金融マーケットと馬に関する説法話

普段は資産運用ビジネスに身を置きながら、週末は競馬に明け暮れる老紳士の説法話であります。

【GⅠ回顧】 天皇賞秋・スワンS・アルテミスS

2022-10-31 05:37:24 | 競馬

 まずは2歳牝馬マイル戦のアルテミスS勝ったのは、キタサンブラック産駒ラヴェルスタートは出遅れて、ほぼ最後方追走で脚を溜めることに。逃げたキズナ産駒アリスヴェリテの前半3ハロンのラップは35秒8とスロー直線に入ると、逃げ粘るアリスヴェリテを見ながら徐々に前に進出。残り300mのところでスパートを開始、すぐにアリスヴェリテを捉まえて押し切ろうとしたところに、後ろからドゥラメンテ産駒リバティアイランドが猛然と迫りますが、クビ差凌いで勝利。良の勝ちタイムは1分33秒8。

 勝ったラヴェルは出遅れをものともせず、4コーナー手前から仕掛けると鋭く反応して、ラストの切れ味も33秒0と完璧な内容でした。名実ともに2歳牝馬のトップに立ちました。阪神JFの最有力候補と言って良いでしょう。

 2着のリバティアイランドは、ラスト100mの切れ味はさすがでしたが、直線に入る前の仕掛け時に反応ができず、後手を踏みました。阪神JFの有力候補には変わりませんが、マイルは忙しいのかもしれません。3着のアリスヴェリテも強い内容の3着。まだまだ成長過程なので、来年のクラシックに向けて期待できる馬です。ちなみに、前走の野路菊S2着であり、野路菊S4着のトップナイフが萩Sを勝ちましたので、アリスヴェリテ・トップナイフの活躍からも、1着ファントムシーフを中心に野路菊S組のレベルは高いことが証明されたと思います。

 

 次は阪神のスワンSロードカナロア産駒ダイアトニック好スタートから5番手追走を選択。逃げたヴァトレ二の前半3ハロンのラップが34秒0と、このメンバーとしてはややスロー直線に入ると逃げ粘るヴァレト二を追いかけてダイアトニックが前に出ます。残り100mのところでダイアトニックが先頭に立って、そのまま後続に1馬身差をつけて勝利。良の勝ちタイムは1分19秒8。ダイアトニックは、前々の位置から鋭く抜け出し会心の勝利。さすが1400mのスペシャリスト。

 2着のミッキーアイル産駒ララクリスティーヌは、中団待機から一気の差し脚を見せました。内内の位置取りが活きた感じ。アタマ差の3着は、ほぼ最後方から追い込んできたロードカナロア産駒ルプリュフォール。前走朱鷺Sの1着2着が2着3着を占めました。展開が向いていなかったにも関わらずの2着3着ですから、この2頭は力を着けている証拠だと思います。

 4着のトゥラヴェスーラは、さすが高松宮記念4着。地力を見せたというところ。一方、5着のキングオブコージにはビックリ。こちらもロードカナロア産駒なので、2000m超と思っていた適距離はもう一度見直すべき

 

 そしてGⅠ天皇賞秋勝ったのは、キタサンブラック産駒の3歳牡馬イクイノックススタート直後は、ジャックドールとシャフリヤールが前に出たので、狭いところに挟まれて、彼らのすぐ後ろの10番手の位置に。結果的にはこれが奏功。離して逃げるパンサラッサの前半1000mのラップは57秒4とハイペース。しかし、2番手以下のペースは59秒台なので、どちらかと言うとスローの前半になりました直線に入ると、逃げるパンサラッサを追いかけて、4番手からジャックドール、5番手からシャフリヤールが前に出てきます。しかし、なかなか差が詰まりません。その後ろから、イクイノックスが猛然とスパートすると、ゴール寸前で逃げるパンサラッサを捉えて勝利。良の勝ちタイムは1分57秒5。2着に逃げ粘ったパンサラッサ、3着は内から伸びたダノンベルーガ、4着にジャックドール、5着がシャフリヤールでした。

 勝ったイクイノックスは、念願の初GⅠ勝利パンサラッサの離し逃げに惑わされず、前半に脚を溜めて、32秒7の切れ味を活かしたレース運びが奏功した勝利。疲れが溜まりやすい体質なので次は未定かもしれませんが、香港カップに行けば大本命になると思います。

 2着のパンサラッサは惜しいレースでした。前半1000mが58秒フラットだったならば、後半も59秒フラットくらいに纏められたと思うので逃げ切れたかも。いずれにしても、持ち味を出せたレースでした。3着のダノンベルーガは、イクイノックスと同じ位置から最短の内側を突いた結果なのでやむなしか。この馬も力は出せたと思います。

 4着のジャックドールは残念なレースパンサラッサを追いかけて2番手から行って欲しかった。ゴール前50mのところでパンサラッサを捉まえるというレースが出来ていれば勝ったのはジャックドールだったと。5着のシャフリヤールは、直線で突き抜けると思いましたが全く伸びませんでした。仕上げが途上だったのか、前半で脚を使い過ぎたか。いずれにしても2400mで見直します。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【2歳戦回顧】 10月29日~30日

2022-10-30 16:55:02 | 競馬

 土曜日は阪神1Rダート1800mを勝ったリアルインパクト産駒オーロイプラータ後方待機で脚を溜めます。直線に入ると、先に抜け出したモーリス産駒レインメーカーとシルバーステート産駒カルンウェナンの外から、マクリ気味に豪快に差し切って、そのまま突き放し8馬身差で圧勝。ダート良の勝ちタイムは1分55秒3。2着はカルンウェナン、3着にレインメーカー

 東京1Rダート1600mを勝ったデクラレーションオブウォー産駒スナイチゴールド好スタートからマイペースの逃げへ。直線に入ってもスピードを緩めず、そのまま3馬身差をつけて完勝。ダート良の勝ちタイムは1分41秒1。2着は5番手から差してきたディストーティドヒューマー産駒モダナイズクィーン、3着は7番手から追い込んだロードカナロア産駒サンデュエル

 新潟2Rダート1800mを勝ったオルフェーヴル産駒シリンガバリガリス好スタートから2番手追走へ。直線に入ると、逃げるドゥラメンテ産駒レッドマグナスを残り200mのところで捉まえて、そのまま抜け出し2馬身差で完勝。ダート良の勝ちタイムは1分57秒1。2着は後方から追い込んできたモーリス産駒モーメントキャッチ、3着は逃げたレッドマグナス

 阪神2Rダート1200mを勝ったトランセンド産駒パラシュラーマ好スタートから3番手追走へ。直線に入ると、逃げるヴァイオレンス産駒ジャスパーロイヤルを残り100mのところで捉まえて、そのまま5馬身突き放して完勝。良ダートの勝ちタイムは1分12秒5。3着は4番手から差してきたキンシャサノキセキ産駒ジャスティンカプリ

 東京2Rダート1300mを勝ったノボジャック産駒ジャックパール好スタートから2番手追走へ。直線に入ると、4番手から前に出てきたメイショウボーラー産駒テイエムスイスイとジャックパールの2頭が併せ馬状態で叩き合いに。ゴール前でジャックパールが1/2馬身前に出て勝利。ダート良の勝ちタイムは1分21秒0。3着は3番手から粘り切ったデクラレーションオブウォー産駒スミダカチドキ

 阪神3R芝1800mを勝ったキズナ産駒ティムール最後方待機で脚を溜めます。直線に入ると前の馬が入れ代わり、残り200mのところから、ティムールと、ハーツクライ産駒ミタマ、リオンディーズ産駒サンライズプルート、同じくリオンディーズ産駒ウインエーデルの4頭が並んで競り合いながらゴール1/2馬身差で1着ティムール、2着サンライズプルート、ハナ差の3着がウインエーデル。良の勝ちタイムは1分47秒7。

 東京3R芝1800mを勝ったラブリーデイ産駒グリューネグリーン好スタートから2番手追走へ。離し逃げのシルバーステート産駒エエヤンの前半1000mのペースは57秒8。直線に入ると逃げるエエヤンを追いかけて、残り200mのところで捉まえて、そのまま後続を2馬身1/2差をつけて完勝。良の勝ちタイムは1分46秒4。2着は後方から差してきたヴィクトワールピサ産駒フライウィズミー、3着は最後方から追い込んできたドゥラメンテ産駒ノットファウンド

 阪神4Rダート1400m新馬を勝ったヘニーヒューズ産駒ヘニータイフーン6番手追走で脚を溜めます。直線に入ると、逃げたキングダイヤモンドが抜け出しますが、大外からヘニータイフーンが豪快に差し脚を伸ばして快勝。ダート良の勝ちタイムは1分27秒1。2着は8番手から差してきたキンシャサノキセキ産駒ハチメンロッピ、3着は後方から追い込んできたパイロ産駒レオキー

 東京4R芝1400m新馬牝馬限定を勝ったエピファネイア産駒ルミノメテオール5番手追走で脚を溜めます。直線に入ると、4番手から先にヴィクトワールピサ産駒パルティクラールが抜け出しますが、すぐにその横からルミノメテオールが前に出て、そのまま1馬身1/2差で勝利。良の勝ちタイムは1分25秒0。3着には、中団後方から追い込んできたサトノダイヤモンド産駒マテンロウアネモス

 新潟5R芝1400mを勝ったミッキーマイル産駒メイショウカゼマチ好スタートからスピードを活かした逃げへ。直線に入ってもスピードは緩まず、そのまま1馬身1/4差で押し切り勝ち。良の勝ちタイムは1分22秒6。2着は6番手から差してきたエピファネイア産駒サクラトップクリス、3着は2番手から粘ったダノンバラード産駒グスタール

 阪神5R芝2000m新馬を勝ったゴールドシップ産駒マイネルエンペラー中団後方待機で脚を溜めます。直線に入ると、馬場の最内をついて前に進出、外に膨れた馬たちを横目に、内から抜け出して1馬身3/4差で勝利。良の勝ちタイムは2分1秒9。2着は5番手から馬場の中央を差してきたゴールドシップ産駒ペネトレイトゴー、3着は3番手から粘り切ったハービンジャー産駒マテンロウジョイ

 東京5R芝1600m新馬を勝ったドゥラメンテ産駒シャンパンカラー中団待機で脚を溜めます。直線に入ると、まず4番手からイスラボニータ産駒リラックスが抜け出します。これをシャンパンカラーが追いかけて、残り200mのところで捉まえて、そのまま1馬身1/4差で快勝。良の勝ちタイムは1分35秒5。3着には、後方から追い込んできたダノンレジェンド産駒メイショウコバト

 

 阪神9R芝1800m萩ステークス(L)を勝ったデクラレーションオブウォー産駒トップナイフ好スタートから2番手追走へ。直線に入ると、逃げるスズカダブルが粘りますが、残り200mのところで捉まえて、そのまま後続に2馬身差をつけて快勝。良の勝ちタイムは1分46秒2。2着は3番手から差してきたシルバーステート産駒ナイトキャッスル、3着は4番手から差してきたドゥラメンテ産駒エレガントルビー勝ったトップナイフは、前走の野路菊Sが4着トップナイフの勝利で、ファントムシーフが勝った野路菊Sのレベルの高さを証明しました。

 

 日曜日は新潟1R芝2000mを勝ったダイワメジャー産駒イージーオンミー好スタートから2番手追走へ。直線に入ると早め先頭に立って、そのままスピードを加速、後続を2馬身1/2差つけて完勝。雨の良馬場の勝ちタイムは2分3秒0。2着は4番手から差してきたゴールドシップ産駒ヴァイルマティ、3着は後方から追い込んできたリオンディーズ産駒メテオールライト

 阪神1Rダート1400m牝馬限定を勝ったカレンブラックヒル産駒エメラダ後方待機で脚を溜めます。直線に入ると、5番手から馬場の外側をホッコータルマエ産駒タガノアレハンドラが抜け出します。しかし、その直後にさらに外を通って、エメラダが先頭に立って1馬身1/4差をつけて勝利。ダート良の勝ちタイムは1分27秒2。3着は4番手から内を突いたレッドフォルクス産駒メイショウオトギ

 東京1Rダート1400mを勝ったキズナ産駒マホロバ好スタートから4番手追走へ。直線に入ると、まず2番手からドレフォン産駒ハクサンパイオニアが抜け出します。これを追いかけてマホロバがスパートを開始、ゴール前50mのところでようやく捉えて、1/2馬身差をつけて勝利。ダート良の勝ちタイムは1分26秒3。3着には後方から追い込んできたホッコータルマエ産駒オールマキシマム

 新潟2Rダート1200mを勝ったミッキーアイル産駒クールジャーマン好スタートから2番手追走へ。直線に入ると、逃げたダンカーク産駒ディアナゼロスとクールジャーマンの2頭が併せ馬状態の長い叩き合いに。クールジャーマンが1/2馬身前に出たところがゴール。ダート稍重の勝ちタイムは1分13秒1。3着は4番手から差してきたデクラレーションオブウォー産駒デトネイター

 阪神2Rダート1800mを勝ったリアルスティール産駒ゼットスティール5番手追走で脚を溜めます。直線に入ると、まず2番手からフロステッド産駒カウピリが抜け出しますが、すぐに外からゼットスティールとコパノリッキー産駒ペイシャハヤブサが前に出ます。ゴール前ではゼットスティールが3/4馬身差をつけて勝利。ダート良の勝ちタイムは1分55秒5。3着は逃げたカウピリ

 東京2R芝1600mを勝ったドーンアプローチ産駒ノイジーアプローチ6番手追走で脚を溜めます。直線に入ると、逃げるキタサンブラック産駒パールテソーロが押し切りを図りますが、残り200mのところから、ノイジーアプローチとブラックタイド産駒ウィンターダフネの2頭が猛然と襲い掛かります。ノイジーアプローチが1/2馬身前に出たところがゴール。良の勝ちタイムは1分34秒7。2着はパールテソーロ、3着にウィンターダフネ

 新潟3Rダート1800m牝馬限定を勝ったグレーターロンドン産駒セイカティターニア好スタートからマイペースの逃げへ。直線に入ってもスピードを緩めず、そのまま1馬身1/2差で完勝。ダート稍重の勝ちタイムは1分55秒1。2着は中団後方から追い込んできたラニ産駒クレメダンジュ、3着は6番手から差してきたキンシャサノキセキ産駒グレイウェザーズ数の少ないグレーターロンドン産駒がまた勝ちました。ダートでも出走していたら複勝を買っておくことですね。

 阪神3R芝1400mを勝ったハービンジャー産駒ジュエルピーチ好スタートから4番手追走へ。直線に入ると、まず2番手からスプレンディダが抜け出します。しかし、直後にその外側からジュエルピーチがこれを捉えて、さらに突き放します。1馬身1/2差をつけて快勝。良の勝ちタイムは1分22秒5。2着は後方から追い込んできたレッドフォルクス産駒ヴァルトラウテ、3着は中団から差してきたリオンディーズ産駒アイリーンテーラー

 東京3R芝2000mを勝ったサトノダイヤモンド産駒ニシノプロポーズ好スタートから2番手追走へ。直線に入ると早め先頭に立って、そのままスピードを上げて1馬身1/2差で完勝。良の勝ちタイムは2分0秒2。2着は6番手から差してきたキタサンブラック産駒アスコルティアーモ、3着は後方から追い込んできたメイショウサムソン産駒ユイノオトコヤマサトノダイヤモンド産駒は2000m以上で、しかも経験を積んだ馬ほど力を出す傾向。新馬戦よりも、未勝利戦や勝ち上がったあとのレースが買いのチャンス

 阪神4R芝1200m新馬を勝ったエピファネイア産駒ヴィエンヌ最後方待機で脚を溜めます。直線に入ると、逃げたスピルクリスティが押し切りを図りますが、すぐに2番手からシャンハイボビー産駒ゼットカレン、5番手からビッグアーサー産駒カリブルヌス、そして最後方からヴェエンヌの3頭の叩き合いに。1番外のヴェエンヌが1馬身抜け出して快勝。良の勝ちタイムは1分10秒7。2着はカリブルヌス、3着はゼットカレン

 東京4Rダート1600m新馬を勝ったマリブムーン産駒パライバトルマリン好スタートからマイペースの逃げへ。直線に入るとスピードを加速して、後続を5馬身突き放して圧勝。ダート良の勝ちタイムは1分39秒4。2着は4番手から差してきたマインドユアビスケッツ産駒トルズイーガー、3着は6番手から追い込んできたヘニーヒューズ産駒ゴルトレオパルト

 新潟5R芝1400m新馬を勝ったモーリス産駒ブラウンウェーブ好スタートから6番手追走を選択。直線に入ると、逃げて押し切りを図るダイワメジャー産駒サトノグレイトを追いかけて、ブラウンウェーブが残り200mのところからスパート。ゴール前でようやく捉えて1/2馬身差で勝利。稍重の勝ちタイムは1分23秒9。3着は2番手から粘り切ったジャスタウェイ産駒スカイロケット

 阪神5R芝1800m新馬を勝ったヴィクトワールピサ産駒アイルシャイン中団後方待機で脚を溜めます。4コーナー手前で大外を回して前に進出します。直線に入るとまず2番手からストーンヘンジが抜け出しますが、すぐに大外からアイルシャインとゴールドシップ産駒レジェンドシップの2頭がストーン返事を捉えて先頭に躍り出ます。その中でアイルシャインが1馬身抜け出して快勝。良の勝ちタイムは1分48秒7。2着はレジェンドシップ、3着は4番手から1番内を突いて伸びたラブリーデイ産駒ハッピーアズラリー

 東京5R芝1800m新馬を勝ったドゥラメンテ産駒エメリヨン7番手追走で脚を溜めます。直線に入ると、まず馬場の中央からハーツクライ産駒セイウンパシュートが抜け出しますが、すぐに馬場の外側からエメリヨンがこれを捉えます。ラスト100mのところから、エピファネイア産駒ココクレーターが2頭の間を突いて伸びてきますが、エメリヨンがクビ差だけ凌いで勝利。良の勝ちタイムは1分50秒4。2着はココクレーター、3着はセイウンパシュート

 阪神6Rダート1800m新馬を勝ったジャスタウェイ産駒ローレルキャニオン6番手追走で脚を溜めます。4コーナー手前からマクリ気味に前に進出、直線に入ると、残り200mのところで先頭に立って、そのまま後続を突き放して4馬身差の完勝。ダート良の勝ちタイムは1分56秒4。2着は中団から追い込んできたダノンバラード産駒グッドハビッツ、3着は勝ち馬と同じタイミングでマクリ気味に前に出てきたマジェスティックウォリアー産駒アリテクラー

 


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【競馬】 天皇賞秋! 日本のチャンピオンズSを制するのはどの馬か⁉

2022-10-30 05:26:27 | 競馬

 今や、世界の競馬のチャンピオンディスタンスは2000mであります。日本のチャンピオンズSと言えば、天皇賞秋。これを制するのはどの馬なのでしょうか。

 

 以下は、途中まで金曜日と同じ話をいたします。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 今年も凄いメンバーが揃っております。恐らく、ジャパンカップでも、暮れの有馬記念でも、これだけのメンバーが揃うことはないと思います。凱旋門賞へ遠征したタイトルホルダードウデュースには申し訳ありませんが、終わってみれば、今年の最強馬決定戦は、この天皇賞秋だったと言われることになるのでは? と私は考えております。

 

 まず古馬陣からは、昨年の日本ダービー馬で、春のドバイシーマクラシックを快勝した⑧シャフリヤール。同じく春のドバイターフを快速で逃げ切った③パンサラッサ。そのパンサラッサを札幌記念で競り落として勝ち切った⑨ジャックドール。府中2000mのスペシャリストで春の大阪杯GⅠを制した④ポタジェ。府中におけるスピードの持続力では国内トップ級の地力を誇るオークス馬⑭ユーバーレーベン。活躍の場をマイルから中距離に伸ばしてきた②カラテ

 そして充実の3歳陣からは、皐月賞・ダービーともに惜しい2着であり、初GⅠ制覇を天皇賞秋で飾りたい⑦イクイノックス。今年の皐月賞馬で芝2000mがベストの⑥ジオグリフ。皐月賞・ダービーともに4着ですが、潜在能力は3歳トップ級と評価されている⑤ダノンベルーガ

 

 恐らく、人気は、ルメール騎手が騎乗する3歳牡馬⑦イクイノックス1番人気、快速馬⑨ジャックドール2番人気、そしてCデムーロ騎手が騎乗する⑧シャフリヤール3番人気になると思います。ただ、このレースには、⑨ジャックドール③パンサラッサという2頭の快速馬が揃いましたので、夏の札幌記念同様に、究極のスピードの持続力勝負になることが想定されます。

 今年の札幌記念では、1番人気のソダシが全く勝負に参加できなかったように、高いレベルでのスピードの持続力勝負に耐えられる馬でないと上位には食い込めないと思います。単に瞬発力が凄いとか、絶対的なスピードがある、だけではダメで、1ハロン11秒台の消耗戦を2000mまで耐えられる特殊なスピード持久力を求められるということ。

 これは、2019年の天皇賞秋と同じようなレースと言う方が判りやすいと思います。あの時は、快速馬アエロリットがレースを引っ張り、その直後にダノンプレミアムが控えて、全く淀みのないスピードレースになりました。当然のごとく、後ろから追いかける馬たちの多くは脚を使ってしまい、前には取り付けない。唯一、アーモンドアイだけが前に取り付いて、この2頭を差し切って勝利しました。あの時のアーモンドアイの勝ち時計は1分56秒2究極のスピード持久戦のレースでありました。

 今回も、③パンサラッサ⑨ジャックドールが、アエロリットダノンプレミアムと同じ役割を果たすと思います。アーモンドアイに替わる馬がいれば、その馬が勝利。いなければ、⑨ジャックドールが押し切ると思います。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 本命には、⑧シャフリヤールを指名します。昨年のダービーのレースレベルの高さはもちろんですが、今年のドバイシーマクラシックは、逃げたオーソリティが作った淀みない消耗戦を、前々の位置から鮮やかに差し切る形で勝利。あのレースが出来るということは、今回のスピード持久戦でも、前々の位置から粘り込む⑨ジャックドールを差し切ることが出来ると見ました。

 対抗には、⑨ジャックドールを指名。とはいえ、⑧シャフリヤールに少しでもスキがあれば、⑨ジャックドールが押し切る可能性が大と考えます。サイレンススズカの再来、⑨ジャックドールが府中の芝2000mを駆け抜けるシーンが目に浮かびます。

 相手には、まず③パンサラッサ。この馬のスピードと粘りは世界中に証明済。そして、3歳陣からは⑦イクイノックス。ハイレベルの今年の日本ダービーで惜しい2着。この芝2000mのスピード持久戦に耐えられる3歳馬はイクイノックスとドウデュースのみと思います。あとは、スピード持久戦ならばGⅠ大阪杯優勝の④ポタジェ。府中2000mのスペシャリストでもあります。最後に、スピードの持続力ならば、昨年のオークス馬⑭ユーバーレーベン。直近は実績が残せていませんが、究極のスピード持久戦で彼女の潜在能力が輝くと見ました。

 

 馬券は、以下の2つの買い方で行きます。

 まずは、本命⑧シャフリヤールの頭固定の三連単20点 ⑧⇒⑨③⑦④⑭

 もう一つは、対抗⑨ジャックドールの頭固定で⑧シャフリヤール2着3着付の三連単8点 ⑨⇒⑧⇔③⑦④⑭

 

 ⑧シャフリヤールが究極のスピード持久戦を制するのか⁉ 

 それとも、サイレンススズカの再来⑨ジャックドールが府中2000mを鮮やかに駆け抜けるのか⁉


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【競馬】 スワンステークス(GⅡ)とアルテミスステークス(GⅢ)!

2022-10-29 04:45:11 | 金融マーケット

 まずは2歳牝馬のクラシック登竜門レース府中のアルテミスS

 ご存じのとおり、ここの1着馬2着馬は、のちのクラシックホースやGⅠ馬がズラリアユサンレッツゴードンキメジャーエンブレムリスグラシューラッキーライラックソダシサークルオブライフと、スターホースのオンパレードであります。

 今年も、7月30日の新潟新馬戦で上り31秒4の猛烈なタイムで勝ち上がった、ドゥラメンテ産駒リバティアイランドが注目を浴びております。すでに暮れの阪神JFの圧倒的な1番人気候補と言われており、今回も単勝は1倍台前半ではないでしょうか。

 しかし・・。ケチをつける訳ではありませんが、先般のサウジアラビアRCで4着に敗れたモーリス産駒ノッキングポイントも、単勝人気1.4倍で、しかもデビュー戦が6月4日の東京新馬戦で上り33秒2で圧勝したあとの惨敗でした。昨年の2歳牝馬のスター候補だったステルナティーアという馬も、新潟の新馬戦で上り32秒7で勝ち上がったから評判になったのですが、2戦目のサウジアラビアRCで2着に敗れて、その後はパッとしない成績。

 言いたいことは、新馬戦は超スローになるケースが多く、そこで究極の上りタイムを出したとしても、相手が変わってペースが厳しくなったとたんに、力を出せないケースは相当散見されるということ。今回の③リバティアイランドが凄い馬になる可能性は否定しませんが、今の段階で妄信するのは大変危険だと思います。

 

 むしろ狙ってみたいのは、7月の小倉の新馬戦1800mで、後方からマクリ気味に圧勝したキタサンブラック産駒⑩ラヴェル。単調なワンターンのレースを差し脚だけで勝ったのではなく、小回りコースを器用にこなしながら、ラストは圧倒的なパフォーマンスを見せてくれたデビュー戦の内容は逞しさを感じさせるものでした。ナミュールの半妹という血統的背景も魅力です。

 対抗には、まずは前述の③リバティアイランド相手には、6月11日の中京新馬戦を勝ったジャスタウェイ産駒マラキナイア、ダリア賞を勝って2連勝中のダノンバラード産駒ミシシッピテソーロ、野路菊賞2着のキズナ産駒アリスヴェリテ、9月24日の不良馬場の未勝利を完勝したレッドフォルクス産駒ディナトセレーネ

 馬券は、本命⑩ラヴェルと対抗③リバティアイランドの2頭軸三連単16点 ⑩③⇒⑩③⇔⑨⑦⑥④

 

 次はマイルCSのトライアルGⅡ阪神のスワンS

 とはいえ、本番にはなかなか繋がらないレースになっております。阪神1400mは内回りなので、なるべく中団の好位置が取れて、きっちり差し切れる馬出来ればGⅠでの実績が豊富な馬を中心に据えたいところ。

 

 今回のメンバーでは、5歳牝馬の⑦ロータスランドを狙ってみたい重賞2勝馬であり、高松宮記念2着の実績もあります。中団好位から前を捉えるスピードも豊富。スワンS向きであり、54㎏の負担重量も魅力。

 対抗には、7歳牡馬の⑧トゥラヴェスーラ。中団後方から鋭く差して、高松宮記念4着スプリンターズS7着の実績は素晴らしい。

 相手には、3歳陣からHNKマイルC2着のマテンロウオリオン、桜花賞9着の⑫サブライムアンセム。4歳陣からは①ホウオウアマゾン②ヴァトレ二⑯レイモンドバローズ③ララクリスティーヌ。5歳以上からは⑰スカイグルーヴ⑪ルプリュフォール④ダイアトニック

 馬券は、本命⑦ロータスランド頭固定で対抗⑧トゥラヴェスーラ2着3着付の三連単18点 ⑦⇒⑧⇔⑥⑫①②⑯③⑰⑪④

 


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【天皇賞秋 展望】 日本競馬の最高の舞台は、府中芝2000mのスピード持久戦‼

2022-10-28 18:08:29 | 競馬

 世界の競馬の潮流が、よりスピード重視になって久しい

 

 あの欧州ですら、種牡馬ガリレオが亡くなったあと、今や生産界はフランケルの独壇場になりつつあります。ご案内のとおり、フランケルは欧州のマイルの絶対王者であり、ラストは英チャンピオンズCも制して芝2000mまで無敗の王者として君臨した名馬。しかし、英2000ギニー以外の3歳クラシックはもちろん、キングジョージ&クイーンエリザベスSや凱旋門賞などの伝統的なチャンピオンレースとは無縁でありました。

 この傾向は国内にもすでに及んでおり、その年の日本一決定戦ジャパンカップでもなく、ましてや暮れの有馬記念でもなく、10月末の天皇賞秋であることの方が違和感のない年が多くなっております。

 

 昨年2021年エフフォーリアコントレイルグランアレグリア三強対決は記憶に新しいところですが、2020年アーモンドアイフィエールマンクロノジェネシスの天皇賞秋、さらに2019年アーモンドアイダノンプレミアムアエロリットの天皇賞秋は、1分56秒2のレコード決着を見ても判るとおり、JRA近代歴史の中でも究極レベルのレース内容でありました。あのサートゥルナーリアですら、あの時のスピードの持続力勝負には、途中で付いていけなかったほどの究極レベルの闘いでありました。

 

 さて、今年も凄いメンバーが揃っております。恐らく、ジャパンカップでも、暮れの有馬記念でも、これだけのメンバーが揃うことはないと思います。凱旋門賞へ遠征したタイトルホルダードウデュースには申し訳ありませんが、終わってみれば、今年の最強馬決定戦は、この天皇賞秋だったと言われることになるのでは? と私は考えております。

 

 まず古馬陣からは、昨年の日本ダービー馬で、春のドバイシーマクラシックを快勝した⑧シャフリヤール。同じく春のドバイターフを快速で逃げ切った③パンサラッサ。そのパンサラッサを札幌記念で競り落として勝ち切った⑨ジャックドール。府中2000mのスペシャリストで春の大阪杯GⅠを制した④ポタジェ。府中におけるスピードの持続力では国内トップ級の地力を誇るオークス馬⑭ユーバーレーベン。活躍の場をマイルから中距離に伸ばしてきた②カラテ

 そして充実の3歳陣からは、皐月賞・ダービーともに惜しい2着であり、初GⅠ制覇を天皇賞秋で飾りたい⑦イクイノックス。今年の皐月賞馬で芝2000mがベストの⑥ジオグリフ。皐月賞・ダービーともに4着ですが、潜在能力は3歳トップ級と評価されている⑤ダノンベルーガ

 

 恐らく、人気は、ルメール騎手が騎乗する3歳牡馬⑦イクイノックス1番人気、快速馬⑨ジャックドール2番人気、そしてCデムーロ騎手が騎乗する⑧シャフリヤール3番人気になると思います。ただ、このレースには、⑨ジャックドール③パンサラッサという2頭の快速馬が揃いましたので、夏の札幌記念同様に、究極のスピードの持続力勝負になることが想定されます。

 今年の札幌記念では、1番人気のソダシが全く勝負に参加できなかったように、高いレベルでのスピードの持続力勝負に耐えられる馬でないと上位には食い込めないと思います。単に瞬発力が凄いとか、絶対的なスピードがある、だけではダメで、1ハロン11秒台の消耗戦を2000mまで耐えられる特殊なスピード持久力を求められるということ。

 これは、2019年の天皇賞秋と同じようなレースと言う方が判りやすいと思います。あの時は、快速馬アエロリットがレースを引っ張り、その直後にダノンプレミアムが控えて、全く淀みのないスピードレースになりました。当然のごとく、後ろから追いかける馬たちの多くは脚を使ってしまい、前には取り付けない。唯一、アーモンドアイだけが前に取り付いて、この2頭を差し切って勝利しました。あの時のアーモンドアイの勝ち時計は1分56秒2究極のスピード持久戦のレースでありました。

 

 今回も、③パンサラッサ⑨ジャックドールが、アエロリットダノンプレミアムと同じ役割を果たすと思います。アーモンドアイに替わる馬がいれば、その馬が勝利。いなければ、⑨ジャックドールが押し切ると思います。

 さて、今年の⑦イクイノックス、あるいは⑧シャフリヤールが、2019年の時のアーモンドアイになれるのでしょうか? 

 それとも、サイレンススズカの再来と呼ばれる⑨ジャックドールが、スズカの魂と共に、府中2000mを駆け抜けるのでしょうか?

 

 天皇賞秋のレースの舞台は東京競馬場。10月30日(日)午後3時40分スタートとなります!


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする