優しすぎる事
優しい事がどんなに
素敵な事なのか
正直すぎる事
自分の気持ちに…
周りに対しても…
不器用で
飾らなく
損な役回りや
らしくない事ばかりに
時間をとられ
それでも
全ては優しさで包み込み
正直すぎる己の技に
時間をかけて
遠回りしながら
幸せにたどり着けたなら
その時
すべてが報われる
ことを信じて…
夕暮れの
帰り道
受話器の向こうの
暖かな声
一方的に話をしてくる
けれど
こちらの話は
言わせない
優しさなのか
喉元に押し込められる言葉は
あとで
言わなくてよかったのかな?
と
目の前に沈みゆく
夕焼け空の向こうに
呟いてみる。
オレンジ色の夕焼け空は
柔らかく
優しく
夜を迎える準備色
君の得意の料理の献立は…
君への忘れ物が無いように…
君も僕も
遠回りの探し物をしている
人生の中
幸せという秘宝探しの地図を持ち
今日も
明日も
夕暮れ時を通過して
また 明日、と
笑顔で手を振って
ホントの気持ち
言葉に出来ず
言葉にすれば
形が崩れ
小さな粒を
寄せ集め
大切に
大切に
明日もまた、
同じ気持ちでありますように…
映画 「太陽の家」の主題歌
久々の素直な真っ直ぐな
昔の長渕剛さんらしい
シンプルな歌。
飾らない素の気持ちが伝わる
いい歌である。