朝の下り列車を午前中に、午後からは上り列車をメインの撮影に切り替え、R19を行ったり来たり一日移動しながら撮影を繰り返す。こういった撮影は、確かに効率は上がり、それなりの満足感は得られるが、一つの場所に熟慮が足りず、適当な思いで撮影するケースが多くなる。朝の一発目ならともかく、以後のコマは、どれも同じに見えてしまう。やはり、こういった撮影は、そろそろ卒業かな、って思う。もっと、木曽の秋を目で楽しみ、新そばに舌鼓を打つくらいの余裕があっても良いか。
写真の下り列車撮影の頃は、日没で、山の稜線に日が入るところだった。先ほど撮影して、帰路についていたのに、今撮った貨物列車と併走してしまい、しまいには追い抜いてしまった。ならば、もう一発という気持ちが沸き出るのは鉄チャンの証。すかさずハンドルを切り、午前中撮影した須原に入って通過を待った。日が山に隠れてしまったから、露出はダウン、普通に撮影はできないという判断で、流し撮りをしてみた。背景の紅葉も、手前のすすきも、思いのほかイメージ通りにはいかなかったが、カメラの設定ミスで、画面全体が蒼くなり、この時の雰囲気が伝わったので掲載してみる。これから、いくつも峠を越えて松本まで走るロクヨンの力強さが感じられたら幸いだ。
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2013(H25)-11-09 81レ EF641041+1042 JR東海/中央西線:須原-大桑