4月27日に発表された国立感染症研究所のレポートによると、現在日本で広がっているコロナウイルスは3月に欧米から持ち込まれたものだそうだ。1月2月までに中国から入ったと思われる武漢で流行ったウイルスは、その後のクラスター撲滅作戦の中で退治されていたようです。ウイルスのゲノム解析の結果で明らかになった模様。
それにしても、今、日本全土に広がっているコロナウイルスが欧米から持ち込まれたもの、というニュースには驚きました。2月3月初旬まで、空港等で水際作戦の対象は中国全土をはじめとするアジア圏からの流入阻止であり、アメリカや欧州は、むしろ日本からの流入阻止に動いていた時期。現実は全く逆の流れで、問題を広げていたことになります。
また、1月2月に取り組んでいた、クラスターを追いかけて撲滅させていく作戦は、かなりの効果を上げていたことがハッキリしました。問題は、規模が大きくなってからも効果が続くかどうか。これは、あと数か月たたないと結論を出すのは難しいと思います。
それにしても、欧米で蔓延したルートがよく分かりません。いつ頃から蔓延していたのでしょうか? 全米では、昨年末からインフルエンザが流行っていて、年明けには既に、8000人以上の死者を出していました。あれも、実は新型コロナだったのかも‥という噂も流れていますが、真実はよく判っていません。
いずれにしても、今、日本で流行っているコロナウイルスは、欧米から流入したもの。これは結構ショッキングなニュースでした。