杏子の映画生活

新作映画からTV放送まで、記憶の引き出しへようこそ☆ネタバレ注意。趣旨に合ったTB可、コメント不可。

トリスタンとイゾルデ

2006年10月11日 | 映画(劇場鑑賞・新作、試写会)
2006年10月21日公開予定

「ロミオとジュリエット」の悲劇は、ここから生まれた

コーンウォールの領主マークを育ての親に持つ勇敢な騎士トリスタン(ジェームズ・フランコ)は、瀕死の重症を負って葬船に乗せられ辿り着いたアイルランドの浜で王女トリスタン(ソフィア・マイルズ)に救われる。互いに身分を知らぬまま恋に落ちた二人にやがて残酷な運命が待ち受けていた・・


幼い日、命を救ってくれたマーク王への忠義と国のために一度は諦めた恋情が堰を切って流れ出す時、二人の前に障害はなく、あるのはただ甘美な陶酔の罠。自由に人を愛することが許されない時代に一途に初恋を貫き通す二人の姿は痛々しいほどに鮮烈である。

主演の二人の瑞々しい演技はもちろんだが、マーク王のルーファス・シーウェルが会場の好感を攫っていた。息子同然に可愛がっていたトリスタンと最愛の妻の不義に憤った王だが、二人の恋の真実をした時に許しを与えるその高潔さが一際印象に残った。

若き日のトリスタンは「ラブアク」や「ナニー・マクフィ」でお馴染みのトーマス・サングスターが演じている。
ジェームズはスパイダーマンでは脇役だったが(次回作ではかなり重要な役?)苦悩するトリスタンを上手く演じていた

これは試写会に当らなくても観たかったので素直に嬉しい
今夜は新宿の通常700人収容の場所に250人ほどだったので、とてもゆったりと鑑賞が出来た。加えて、前回「サンキュー・スモーキング」の時のように軽食付き然も格段に豪華なメニューの数々に目を見張る。集まった皆が「前回と比べて凄い差!」と口にしていた。この違いはなんでしょうね~~そしてレオ主演のロミジュリのDVDがお土産にもちろんプレスシートも貰えて今夜は本当にラッキー

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする