杏子の映画生活

新作映画からTV放送まで、記憶の引き出しへようこそ☆ネタバレ注意。趣旨に合ったTB可、コメント不可。

ゲド/戦いのはじまり

2006年10月05日 | 映画(DVD・ビデオ・TV)
2005年製作 米 172分

ゲド戦記シリーズの実写映画。
多島世界アースシーを舞台に、魔法を身につけた若者ゲドが"平和の腕輪"を修復して世界平和をもたらすための冒険の旅を描く。

この物語、一番最初に今夏のアニメで知る。
内容に少々疑問が残り、改めて原作シリーズを読み始め、Ⅰ以外の5巻を読了。(一冊だけまだ予約待ち状態・・もう2ヶ月以上経つのにぃぃ)もうそろそろ良いかなと実写版に手を出してみる。

うん、悪くないよ私はけっこう好き

物語は青年ゲドが主人公なのだが彼の真の名と通称が逆なのは違和感あり。テルーは初めから大巫女として育てられたのではなく、サーが大巫女でコシルがその座を狙う悪女という設定。原作でちょっと気に入ってたマナンは出てこない。
ロークの学院は男女共学だし、アチュアンの墓所も男性の出入り自由
壊れた腕環は初めからゲドと共にあるし、墓所での残り半分の隠し場所も・・

原作と比べてよりファンタジックで娯楽性を強調した内容になっているが、哲学的な問いかけは薄れている。しかし何も考えずに楽しむ分にはこちらの方が分かりやすいだろう。ゲドのロークでの友人関係はホグワーツでのハリー達を見るようだし、カルガドの兵士の装いはROTRを連想するので、全体としては二番煎じ、三番煎じの印象は否めない

ゲドよりカルガドの王の方が美男子でも性格は最悪
オーム・エンバーも出番あり。この辺はVFX効果を楽しめる・・かも。

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