金融マーケットと馬に関する説法話

普段は資産運用ビジネスに身を置きながら、週末は競馬に明け暮れる老紳士の説法話であります。

【王将戦第3局 回顧】 藤井聡太竜王が大激戦を制して、五冠へ王手!

2022-01-31 05:04:32 | 将棋

 将棋の王将戦七番勝負第3局は、1月29日(土)30日(日)の二日間にわたり、栃木県大田原市の「ホテル花月」で行われ、先手番の藤井聡太竜王が135手の激戦を制して開幕から3連勝。これで五冠へ王手をかけました。

 第1日目、先手の藤井竜王の研究手順にならないように、後手番の渡辺明王将は、細心の注意を払いながら、前例のない方へ、そして自らの研究範囲へ誘導するように、むしろ将棋の流れは、渡辺王将の支配下へ。

 第2日目に入っても、形勢は一進一退で、どちらに流れが傾いているのか、全く不明のまま午後へ両者ともに長考の手が続く中で、夕刻になっても形勢は不明。それでも終盤に向かう情勢下、それぞれが踏み込んだ手を繰り出し始めると、形勢は1手づつ、王将に傾いたり、竜王に傾いたりと、大きく揺れ動く状況に。

 しかし、107手目、藤井竜王が☗6四桂と王手をかけてからは、長い長い手順にも関わらず、1手のミスもなく、また一つの駒の無駄もなく、後手玉を詰ますことに成功。というよりも、かなり前から、この詰み筋を読み切っていて、自信を持って、残り3分の持ち時間を費やさないまま、渡辺王将を投了へ追い込んでしまいました。

 もう、これは人間業とは思えません。藤井竜王は、やはり宇宙人なのでしょうか。

 

 次の第4局は、2月11日(金)12日(土)に東京都立川市の「SORANO HOTEL」で開催されます。これはもう、竜王の勢いは止まらないか。


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【3歳戦回顧】 1月29日~30日

2022-01-30 17:24:22 | 競馬

 土曜日は中京2Rダート1200mを勝ったイスラボニータ産駒バトルクライ2番手追走から、直線は早めに先頭に立って、そのまま後続を突き放し10馬身差で圧勝1分11秒9も優秀。ダート替わりで一変しました。ダート短距離ならば、1勝クラスでも楽しみ

 中京4Rダート1400m新馬を勝ったアロゲート産駒キュートヴィラン2番手追走から、直線では早めに先頭に立って、後続に7馬身差をつけ完勝。1分26秒2の勝ち時計2着は、5番手から差してきたディスクリートキャット産駒クレスケンスルーナ

 小倉5R芝2000mを勝ったトーセンラー産駒ブルーゲート好スタートからスピードを活かす逃げへ。直線でも後続の追い上げを抑えて勝利2着は、5番手から外を差してきたオルフェーヴル産駒ミクソロジー

 中京5R芝2000mを勝ったハービンジャー産駒ハイコースト好スタートからマイペースの逃げへ。上手くスローへ落として、直線でもそのまま押し切る勝利2着には、7番手から差してきたディープインパクト産駒プラダリア。あまりにスローで逃がせすぎ。次は確勝レベル

 東京5R芝1800mを勝ったモーリス産駒ペジャール中団待機で脚を溜める。直線では、馬場の中央を選択して、先に4番手から抜け出していたディープインパクト産駒フォーグッドとの激しい叩き合いになりましたが、アタマ差だけ前に出たところがゴールフォーグッドはまたまた惜しい2着。次は自分の番

 東京6R芝1600m新馬を勝ったシルバーステート産駒アルゲンテウス後方待機で脚を溜める。4コーナーは内々を回って、直線では馬場の中央を差してきて、後続に1馬身差をつけて完勝2着は、10番手から追い込んできたハービンジャー産駒ブルーグラスソング

 

 東京4Rダート1600m(3歳1勝クラス)を勝ったコパノリッキー産駒リッキーマジック中団待機を選択して、4コーナーでは内々を回って、直線では徐々にコースの真ん中へ進出、そこから仕掛けて後続に3馬身1/2差をつけて完勝府中1600mでデビューから2連勝、タイムも1分36秒9と優秀。またヒアシンスSに向けて日本のエース候補が出現しました。

 2着は、最後方待機から追い込んできたカーリン産駒ビヨンドザファザー、3着は中団後方から差してきたマクフィ産駒ヴァルツァーシャル。人気のジュタロウは、直線で前が塞がる不利で出られず、ここは参考外。それにしても、ジュタロウは好位置からの競馬が向いています。

 

 中京6Rダート1400m牝馬限定(3歳1勝クラス)を勝ったキンシャサノキセキ産駒バスマティ後方待機で脚を溜める。直線に入って、馬場の一番外を追込み、逃げて粘るキズナ産駒カフジドラゴンを、クビ差だけ差したところがゴール。1分25秒92着はカフジドラゴン、3着は4番手から差してきたブラックタイド産駒エトワールジェンヌ

 

 中京9R芝1600m白梅賞(3歳1勝クラス)を勝ったドレフォン産駒カワキタレプリー好スタートから2番手追走、前半1000mが1分2秒前後というスローな流れを活かして、直線に入っても前々から押し切る勝利重賞路線で活躍してきた馬が上手いレース運びで1着を勝ち取りました。2着は、6番手から差してきたロードカナロア産駒タガノエスコート、3着は逃げ粘ったエピファネイア産駒セルバーグ。

 圧倒的一番人気のディープインパクト産駒アストロフィライトは、思ったほど切れ味はなし。マイルならば、もう少し前の位置が必要。実はもう少し距離があった方が良いかも。グレナディアガーズの半妹というイメージが強すぎるかもしれません。

 

 東京10R芝1400mクロッカスステークス(L)を勝ったビッグアーサー産駒トウシンマカオ3番手追走から、直線では早め先頭に立って、33秒1の上りタイムで完勝。勝ちタイムは1分21秒82着は、最後方から32秒5の鬼脚で追い込んできたイスラボニータ産駒プルパレイ、3着は中団から差してきたダイワメジャー産駒コラリン

 勝ったトウシンマカオは、さすがGⅠとGⅡでの実績馬の貫禄という感じ。このメンバーにしては前半のペースが遅く、上りの切れ味勝負になりました。これでトウシンマカオは、NHKマイルCへの路線の先頭に立ったと言えます。次も楽しみ。

 

 日曜日は中京3Rダート1400mを勝ったニューアプローチ産駒ウラヤ3番手追走から、直線では、2番手から先に抜け出したジャスタウェイ産駒オンザダブルとの激しい叩き合いとなりましたが、ここから抜け出して2馬身1/2差をつけて快勝。勝ちタイムは1分25秒72着はオンザダブル、3着は3番手で粘り切ったキンシャサノキセキ産駒コスモパサージュ

 中京5R芝1600m牝馬限定を勝ったレッドスパーダ産駒アンジェリーナ4番手追走から、4コーナーは内々を回ったあと、直線では馬場の良い中央を選択して、そのまま突き抜けました3馬身1/2差をつけて圧勝。タイムは1分34秒72着は中団後方かあら追い込んできたイスラボニータ産駒コスタボニータ、3着も中団後方から差してきたロードカナロア産駒マヒナライズ

 東京5R芝1600mを勝ったジャスタウェイ産駒ダイバリオン後方待機で脚を溜める。直線では、1番外の馬場を選択して豪快に突き抜けました2馬身1/2差をつけて快勝。勝ちタイムは1分34秒22着は4番手から差してきたロードカナロア産駒バイオアート、3着も同じ位置から差してきたハーツクライ産駒エリカコレクト

 小倉6R芝1800mを勝ったザファクター産駒サンライズスコール5番手追走から、直線では馬場の中央を選択して抜け出し、後方から追い込んできたシルバーステート産駒シゲルローズマリーとフェノーメノ産駒バーニングサンの追撃をギリギリ抑えて勝利2着はシゲルローズマリー、3着はバーニングサン。シゲルローズマリーは悔しい2着、次はチャンス。

 中京6R芝2000m新馬を勝ったキタサンブラック産駒ブラックブロッサム3番手追走から、直線では馬場の良い中央を選択、そのまま抜け出して1馬身差で快勝。2分1秒8の勝ち時計2着は、5番手追走から勝ち馬を追いかけたキタサンブラック産駒ダノンソフィア、3着は、6番手から差してきたシルバーステート産駒ファインバーグ

 東京6R芝1800m新馬を勝ったロードカナロア産駒カナテープ好スタートから2番手追走。スローペースを活かして、4コーナー過ぎからロングスパート。直線に入ると、馬場の中央を抜け出して、そのまま後続を3馬身離して快勝レースセンスの良さが目立ちます。次も楽しみ2着は、4番手から差してきた1番人気のロードカナロア×ルージュバックのブラーバック。今日は勝ち馬のレースセンスに負けましたが、次は確勝レベル。3着は、中団待機から追い込んできたディープインパクト産駒ダノンアマレット。

 

 中京4Rダート1200m(3歳1勝クラス)を勝ったシニスターミニスター産駒フルム中団後方待機で脚を溜める。直線に入ると、4番手から先に抜け出していたシルバーステート産駒ナインティゴッドに追いついて、並びかけて叩き合いに。長い競り合いののち、クビ差だけ前に出たところがゴール。1分12秒5の勝ちタイム2着のナインティゴッドは、3着以下に6馬身差をつけており、次はチャンス

 

 東京9R芝1800mセントポーリア賞(3歳1勝クラス)を勝ったドゥラメンテ産駒ドゥラドーレス後方追走で脚を溜める。ハイペースで逃げる1番人気のディープインパクト産駒ウィズグレイスを見ながら、前半1000mが58秒3のハイペースも何のその、徐々に順位を上げて、直線では残り200mでウィズグレイスと並び、そして競り落す3馬身差をつけての完勝で、勝ちタイムも1分45秒7と優秀。3歳牡馬路線に、ドゥラメンテ産駒の新星が現れました。この時点で、クラシック候補NO.1と言っても良いと思います。次は皐月賞トライアルだと思いますが、どこを使ってくるか?

 2着のウィズグレイスは切れ味がないため、ロングスパートで押し切ろうとしたもので、勝ち馬にあのレースをされたら仕方がありません。ところで、マイルは向いていないので、桜花賞というよりもオークス狙いだと思います。次は中山のフラワーCあたりか。

 3着のディーマジェスティ産駒デルマグレムリンと、4着のロードカナロア産駒エールトゥヘヴンも見所有りのレース振りでした。これだけのハイペース+消耗戦で好勝負をしたということは、クラシックでも良いところを見せる力があるということ。この2頭も覚えておきましょう。


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【競馬】 根岸ステークス(GⅢ)とシルクロードステークス(GⅢ)!

2022-01-30 06:15:16 | 競馬

 まずは府中のダート1400mのGⅢ、根岸S。GⅠフェブラリーSのトライアルレースです。先週の東海S同様、本番には繋がるようで、繋がらないようで、微妙なトライアルレースです。揃ったメンバーも、府中ダート1600mというよりも、府中ダート1400mのエキスパートが揃っています。

 まず1400mをスピードで押し切れるメンバーとして、⑦ヘリオス、⑪テイエムサウスダン、⑩リアンヴェリテなどが集まっていますので、ハイペース必至と見ます。という訳で、狙ってみたいのは、府中ダート1400~1600mの追込馬である⑧タガノビューティー

 相手には、差し馬の中から、⑤オメガレインボー⑨ソリストサンダー④スリーグランドの3頭。先行馬の中から、⑦ヘリオス⑪テイエムサウスダンの2頭。

 馬券は、⑧タガノビューティー頭固定の三連単20点 ⑧⇒⑤⑨④⑦⑪

 

 そして中京のスプリントGⅢ、シルクロードS。こちらは、気性難だけどスピード能力がはち切れそうな4歳牝馬③メイケイエールを狙いたい。とにかく、最初の3ハロンだけ落ち着いてくれていれば、どこの位置にいても、どこからでもすっ飛んでくることが可能です。前走のスプリンターズSは前半の速いペースに救われて引っかかる癖が出ませんでしたが、鞍上の池添謙一騎手との相性の良さもハッキリ見えました。ここは、能力の違いを見せてほしいと思います。

 相手には、スピード因子の申し子たち、⑮ビアンフェ⑨カレンモエ⑬エーポス⑤タイセイアベニール⑰ジャンダルムの5頭を選びます。

 馬券は、③メイケイエール頭固定の三連単20点 ③⇒⑮⑨⑬⑤⑰


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【オミクロン旋風②】 忍耐力勝負では、人類は劣勢に!

2022-01-29 07:54:35 | 金融マーケット

 オミクロン旋風は、欧米の例を見てもピークは1か月、長くても2か月弱。したがって、日本においても2月がピークで、2月下旬から3月上旬には下降方向へ向かうと言われています。そして、これが落ち着けば、いよいよコロナ禍も収束か‥というのが、我々の頭にある希望的な観測ですが、4月以降、本当にアフターコロナの時代が訪れるのでしょうか?

 

 細菌性の伝染病の場合、抗生物質投与 ⇒ それを上回る細菌に変異 ⇒ 強力な抗生物質の生成と投与 ⇒ さらに上回る細菌に変異 ⇒ ‥

という事態が繰り返されています。ウイルス性伝染病に比べると、変異と新たな抗生物質の生成の時間がかかるため、このサイクルは、5~6年単位で繰り返すことになりますが、ウイルス性伝染病の場合は、もっと速いサイクルになるはず。

 通常のインフルエンザなどは、過去に似たようなウイルスに罹ったことがある人には抗体が備わっているため、どこかの範囲で広がりが止まり事なきを得ますが、今回のように、過去にはあまり事例のないウイルスの場合は、世界中の人に抗体がありませんので、地球を何周してもなかなか止まりません

 特に今回のコロナウイルスは、一度罹った人間が、変異した株には何度も感染する事例が見つかっているため、何度罹っても、何十年間有効な抗体が出来ることはないのかもしれず、そうなると、いつまで経っても、この騒動が終わらない可能性もあります。

 「向こうの作戦」としては、高齢者や基礎疾患のある人間など、まず体力の弱い人類から『除去』をスタートその後は若い層にも効果があるような強毒性に変異したウイルスが、波状攻撃を仕掛けてくるのかもしれません。

 繰り返しになりますが、パンデミックというのは、地球の創造主「数が増えすぎた結果、地球のバランスを崩す原因となっている種族を、1/3とか、1/4まで減らすために起こしている事象」です。向こうも簡単には諦めるはずがありません。

 

 いつの時代でも、感染症と人類の闘いは「忍耐力」の勝負。すぐに我慢が効かなくなって、内緒で「首相官邸内の飲食パーティ」を繰り返しているようでは、この勝負、向こう側が優勢と言わざるを得ません。


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【オミクロン旋風①】 感染爆発のあとは‥。本当に落ち着くのか?

2022-01-28 06:19:43 | 金融マーケット

 12月の初旬は、1日当たりの東京都の感染者数は一桁台まで落ちていたのに、昨日は遂に1万6千人を超える状況になりました。とは言っても、第5波の時と異なり、重症者が多数出る状況ではなく、症状が出ても1週間から2週間我慢すれば、また元に戻れるという現状ではありますが‥。

 何となく、第5波の時ほどの深刻さは、世論の中からは感じません。皆さんが頭の中で期待していることは、「これで感染爆発が起これば、このあとには、ようやくアフターコロナが訪れる‥」ということ。

 確かに、当社の調査部門による試算結果でも、『蔓延防止措置』や『緊急事態宣言』の基礎数値となる東京都の病床使用率について、1月17日に20%超過2月1日には50%超過、そのあとはピークを付けて、2月20日過ぎには50%未満へ低下3月頭には20%未満へ低下、という予想をしています。これは、欧米でのデータを東京都に当てはめたモデルで予想をしているので、そんなに外れた予想にはならないと思います。

 

 しかし本当に、オミクロンのあとに、アフターコロナの時代が訪れるのでしょうか?

 前にも申し上げたとおり、パンデミックというのは、地球の創造主「数が増えすぎた結果、地球のバランスを崩す原因となっている種族を、1/3とか、1/4まで減らすために起こしている事象」です。これだけ、繰返して変異株が発生するということは、これで終わるという保証はなく、むしろ、まだまだ変異株が続いて現れると考えるべきです。

 弱毒性で強感染力の次は、強毒性で強感染力かもしれません。人類が油断している時、あるいは我慢が続かなくなった時、そんなスキを見つけて、一気に攻めてくるのかもしれません。単純なパンデミックでは、人類の数が減らせないことは、スペイン風邪や鳥インフルエンザなどで、地球の創造主も学習済です。人類の団結力や防疫力は、時間とともに緩んでくることを知って、波状攻撃を仕掛けてくる気がいたします。

 まだまだ油断は禁物と心得ましょう! (続く)


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