今年の紅葉は、昨年同様猛暑のためか、色がマダラで濁りがあるように思える。先週、木曽路へ行った時は、随分と発色が良い紅葉を目にすることができたが、群馬のこの辺りは今一つといった感じだった。
紅葉を写真にする場合、逆光で狙うのが色合いを強調できて綺麗に撮影できる。風景写真では、ごく当たり前のことらしいが、今まで自分が求めてきた鉄道写真の概念からは、随分と外れてしまう。しかし被写体が変わり、カメラが変わった現在、今までの撮り方にはこだわらず、少し撮影も自由度を上げていこうと思っている。
写真は、赤いモミジや黄色くなった落葉樹の間をすり抜け、築堤を降りる185系「草津」。厳密にいえば、かろうじてサイドに光が入るが、ほぼ完全逆光での撮影。昔のようなポジフィルムでは、まず撮らない構図だが、今回はデジカメの力を借りてシャッターを切った。露出さえ補正すれば、綺麗に撮れてしまうから、これはこれで良いのかも・・
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2013(H25)-11-23 JR東日本/吾妻線:群馬原町付近