っているだけかもしれないのですが、
それに私が色々と言っていると、例えば、
「さっきより、長いね。」というと、さっき作ったものをちらりと見て、
また、ぐちゃぐちゃ、として、同じような大きさ、長さのものを作ろうとしたりします。

 そのときに、「あ、さっきと同じものが作りたかったんだね。」というと、
うなずきながら、でき上がったものをこちらに渡してくれたりします。

 凸凹があって、なかなか、抽象的な概念が育っていかないお子さんも、
こういうやり取りで、子どもの中に長さを比べたり、同じってどういうことかな、という
抽象的なことを自分の中に育てていくと、私は思います。

 そんな中、途中、お子さんから「ねぇ、いくつ作って欲しい?」という言葉が出たときは、
私のところでの遊びの中で、この子が自分から数字を扱った初めてだったので、
わぁ、こんなところまで少しずつ歩みを進めてるのだなぁ、と嬉しくなりました。

 人に数を決めてもらって、それに応えようとする、
数遊びの世界へ足を踏み入れた、そんな算数の時間でした。


 


生活と仕事の両立。

2016-12-17 20:13:27 | 発達応援
午後から実家に帰りがてら、金柑物色物産館の旅に出かけました。あるとこには、あるのね、金柑ちゃん(*☻-☻*)途中、積込み同僚にも頼まれ、10kgほどの金柑を買いました。金柑煮るのも、食べるのも好きだけど、種取り…、やだな。

先日の教え子との話の中で、驚いたことのひとつに、その子が「仕事と生活することを上手に両立できるようになりたい。」と言ったことがあります。私は、「生活すること」の中に仕事も入っているのですが、その子の話しを聞いていると、どうもそうではないようでした。

その子はグループホームで生活しています。その中でも、色々と決まりはあります。その決まりを守って生活することが、1年以上経ち、もう少しで、2年経とうとするのにルーティンにならないのです。それは、個室があるとは言っても、他の人もいる住まいの中で、臨機応変に対応しなくてはいけない、日常ごとがあるからのようでした。

いつもと態度が違うように感じる人、年が違う人、眠れないときなどなど、普通に起こる日常とどう接したらいいか、わからない。

もっと、簡単なレベルでは、洗濯ひとつにも困ることがあるようでした。洗剤が変わると、洗濯の量が変わると少し、パニックになるようでした。

ああ、そうか。全てが1対1対応でしかないのだなぁ、そりゃ、大変だわー。そんな日常を送りながら、仕事でも対応できないことが溜まっていくのですから、「気が休まると気がないっていうか、もやもやするんです。」というその子の言葉が、本当に身にしみました。

休む場であるはずの家に帰っても休まらないのです。よく、そんな合間を縫って、私に手紙を書くこと、会いたい!話したい!と書いたね、と思いました。苦しい時に、誰かに話してみよう!というその力が育って本当に良かったな、と思うことでした。