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真夜中のテニスコート 浜田金吾

2019-12-27 16:56:00 | 僕の音楽日記
浜田と言えば
金吾です。

そんなキャッチコピーがアルバムに
書かれていた。
Moonレーベルからの
82年発売のアルバム
「midnight cruising」






レコード店でアルバイトしていた
としくんが
新しく発売された
シティーポップ和物AORミュージシャン
『浜田金吾』さんを仕入れてきた。

「おいおい!なかなかいいぞこれ!」
「なになに?浜田省吾?」
「違うんだ!浜田って言ったら
金吾なんだ!」

浜省が少し売れ始めたころ

僕としては非常に紛らわしい
アーティストをぶち込んできた
としくんに
いささかイラついて
嫌々聴いた覚えのある
アーティスト。

何が浜田金吾だ

そう呟やいてる僕を後に
としくんは
また、バイトへと戻っていった

期末試験で早帰り午後から暇を持て余す僕は
自宅へ戻らず
としくんの家で好きな漫画とレコードを聴きながら
柿の種を食べながら
過ごしていた。


おばさんかおじさんがいる時

〇〇〇!(僕の名前呼び捨て)ビール飲むか?って勧められて
欲しかったら冷蔵庫から持っていきな!
って
気前良く頂きながら

過ごしていたことも…たまには
あって、
居心地のいいとしくんの家だった。

その家の家族同様
馴染んでいた僕は


としくんがバイトが終わるまで
その部屋で
レコードをよく聴いていた。


バイト代の半分は新譜のレコードを買い漁って仕入れては
どんどん膨れ上がっていたレコード。

幅広いジャンルを聞いていたとしくん。

僕は
相変わらず
ミーハーなので
好きな音しか聞かなかったし、それでも
勧められて聞いてきたものが
多かった。

浜田金吾さんも
その一人

midnight cruising
アルバムタイトル曲も
なかなかディスコサウンドでいい!
ノリのいいリズミカルなサウンドと
ライトなボーカル

僕の中では通り過ぎるだけで、
なかなか引っかからなかったなぁ

CityPoPの良さは
当時山下達郎さんにしても
そうだったけど
僕の中で弾けるのに
時間を要した部類。

軽すぎて…
タバコでいうと
スーパーライト
軽すぎて吸っているのか
わかんないやつ

そんな感覚に近くて…
もっとガッツリ!ガッんと来るものが好みだった。

ソフトアンドメローという
スタイルも流行っていた頃

流行の波を逆らう僕の音楽ポリシーは
今思えば
いい歌を聞き逃して
きたのかもしれない。

このアルバムの中に
なんとなく
バラードで良いなぁと思っていた
歌。

それが
『真夜中のテニスコート』だったと思う。



浜田金吾さん
「クラフト」というグループのベースとボーカル担当だった
甘い歌声は
当時の僕にしては
物足りないくらいだった
ジャズテイスト
のある大人の音を聴き分けて
噛みしめれるほど
大人になってなかった僕。


そうだったんだ
僕はまだ
子供だったんだなぁ



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