今日は、7月に続いて185系の「そよかぜ」が運転されたので、ちょっと群馬まで足を延ばしてきた。長野新幹線ができる前は、信越線も碓氷峠が健在で、「あさま」が毎時運転されており、今回の「そよかぜ」はといえば、春や夏のシーズンに中軽井沢まで運転されていたリゾート特急にあたる。当時は、189系や489系、古くは、157系や181系なんてこともあった。今回の運転は、車輛のデザインが似ているということで、185系をその157系風に塗装変更した編成での運転で、前後に157系当時の模したマークが掲げられていた。しかしこの編成、この特急色がなかなか似合っていて写欲をそそる電車に変身したものだ。先頭部はともかく、サイドから見ていると、本当に157系に見間違うくらいだ。157系の「そよかぜ」は、見たことがないが、晩年に活躍した「あまぎ」や「白根」が甦る。こんな編成を晴天下で撮影したいと思い、昼から群馬を目指した。ここのところの不安定な天気だから、多分内陸へ行けば天気は下るだろうと思いながらも、晴れたら綺麗な光のポイントで待つことにした。通過30分前で、すでに同業者は20~30人。広大な田畑から撮影するから何人でも撮影は可能な場所ではあるが、正直自分としてはもう少し線路に近づきたかった。まあ、後からきて、隙間に入れて頂いたのだから、文句は言えないが・・・
しばらく晴れていた空模様も、峠からの入道雲に遮られ、通過5分前には曇ってしまった。やはり悪い方に予想があたったが、こうなればすぐに折り返してくる上り列車を曇限定ポジションで迎え撃つことにした。日は陰ったが、相変わらずクソ暑い中、同区間の国道オーバークロスで、見下ろした構図で狙ってみた。晴れていれば、高崎線まで戻って撮るつもりだった「そよかぜ」も、その名の通り、風のごとく通り過ぎて行った。昨今リバイバル特急もあちこちに運転されるようになったが、次回は、この編成を使用して、吾妻線に「白根」や、日光線に「日光」などを期待したいことろだ。
~~~~~~~~~~~~
2012(H24)-09-08 回9125M 185系x7 信越線:群馬八幡-安中
Nikon D3 Nikkor70~200mm F2.8G VR2