東京もいよいよ桜の季節になった。新年度が迫り何かと忙しない時期でもあるが、つかの間の時間でも、外へ出て桜を愛でるくらいのゆとりが欲しいところだ。
昔を想い起こせば、この時期よく青梅線に訪れて撮影を楽しんだもの。もちろん狙いは貨物列車のED16だったが、都内から近いのに、単線の山の中という、当時は大変行きやすく感じていた路線だったこともある。
ここではED16ではなく、当時の主力電車73系電車を掲載。そっけない簡素な顔つきだが、今こうして見るとどことなく趣きを感じてしまうのはどうしてか。それだけ世の中複雑で忙しなくなったことに慣れてしまったということか・・・釣りかけモータの音も懐かしい。
1976(S51)-04-18 青梅線 Mc73079ほか4連 古里-鳩ノ巣