アントンK「趣味の履歴簿」

趣味としている音楽・鉄道を中心に気ままに綴る独断と偏見のブログです。

富士山バックでEF65PF「富士」

2019-02-01 21:00:00 | 国鉄時代(カラー)

乾燥が続く関東地方にも、ようやく雨が降った。雪になるかも、都心でも積もるかも・・と、いつも必要以上に聞こえてくるが、大概それは今でいうところの危機管理の部分で、実際には大袈裟に感じてしまうことの方が多いようだ。雪が降り、いつもの景色が真っ白に変われば、幼い頃の想いがこの歳にしても蘇り、とてもワクワクしてしまうのが本音だが、今の時代はそれでは済まされなくなったのだ。今年こそ天災、人災のない静かな1年を願わずにはいられない。

鉄道撮影を趣味としていれば、この時期雪中撮影は憧れの一つに数えられる。増して、滅多に雪など降らない地域が白銀の世界に変われば、居ても経っても居られなくなるだろう。

今回は、また過去の思い出のある画像から1枚。雨の降った翌日の冬晴れを狙って竹倉まで行った時のものだ。前日降った雨が、ここ竹倉では雪になっていたようで、早朝到着するとあたり一面は真っ白で、いつもの景色とは別世界。自然と気持ちも高鳴ってしまっていた。予報通り朝日は昇ったが、この地特有の霧が湧いてきていた。それでも、うっすらそびえる富士が神々しく見え、特急「富士」と重ねて撮ろうと思い立ったのがこの画像。あとの時代のEF66に装着された山型のヘッドマークも似合っていたが、65PFの丸型もこうしてみると捨てたものではない。当時はモードラなどない、NikonFAというカメラで集中して撮った1枚だから、数十年経った今でも昨日のことのように思い出してしまう。今のアントンKには、もう撮れないだろうか・・

1984-02-19   8ㇾ  EF651105     富士    東海道本線:三島-函南にて