今日 70歳の誕生日を迎えた
松本隆さん
歌謡界に投じた最初の作品
アグネス チャンさんへの
「ポケットいっぱいの秘密」
アグネスが出てきたあの時代
歌謡界
アイドル戦線は
天地真理さん
南沙織さん
あべ静江さん
山本リンダさん
小柳ルミ子さん
こんなメンバーが
若手のアイドル戦線を賑わせていた。
次のアイドル戦線 激化をたどる隙間の時代
来たる花の中3トリオの登場までの
そんな過渡期の時
可愛い日本語で
うまくない日本語で歌う
台湾出身のアグネスさんの登場は
少し風向きが変わった感じがした。
それまでの
歌謡界の作品に、
水面にできた波紋のように
最初は小さい波紋だったけど
のちの
松本隆旋風が吹きおこる
そのキッカケがこの作品だった。
僕はこれは
安井かずみさんの
作品とばかり
おもっていたが
実は松本隆さんだったと気づく。
歌のイメージがアグネスさんとぴったり
マッチしていて
アグネスさんの路線がこれで
ひかれたように思う。
ひみつ
ナイショにしてね
指切りしましょ
わたし こまっちゃったな
とか
少女漫画的な歌詞がちりばめられ
小さな胸のポケットの中から
ひみつがこぼれ出る
そんな
乙女チックな歌詞が到底
男性が書いたなんて
気にもしていなかった。
この発火点である
「ポケットいっぱいの秘密」から
松田聖子さんの
作品へと昇華していく
その様を
僕たちはその時代
同じ時代を体験していった。
阿久悠さんと
松本隆さん
この二人の作品を聞かない日はないほど
華やかで
きらめきに満ちた
歌謡界からの作品は
お茶の間の娯楽として
十分に満たしていた
あの時代。
松本隆さんの登場は
時代の必然だったのかも
しれない。
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