日々是好舌

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遅咲きの男おしんも糖尿で

2011年11月15日 09時42分59秒 | 日記
先日、11月7日、元横綱・隆の里の鳴戸親方が59歳の若さで急逝した。
死因は急性呼吸不全という発表であるが、鳴戸親方に対しては、先月下旬から、弟子に対する暴行やインスリン注射疑惑が週刊誌の報道により発覚、渦中にあっただけに自殺説まで持ち上がって様々な憶測を呼んでいる。

報道によれば弟子に対する暴行もインスリン注射もほぼ事実であったようで8日には相撲協会の処分も決まっていたそうである。

このあたりの事情は素人の私が云々するよりもネット上にたくさんの情報があるのでヤフるなりググるなりしていただいたらよいと思う。

私が注目したいのはインスリン注射についてである。鳴戸親方は弟子の体重を増やすために意図的にインスリンを注射させていたというのである。

私の主治医もインスリン注射を処方しながら減量をするようにといつも言う。これは医者として至極当たり前の指示ではあろうが、私はこれまでインスリンを使用すると太るということを医者から直接聞いたことが無い。

私に処方されている薬剤は先ずインスリン注射と血糖降下剤のアクトスである。
次に肥満・コレステロール抑制薬のリピトール、それに牛車腎気丸である。便秘薬のセンナもときどき貰っている。

糖尿病は主に遺伝によって起きている。私の場合は祖母が糖尿病であった。糖尿病を起こす遺伝子に「倹約遺伝子」と云う呼び方がある。

「倹約遺伝子」つまりは「肥満遺伝子」を多く保有している民族はイヌイット、ピマインディアン、日本人の順である。
これらの民族に共通していることは氷河期時代(2~3万年前)に獲物を追い求め、ユーラシア大陸から氷結したベーリング海峡や日本海を越えて、アメリカ大陸、日本列島に渡ったモンゴロイドだと云うことである。

獲物がとれず飢餓に陥っても、脂肪という蓄積したエネルギーを消費する生理的なメカニズムがあったから、人類は氷河期を生き延びることが出来た。

そして、1~2万年も続く氷河期の飢餓的環境に耐える体質をそれぞれの民族が獲得したのであろう。その中でも更に過酷な飢餓に順応すべく、摂取した栄養を少しでも脂肪として蓄えようとする体質を獲得した種族がいた。
皮肉な事により少量の食料でも生命保持に足ることになると、摂取した栄養をエネルギーに転化するインスリンの分泌量もより少量で足りることになり、インスリン分泌量の少ない体質も併せて獲得したようである。

私などはその末裔であるから、粗食に甘んじていさえすれば発病することもなかったのだが、なまじ経済的に恵まれて栄養過多になったために「倹約遺伝子」の反作用で糖尿病になってしまったのである。


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