今年は、春のダイヤ改正で「日本海」が季節化され、春のGWと、夏のお盆の時期のみの運転となった。にわかにファンの中では、雑誌等のアオリも手伝って北東北が静かなブームになっているようだが、いよいよ国鉄時代の面影を引きづったブルートレインと呼べる列車は「あけぼの」だけとなった。実際秋田~青森地区は、これらの撮影に適していて、青森行きの下り列車の撮影は通年可能だが、上り列車については、「日本海」が季節化された現在、「あけぼの」のみとなり、しかも夏至の頃しか走行撮影は困難となっている。
今回掲載したものは、ちょうどフィルムカメラからデジタルカメラへの移行期間の2006年に撮影した「日本海」号。過去訪ねた撮影地も、すべてデジタルカメラで撮り直しと勇んでいた頃のもの。この年は5月から9月まで、毎月青森まで出向いている。まだ東海道ブルトレも現役のこの時代、そんなに同業者も見かけることなく、のんびり車を走らせゆったり撮影できた思い出がある。この夕方青森を出る4002レは、夕日に染まる光線が最高で、これをあちこちで撮りたくて何度も通ったといっても過言ではない。
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2006(H18)-09-08 4002レ EF81102 日本海 奥羽本線:大釈迦-鶴ヶ坂
Nikon D2Xs Nikkor 70-200mm f.2.8G(1)