EF64と言えば、アントンKの中ではいまだに中央線のイメージが強く残っている。これは、この機関車の生い立ちということよりも、自分が国鉄時代から見てきたものが、そのまま残ってしまっているからなのだろう。同じことがEF64 1000番台にも言えて、機関車からはどうしても上越の地が離れない。あれだけ東海道や総武線で撮影もしたが、やはり第一印象は強く残るものなのだ。
前にも書いたが、アントンKはロクヨンでは0番台の方が好みであり、福米で当初活躍していた時代を除けば、おおよそ全国でロクヨンに出会ってきた。そんな印象を思えば、やはり中央線や篠ノ井線を重連で走る姿が蘇ってくる。晩年長岡区に配置されたEF64がマークを装着して「あけぼの」けん引に当たった時代があるが、やはり今思えば、ロクヨンは山の機関車でスター機関車とは一線を画すと思っている。地味だが頼れる機関車のイメージがアントンKの中では相変わらず残っているのである。
掲載写真は、新緑の中央西線を往くEF64重連貨物列車。きっとこれからの時期、新緑が美しく心洗われることだろう。おおきく深呼吸しながら列車を待ち、山にコダマするジョイント音を聞きながら、また過ごしてみたくなった。
2007-05-12 5883ㇾ EF6433+34 JR東海/中央西線:贄川-日出塩
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