サーキットの狼
の主題歌を
PUFFYが歌う??
なぁんだ
「サーキットの…」「娘」かぁ
なんて見間違いの小ネタは
いいとして…
この歌がヒットして歌われる前
18歳から19歳ごろ
学生の時からの友達
としくんとは
学生時代は音楽にどっぷりで
色々聴きまくった
青春。
その後トシくんと袂をわけたのは
(大袈裟にいうと…)
トシくんはモータースポーツへと傾倒していった。
免許とって車買って
その頃働き出してまだ間もなく
金もない時
あの頃 トシくんは
ホンダ ライフを購入し、少し改造を施し
僕はホンダシビックを買い
少し走りの良い車を買って走る事を堪能していた。
僕は機械にうとかったから
改造してまで乗らなかったけど
トシくんはすぐさま
「ジムカーナ」に参加
一般車で参加できる
モータースポーツ競技にハマっていった。
何度か連れられて
タイムレースを見にいった、
サーキット場は
ほとんど男子
たまにポツンと数人女子。
「へえ〜女子もやるんだ!粋だなぁ」
僕はそんな女性を嫉妬と羨望の眼差しで見てた。
サーキットへ車を見にいったのか
女性を見にいったのか
定かではないが
その後
F1ブームが到来するのだ。
モータースポーツの走り
改造車への憧れ
競ってチューンアップしていた
トシくんとガレージの人たち
走る仲間へと
その後トシくんは流れていった。
僕も
前みたいにつるまなくなっていった
お互い仕事は違うし、趣味も変わっていった、
ただ時々
トシくんがいなくても
入り浸っていたトシくんの家には
顔を出し、おじさんおばさんと世間話しながら
家に寄っていたりした。
まるで酒屋の御用聞きのように、
「トシ、いる?」
「また、車で、すっ飛んで行ったよ」
「〇〇〇くん!(僕の下の名前)ビール飲んでいきな!柿の種そこにあるし、」
おじさんも居間で仕事から帰って
一杯晩酌中 僕もたまに
おじさんの晩酌に付き合い
一緒にテレビでナイターみたり、
トシくんの代行で息子がわりをしていたり、
僕は実父とは晩酌の付き合いをしないくせに
他人の友達のオヤジとは晩酌していた変わり者だった。
トシくんの姉さんもたまに
いて
「ごめんねトシいつも居ない事が多くて」なんて
とにかく居ない事が多くなってたのは確か、元々 高校生終わり頃だってトシはバイトづけで、
いないことが多かったし、それでも彼の部屋でレコード聴きながら待ってたり、
なんか僕はトシの彼女か?と思うような関係だったり、
ライブに一緒に出かけたあの頃
その後トシくんはやりたいことが沢山で動き回ってた感じ。
「〇〇もジムカーナやれよ!」
誘われたけど
「おれ、いいよ、怖いし、車の運転下手くそだし、」
前のめりにハマる事もなく
車を手にして行動範囲が広がった分
僕とトシくんとは
それから
つるんで動くことは無くなった
20歳を迎える頃には僕は
寮生活になり、余計に
離れ離れに…
サーキットへの誘い
サーキットの娘
サーキットの狼
もし、あの時
トシくんと同じように
サーキット熱に僕がシフトしていたら
今ごろ僕は…
この歌を聞くたびに
あの頃の車への興味と
モータースポーツへの
誘惑の瞬間が
頭をよぎる。
改造車ももうほとんど見なくなり
…
最近また、たまにシャコタンの車とかチューンアップしてそうな車を目にするけど
車、走りへの憧れ
ロマンだなぁ
サーキットの狼でのスーパーカーブームの余韻は今でも心のどこかに燻ってて、
ランボルギーニ ミウラ
や
カウンタック
ポルシェカレラ911
ロータスヨーロッパ
なんか
いまだに憧れる。