2022年9月23日公開 117分 G
この物語の主人公、裕次郎(香取慎吾)と日和(岸井ゆきの)は結婚4年目の仲良し夫婦? というのは(もちろん)表向き。鈍感夫にイライラする日和は、積もりに積もった鬱憤を吐き出さなきゃやってらんないわー! と、出会ってしまったのは、SNSの〈旦那デスノート〉。そこには妻たちの恐ろしい? 本音、旦那たちが見たらゾッとするようなエグイ投稿がびっしり書き込まれていた。そしてある日、裕次郎もその存在を知ってしまう!「これって俺のことか?」気になる投稿のペンネームはチャーリー。日和と一緒に飼っているフクロウの名前もチャーリー…ってことは! 夫婦ゲンカのゴングの鐘が、いま鳴り響く!!(公式HPより)
ある夫婦の互いにゆずれないバトルをコミカルに描いたブラックコメディ。監督は市井昌秀。
二人の出会いは、裕次郎が働くホームセンターに日和が客として来店したことから。耐震グッズが縁で、後日ファミレスでばったり会って交際が始まった・・。あれから7年。結婚して4年。筋トレに精を出す裕次郎は副店長になっています。日和はコールセンターに勤めています。共働きだけど、料理も掃除も家事は全部日和がしているようです。
ブランチのつもりで出した料理を食べながら裕次郎は言います、「昼はキーマカレーがいいな」今食べてるのは朝で昼は別、いい意味で・・・このいい意味では彼の口癖です。いや、この時点で発火点が見えますね~~😅
職場で後輩の若槻(井之脇海)と互いに手作り弁当を食べながら、結婚式を控えてマリッジブルー気味の彼にセロトニン云々の蘊蓄を語る裕次郎。話に入ってきた同僚の蓑山(余貴美子)さんが「旦那デスノート」の存在を教えます。そこに投稿されている内容はまさに自分の事。それに投稿者のHN「チャーリー」は夫婦が飼っている梟の名前です。😰
日和の上司の葛城(眞島秀和)は同僚の小杉(森下能幸)に厳しく当たる一方、日和に気があるそぶりでボディータッチしてくるうざい奴。ある日、出版社の編集者・塚越(田村健太郎)から「旦那デスノート」の投稿者7名での出版話を持ち掛けられ返事を保留します。
浦島店長(的場浩司)から、若槻が結婚式のスピーチを自分ではなく裕次郎に頼んだ理由を聞かれて思わず店長はバツ3だからとぶっちゃける裕次郎。「旦那デスノート」ショックで大人の対応が出来ません。
姑の千鶴(浅田美代子)との電話で子供の催促をされかけた日和は電車の音楽と音で誤魔化して電話を切ります。こういう時「アレクサ」って便利だね~!と変なところで感心してしまったぞ。
塚越から「旦那デスノート」メンバーの食事会に誘われ出かけるとその中に蓑山さんがいて驚く両人。旦那の愚痴を熱く語り盛り上がった帰り道、日和は流産した時に裕次郎が傍にいてくれず辛かったと打ち明けます。夫への不満を「旦那デスノート」に吐き出すだけで良いと話す日和に蓑山はチャーリーの投稿を裕次郎に見せたので気づいているかもしれないと謝ります。
一方、顔を合わせるのが気まずい裕次郎は近所のファミレスでカレーを食べながら出会いの頃を思い出していました。そこへ職場の後輩のしおね(中田青渚)が偶然を装って同席し秋波を送ります。ライン交換したものの何となく後ろめたい彼はマンションのエントランスに貼られていたきたろうのポスターを見て、名前を「きたろう」に変更します。こういうところがせこい!
結婚式の日に出勤して欲しいと言われたが断ったと話す日和に、冠婚葬祭も休めないような仕事はいつ辞めてもいいと言った裕次郎に、日和は自分の仕事は誰にでもできると見下されていると怒り喧嘩になります。😖 彼なりに気を使ったつもりだとわかるけど、この場合逆効果なわけで。😓 更に裕次郎にハートマーク付きの「きたろう」のラインをが届き、夫婦の間に暗雲立ち込めてきます。翌日の夜、日和の電話を無視してファミレスでしおねとビールを飲む姿を目撃した帰りに、昔裕次郎と座ったベンチを見つけ、レジ袋を追いかけて初めてキスした日のことを思い出す日和でしたが、デスノートには「浮気とはいいご身分ですね。離婚の足音が近づいてまいりました。」と投稿します。それを見た裕次郎は遂に我慢できなくなり日和を問い詰めますが、逆に流産した時の態度を非難され、夫婦仲はさらに険悪に。
子供がいる友人の晶にも八つ当たりしてしまった日和は、「世間じゃなく旦那に向かって書きたい」と正式に出版を断ります。家事もせず投稿をし続ける日和。家の中は散らかり放題で「チャーリー」が二人を交互に見ている様子が可哀そうだけど可愛いという😍
若槻の結婚式当日。引きずるように新郎を連れて現れた新婦の静(松岡依都美)。まるでお通夜のような空気の中で裕次郎のスピーチの番となりますが、メモはタクシーに忘れ頭真っ白!その時、日和が立ち上がり、昔裕次郎が緊張しない方法として教えてくれた肘をなめようとする仕草をします。それで緊張が解けた裕次郎は、心温まるスピーチをして新郎新婦の気持ちを結びつけます。披露宴の後、しおねとまや(小篠恵奈)が日和に声をかけます。二人は付き合っていて、まやを取られると誤解したしおねが、裕次郎を陥れようとしたが、彼は揺るがなかったと謝罪します。え!!そういうオチですか😩
これを機に元鞘かと思いきや、誰にも言わないでおこうと約束した流産のことを裕次郎が千鶴に話していたことが分かって、ショックを受けた日和はチャーリーを連れて家を出て行き、離婚届を送りつけます。姑は悪気はないんだけど、言ってはいけない一言を言っちゃう人なのね~~😣
職場で耐震グッズの説明をしながら、日和と初めて会った時のことを思い出し泣き始めた裕次郎(すぐ泣く男だ)は、そのまま店を飛び出して日和の職場に行きます。互いに本音をぶつけ合う二人ですが、おいおい!職場だぜ😓 おまけに上司も同僚も巻き込んでの職場人間関係大暴露合戦状態を放置して二人でレジ袋追いかけて飛び出していくし・・・木に引っかかったそれを裕次郎が日和を肩車し、さらに持ち上げて掴むことができてハッピーエンドという(昔は掴む前に落ちてしまった)が、まさかそのための筋トレじゃないよね😁
夫婦は他人。だからちゃんと言葉にしなければ気持ちは伝わらないのです。
それにしても慎吾ちゃん、とても鍛えた身体には見えないんですけど~~誰か飲み過ぎ注意報発令してあげて😟