日本経済新聞 2024年1月13日より
京都府、最多19度目優勝
第43回全国都道府県対抗女子駅伝は12日、京都市のたけびしスタジアム京都発着の9区間、42.195キロで争われ、京都が2時間15分26秒で3大会ぶり、歴代最多を更新する19度目の優勝を果たした。
1区の中地こころ(立命館大)がトップと3秒差の区間4位で、2区の佐藤ゆあ(立命館宇治高)が区間2位と力走してトップに。
4区の山本ゆうみ(立命大)、5区の芦田愛菜じゃなかった和佳(立命館宇治高)、7区の大西桃花(立命館宇治高)、9区(アンカー)の4人が区間賞と、隙のない強さで後続を突き放した。
1区(6km)
区間賞 田浦 英理歌 積水化学(千葉) 19分17秒
2位 真柴 愛里 長野東高(長野)
全国高校駅伝1区区間賞の真柴選手は、実業団・大学選手に一歩も引かず強かった。
◆8区→9区 通過順位(上位10位)
▽1京都
▽2大阪
▽3長野
▽4鹿児島
▽5愛知
▽6神奈川
▽7岡山
▽8福岡
▽9広島
▽10千葉
◇上位チーム アンカー
▽京都:川村 楓(27) 岩谷産業
▽大阪:大森 菜月(30) ダイハツ
▽長野:和田 有菜(25) JP日本郵政G
▽鹿児島:藤元 あみ(20) 京セラ
▽愛知:前田 彩花(20) 関西大
▽福岡:菅田雅香(23) JP日本郵政G
▽千葉:伊澤菜々花(33) スターツ
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▽兵庫:田中希実(25) NewBalance
▽長崎:廣中璃梨佳子(24) JP日本郵政G
京都が独走、大阪に長野が追いつき並走が続く。
その2チームに福岡と千葉も加わり、4チームの大混戦となる。
1 京都 2:15:26
2 大阪 2:17:52
3 福岡 2:17:53 アンカーで8位→3位
4 千葉 2:17:53 アンカーで10位→4位
5 長野 2:18:13 アンカーで3位→5位
6 広島 2:18:42
7 岡山 2:18:45
8 愛知 2:18:49
9 長崎 2:19:03
10 兵庫 2:19:16
長野:和田選手は実業団女子駅伝で優勝したJP日本郵政Gチームの7人の次の8番目の選手だったらしい。この悔しさを来年晴らせ!
3大会ぶりV で最多優勝回数を更新した京都は、2区から一度も首位を譲らなかった。2位と1分15秒差でたすきを受けたアンカー川村は、廣中璃梨佳や田中希実らが集った9区で2年連続の区間賞に輝き「皆のつくった貯金を使い果たさないようにと思った」と総合力の勝利を強調した。また「この大会は、生まれ育った場所で成長を見せられるいい機会で、ちょっとは成長した姿を見せられたと思う。京都に生まれてよかったという気持ちです」と喜びを表現した。
立命館大や立命館宇治高の地力あるランナーをそろえ「4~5区でトップに立てれば」と考えていた渡部博子監督(白髪で気苦労が多いのかと思った・余計なお世話⁉)は「皆が想定を超える走りをしてくれた」。完勝の流れをつくった2区の佐藤は、6区の村松 灯(立命館大)からの「(終盤の)紫明通でギアを切り替えれば大丈夫だぁ」との助言通りに快走した。
この大会は「京都で長距離走をやる女子選手の中学生の頃からの憧れの場」と渡部監督。京都チームで初めて走った佐藤は「憧れの先輩と一緒に練習でき、たくさん話を聞くこともできた。この経験は自信につながる」と笑みを浮かべた。
来週は広島県で、都道府県対抗男子駅伝が開催される。
頑張れ 広島 島根
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