自家用車を専用の貨車に積載して、自身も寝台車で一緒に移動。目的地から自家用車で旅することができる、理想的ともいえる列車だった「カートレイン」。東京-九州間から運転が開始され、中京地区発の列車や東京-北海道を結ぶ列車もその後現れた。自動車のサイズに規制があったり、発着の不便さや料金など、多々問題も抱えていたようだが、旅の選択技として残存を願っていたものだ。アントンKも結局乗車は叶わなかったが、数々の撮影記録だけは残されている。
掲載写真は、東海道線を上る「カートレイン九州」。当初寝台車は、20系で運転されていたが、この時すでに14系寝台車に置き換わっているようだ。朝のブルトレタイムに交じって爽快に飛ばしてきたEF65PF型。ヘッドマークも誇らしげに東上するシーンは、他のブルトレとも見劣りはしなかった。
1994-03-30 8024ㇾ EF651053 カートレイン九州 JR東海/東海道本線:函南付近
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