明日の葉っぱ(8×8)=69

思いつくまま 気のむくまま書いてます。

映画「エマニエル夫人」 レイモン ルフェーヴル

2021-04-12 16:48:00 | 僕の音楽日記

思春期の入り口に
立ちはだかったのは
フランス映画の
「エマニエル夫人」だった。

映画好きなN田くん
マセてた彼は
エロ田とも呼ばれていて

さくらももこ先生の作品
ちびまる子ちゃんの中の
「永沢くん」で
中学生の永沢くんの中で
出てくる
「ゲヘとカツやん」の「ゲヘ」に
似てたんだよ
下品な笑いといい
いかにも
すけべそうは感じだった映画好きな
N田くん


左がゲヘでなんか、
いやらしい感じがそっくりだった。

とにかく
映画に詳しい
N田くんはブルース・リーが大好きでよく、真似もしていた。
よくよく考えたら
「浦安鉄筋家族」に出てくる
春巻龍先生にそっくりでもあった


そんなスケベでエロいN田くん
イチオシの映画だったのが
1974年公開の
フランス映画
「エマニエル夫人」だった。

「映画を見るならフランス映画!
アランドロンでしょ!」

そう豪語していた彼の
オススメが

太陽がいっぱい
ボルサリーノ
でもなく

シルビアクリステル
主演の「エマニエル夫人」という映画だった。
まだ小学生だった僕たちには
刺激が強すぎた。

♫タラララララ タラララララ
ラァ〜 タタタタ タタッ タァ〜

あのアンニュイな雰囲気の
音楽が流れる


フランス映画であったことから
とても甘く優美な雰囲気の
ソフトポルノ映画として
日本でも
女性が多く鑑賞されたとあって
大ヒットした
老いも若きも男性も女性も
「エマニエル夫人」旋風に
日本中が巻き込まれた。

8時だョ 全員集合!
のカトちゃんの
「あんたも好きねえ」「ちょっとだけよョ」
のギャグも流行っていた時期だったし、
重なるように公開されていた
エマニエル夫人。

エロい感じのギャグやら
ドラマ、本、そんなところに
思春期のアンテナは
広範囲に受信しようと
勉強そっちのけの
優先順位が変わっていってた
時期だ。

女性に興味を持っていく
そんな時期に
出会った
エマニエル夫人は
ある意味
美化された性教育的、性の指南
のような位置にあった
映画だったように思う。

その頃の
日本のいわゆる
成人映画、ロマンポルノは
どうも雰囲気が
土着的というか
イケてなかった。

街角に貼られてる
成人映画ポスターの
いやらしい感じ
と「エマニエル夫人」のポスターとでは

どうしてこうも
違いがあったのか?
と思うほど

芸術としての品位すら
感じる
「エマニエル夫人」

いやらしかったんだけど
いやらしくない

女性の官能的場面に
興奮したりしたけれど…
美しく描かれてる
事が
男子の興味本位的な
鑑賞のレベルを
引き上げてくれた。

ポルノ映画
という
思春期の興味に
違う形で導いていってくれた
「エマニエル夫人」

最初に観た
女性の裸のシーンが
日本の成人映画のそれではなく

エマニエル夫人だったと
いうことが
案外、いい、綺麗な思い出だったり
したりして

思い返すと
僕たちの
思春期の入り口の
ポルノ映画の
立て看板は
燦然と輝く
「エマニエル夫人」なのだ

ラタンで編んだ椅子に
胸をはだけて足を組んで
挑発的な視線を送る
シルビアクリスタルが
そこにいた。






最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (necesito)
2021-04-12 19:36:07
こんばんは⭐️

エマニエル夫人
大変お世話になりましたーーー*\(^o^)/*

あとは
サードの田中美佐子さんでーーーす*\(^o^)/*
返信する
Unknown (aoi-tuki-no-waruz)
2021-04-12 20:16:54
@necesito さんコメントありがとうございます😊
僕も世話になった一人です(笑)
返信する

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。