日々是好舌

青柳新太郎のブログです。
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百古里庵(すがりあん)地域おこしのモデルです

2015年03月17日 15時55分31秒 | 日記
 百古里庵(すがりあん)というのは北遠・静岡県浜松市天竜区横川160に所在する古民家を利用した蕎麦屋さんである。いや日本料理店と呼んだほうがいいのかもしれない。

 女将の山本幸江さんとはフェイスブックのお友達を介して知り合ったフェイスブック仲間である。

 私の住んでいる静岡からは国道362号線を行けば間違いなくたどり着くのであるが、362号線は山間地を通る羊腸のコースだから東名あるいは第二東名で浜松方面から入ったほうが時間的にもはるかに早い。

 私はこれまでに一度しか百古里庵(すがりあん)を訪ねたことがない。その一度というのはお地蔵さんとふくろうの石彫家・土屋誠一さんの作品展を拝見に参上したのである。百古里庵の庭は芝生になっていてそこに作品のお地蔵さんなどを展示してあった。

 また百古里庵の近所の横川364-3には志戸呂焼の陶芸家・鈴木青宵さんの直透窯(じきとうがま)があったりしてこの北遠の隠れ里と称される横川地区はちょっとした芸術家村の様相を呈している。

 最近、『百古里(すがり)を愛する会』というのがフェイスブックに立ち上がった。この会では「北遠の隠れ里・百古里めぐり」(3/28〜29)というのを企画している。

 フェイスブックという媒体を通じて過疎地域の村おこしをしようという企てには大いに賛同したい。他の過疎地域でも嘆くばかりではなくて何らかの行動を起こすべきではないか。


ルンペンになった男が舞い戻る

2015年03月17日 08時26分21秒 | 日記
 2月21日に行方をくらませた男Sが舞い戻ってきた。

 3月13日に保護司のところへ電話連絡があって、16日に保護観察所へ出頭してきた。保護観察処分で執行猶予中の身の上だから、保護司から事故報告が観察所へ上り、観察所が警察へ通報すれば逮捕されて実刑を食らう可能性だってある。

 その辺のことは本人も解っていたようだ。現在の所持金はたったの40円。行方をくらませたときは30万円近くを所持していたはずであるが、行きつけの高級鮨店や居酒屋で豪勢に散財したあとはたちまちにして文無しになり、ここ数日はデパートの食品売り場の試食品を漁り、公園や地下道でホームレス生活をしていたそうである。保護観察所の面談室であったのだがなんとなく臭いような気がした。

 本人にこれからどうするのかと問うと、ご迷惑をかけたから、会社を辞めて宿舎を退去するという。どこか頼れるところがあるのかと問えばどこもありませんという。
それでは身の周りの荷物を持って、この雨の中をどこへ行くのかと問い詰めれば、下を向いてだんまりを決め込む。この男は自分に都合の悪いことは黙秘するのが一番だと心得ているようである。

 同席していた保護監察官も見るに見かねて口を挟んでくる。保護観察のついた人間を役所としては野放しにできないのである。だからといって保護観察所で保護できるわけでもない。なんとか元の鞘に納めようとしているのが言葉のはしはしに見えている。

 結局、所持金40円の男をそのまま放置すれば、いずれは万引きでもして留置所へ逆戻りするのが目に見えているという結論になった。

 会社で引き受けたとしても三度裏切られるのは分かっているが、それを承知で引き受けることにした。馬鹿げた話ではあるが無一文の人間を雨の降る中へ放り出すような真似は人間としてできかねるのである。

 本人は今、宿舎で風呂に入ってルンペン生活の垢をおとしている。まったくいい気なもんである。