C61が復活して今年で丸3年を迎える。JR東日本では高崎のD51、そして新潟のC57に次いで3番目の復活蒸気機関車。もっともこれに秩父鉄道のC58や、真岡鉄道のC11・C12を加えると6番目ということになるのか。さらに今年からは、盛岡にC58が配属されて益々活況を呈している。大変喜ばしく思っているが、その一方で、これらSLに牽引させる客車にも、我々ファン心理を突く魅力的なものを復活させてほしい。今年から釜石線での運転時には、専用のPCではなく、DC(気動車)があてがわれた。実物では、元50系客車からの改造DCということもあり、幸いあまり違和感がないように思ったが、ひとつ間違えれば、遊園地のおとぎ列車に成りかねない。機関車は、現役当時を再現と大変こだわっているようだから、ひとつお客様の乗車する客車にも「こだわり」を持って取り組んでほしい。
写真は、復活の年に撮影したC6120の「C61復活号」。「ゆうづる」を彷彿とさせるHMを掲げ、大きな機関車が復活したものだと興奮したもの。しかし冷静に見るとやはり王者C62との差は歴然としている。
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2011(H23)-06-11 9738レ C6120 JR東日本/上越線:八木原