1985年作品
作詞 売野雅勇
作曲 吉田拓郎
中島みゆきさんの世界観から吉田拓郎節を研ナオコが歌う。
売野雅勇さんとは初コンビの吉田拓郎さん。
80年代後期に差し掛かり
洋楽志向の音と打ち込みで
がらりと変わってきた雰囲気
作品のモデルも
イメージは
都会の女性の強がりの美しさ
大人の恋の終わりの歌を歌わせたら
右に出る人は
そうそういないのでは?
と思わせる
研ナオコさん。
バラエティ、コントでみせる顔
ギャップで映える彼女。
歌の世界で魅せる
大人の女性の哀愁と強さ
それまでまかり通っていた
捨てられる女
涙にくれて…
あなた無しでは
生きられない…
女の可愛さ弱さの売りが
都会派の強さと美しさを持った
女性像を見せ始めてきた。歌謡界の歌。
社会への女性進出で
それまでの女性像が変化しつつあり、如実に歌の世界には反映されていた。
♪六本木レイン レインレイン
いい女でいさせてよ
六本木レイン レインレイン
私のかわりに泣いておくれよ
六本木レイン レインレイン
いい女になりたけりゃ
ふられ上手になることね
あゝ私泣いてないよ 泣いてないよ
寂しいと言いそびれ
引き止められる
1秒が永い
嘘でいいから
やり直そうと
お人好しだねまだ待ってるわ
どれだけ粋な感じで男を見送るのか
本音を隠して
雨の中
女も粋でクールな時代の中で恋をするということは
ちょっと堅苦しい
不自然な感じなのかもしれない。