日々是好舌

青柳新太郎のブログです。
人生を大いに楽しむために言いたい放題、書きたい放題!!
読者のコメント歓迎いたします。

我輩は鳶の会社の兎なり

2011年11月18日 10時17分29秒 | 日記
警察の隠語ではウサギは脱走犯のことである。
豆泥棒は婦女暴行。
観音様は全裸。
まんじゅうは死体。
鳶は路上強盗。
ぐには質。
おでこは警官でバイクに乗った警官を月光仮面というそうだ。他にも警察隠語は色々とある。
隠語といえば直ぐに猥褻な言葉を連想するのは小生だけではないだろう。
「ちんぽこもおそそも湧いてあふれる湯」
この句は、温泉好きの種田山頭火が湯田温泉(山口県山口市)にあった千人風呂をよんだ句である。おそそは京言葉で女性器のことであるがこの句を読んで猥褻だという人は少ないだろう。
以下の言葉は猥褻なのであろうか。
【御事紙】(おんことがみ)
今で言うティッシュペーパーのことである。『色里三所世帯』に「延紙は吉野より」とあり。その吉野紙、または廉紙(れんし)など称する閨房(けいぼう)用の紙を言う。
【くなどの神】(くなどのかみ)
男性の生殖器神を言う。『道神考』に「“くな”とは男陰の義なり」とあり。鶺鴒を“にわくなふり”と呼ぶは、庭にて陰茎を振る鳥との義なりと聞く。この“くな”、動詞となりて、くなぐ、くなぎと言えば交接の義。くなげ、くながんなどの活用もあり。『古事談』に「大納言(だいなごん)道綱卿の放言して何言を言うぞ、妻をば人にくながれて……」とあり。讃岐の阿波に接する山間の者が交接することを今なお「チンポする」と言えり。これくなぐと同様、男陰を主とせること奇とすべし。松岡調の『陰名考』に「美斗能麻具波比(ミトノマグバイ)ぞ最も古かりける。それに亜(つ)ぎ(=次)ては度都岐(トツギ)、また久那岐(クナギ)と言う」とあり。
【くぼ】
女陰の古名にて凹(くぼ)の義なり。「しなたりくぼ」とも言う。落くぼ、谷くぼなど言える窪(くぼ)も女陰の名義より出たるなりとの説あり。紫貝を「馬のくぼ貝」と言うも、この貝の形状が牝馬(ひんば)の陰部に似たるをもってなり。また『新猿楽記』の中に、老女の陰部を「鮑苦本(あわびくぼ)」と書ける由『陰名考』にあり。
【千ずり百がき】(ちずりももがき)
手淫を言う。『陰名考』には「千(ち)ずり百(もも)むき」とあり。また「百(ひゃく)むくり」とも言う。『三陰論』に「田舎にては百むくりとも、また手○○とも言うよし」とあり。
【ちゅうぼう】
古書には重宝(ちゅうぼう)と書けり。男陰を言う。身体の「中棒」なるべし。「柱棒」と書けるもあり。 男陰を「男柱」(おばしら)または「帆柱」「肉柱」など言うに基くならんも、柱棒は重言なり。男陰を棒と称することは「肉棒」また「厄介(やっかい)棒」など言う例あり。
【情所】(なさけところ)
女陰を言う。性欲の情を満足せしむる所との意なり。また「情の穴」とも言えり。『松屋筆記』にいわく「女陰を情竇というは心の奥の情を通ずる穴という義なり。上古は男陰をも言いしか。『古史伝』にいわく「最(いと)古くは男女ともに、ここ(陰部)を那佐祁(なさけ)と言いていたく隠し、名をさえ避けていわざるところなり」。
【丹鉾】(にぼこ)
男陰の古名なり。丹とは赤きを言う。
【ひなさき】
陰核を言う。「吉舌」(ひなさき)または「雛先」とも書す。「ひなさき」は「火の穴のさき」ならんと大槻如電翁語れり。松岡調翁は「火の門鉾(とさき)」かと説けり。
【やりくり】
交接を言う。 貞享元禄(1684-1704)頃の淫書にこの語多く出ず。『好色赤烏帽子』に「女をとらかし、日々に“やりくり”の数を重ね」、『色里三所世帯』に「この事よりほかに楽しみなしと思い入りの“やりくり”」、『風流呉竹男』に「我国の法師など“やりくり”を知らず」、『好色貝合』に「今生の“やりくり”は思いとどまり」、『好色変通占』に「門に犬の遣繰(やりくり)あり」、『好色旅枕』に「犬の遣曲(やりくり)」などあり。
【ろてん】
男陰を言う。京大阪にて天和(1681-)頃より寛政(-1801)頃まで行われたる語なり。『好色一代男』に契(ちぎり)の隔板とて「女楽寝をすれば、ろてんの通うほどの穴あり……」。 貞享(1684-88)の京版『好色貝合』には弱露転の題下に「人なみならぬ露転を持つ」とあり。『風流玉の盃』には「“ろてん”火のごとくなり」とあり、精液を露と言うより、それを転ずる器として「露転」の字をあてはめしならんか(現今の医家が男陰を注射器と言うに同じ)。 語源は船頭および船乗商人が男陰を「櫓栓」(ろせん)と言いし転訛なるべし。
小生は、これらの言葉を決して猥褻とは思いませんが、ご判断はそれぞれの自由です。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿