本日は、久しぶりに「サラメシ」シリーズで。
今の職場が、都営三田線の御成門駅の真上にあるので、その周辺にある「お昼のグルメ」をご紹介します。
お店の名前は「之村」。人気の天ぷら屋さんなのですが、お店の一番人気は何といっても「かき揚げ丼」。小海老のかき揚げが、どんぶりの上に所狭しと乗せられており、少し濃いめのタレとの組合せが絶品であります。
お値段は1400mと、ランチとしてはちょっと高めでありますが、勤め人の月に一度くらいの贅沢としては問題ないかと。
実は、この「之村」というお店は、虎ノ門にある「光村」という「鰻と天ぷら」で有名な1930年創業の老舗から分岐したお店。どうも光村のご主人のご兄弟が始めたお店らしい。「之村」は気どりもなく庶民的な店構えで、御成門周辺の勤め人が気軽に立ち寄れる雰囲気なので、いつも昼時は長蛇の列になります。
それから、来店するお客さんの1/4くらいは海外からの旅行者で、特に香港あたりからの小綺麗な若い女性と男性を見かけることが多いです。この人たちは、定番のかき揚げ丼のほかに、単品で旬な食材の天ぷらを追加注文しているのですぐに分かります。どうも、海外旅行者向けのガイドブックに載っている有名店でもあるようです。
ちなみに、ワタクシは2007年~2009年の名古屋勤務時代に、名鉄瀬戸線の清水駅近くにあった「光村」のかき揚げ丼が、この味との最初の出会いでした。名古屋の「光村」といえば、地元の瀬戸線沿線だけでなく、名古屋市民の多くが知っている1973年創業の名店。中部地方のゴルフ場に行っても「光村風 かき揚げ丼」などという怪しい昼食が出るくらい、その知名度は高いのであります。
これは未確認情報でありますが、名古屋の「光村」は、「虎ノ門「光村」の娘さん一家が創業したらしい」とのこと。「光村」という名前を使用していることもあって、中部地区ではそのように信じられておりました。(間違っていたらゴメンナサイ!)
ワタクシはとにかく、名古屋の「光村」の味が忘れられず、東京に戻ってからも、名古屋出張のたびに、わざわざ清水駅まで出向いていたくらい。それが約15年ぶりに、新たな職場近くで寄ってみた「之村」のかき揚げ丼が、まさに「光村」のそれではありませんか!
とにかく一度お試しあれ。
11時開店ですが、その時間に行かないと、もう外で待たされますので悪しからず。