金融マーケットと馬に関する説法話

普段は資産運用ビジネスに身を置きながら、週末は競馬に明け暮れる老紳士の説法話であります。

【2020競馬展望】 来年の日本競馬界は、現2歳陣が牽引!

2019-12-31 08:22:01 | 競馬

 今年の競馬がすべて終了したので、来年の日本競馬を展望したいと思います。

 まず何と言っても、マイル路線にスーパースターが2頭、誕生しそうです。2歳牝馬のレシステンシアと2歳牡馬のサリオスです。サリオスは皐月賞の有力候補でもありますが、皐月賞のあとは恐らくNHKマイルへ進むと思われます。同じく、桜花賞からNHKマイルへ向かうと思われるレシステンシアとの激突は「まさに雌雄を決する闘い」ですので、今からクラシック以上にワクワクいたします。この2頭ともに、場合によっては安田記念に参戦するかもしれませんので、現マイル王者のアドマイヤマーズとの対決も楽しみになります。

 ダービーは、現時点ではコントレイルが大本命と考えますが、その前に、皐月賞でのサリオス対コントレイルの激闘が見ることができそう。来年は、ダービー・オークス以上に、皐月賞とNHKマイルが注目を浴びることになる気がいたします。

 こんな感じで、マイルから2400m路線までは、レシステンシア・サリオス・コントレイルを中心に、現在の2歳が競馬を牽引していく気がしてなりません。1200mと3000m以上の、長・短距離の両際では、新たな短距離女王グランアレグリアが誕生しそうで、3000mの阪神大賞典や3200mの天皇賞春は、新旧菊花賞馬であるワールドプレミアとフィエールマンが中心になりそう

 しかし、有馬で惨敗したとは言え、現役最強馬であるアーモンドアイ、そして究極の消耗戦で2着を確保したサートゥルナーリア、さらには復活しつつあるダノンプレミアムワグネリアンの新5歳牡馬陣、そして、無冠の帝王ダノンキングリーヴェロックスも忘れてはなりません。コントレイルが三冠を達成しようとも、JCあるいは暮れの有馬で、これらの馬たちが「粉砕してくれるわ!」と虎視眈々です。

 ただ、これらの古馬軍団は、ラッキーライラックラヴズオンリーユーなどの有力牝馬も含めて、賞金の高い海外遠征に向かう可能性が高いと思います。だって、競争が激しい国内GⅠでひしめき合うよりも、ドバイや豪州、香港、あるいはアメリカあたりで、強い日本馬の少ない芝のGⅠレースで暴れまくる方が賞金効率が良いですからね(凱旋門賞を除けば‥ですが)。ウインブライトやグローリーヴェイズなんか、ずっと海外に行きっぱなしかも。

 ということで、やはり来年の国内競馬は、現在の2歳陣が牽引する1年になると思います!


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【映画】 スターウォーズ The Rise of Skywalker !

2019-12-30 07:54:29 | 映画

 スターウォーズ EpisodeⅨ The Rise of Skywalker を観てまいりました。館内はほぼ満員でしたが、ほとんどが自分と同じくらいの年齢のオジサンか、夫婦、それとその子供たちという観客たち。

 新たなファンは少数派で、多くは40年前のEpisodeⅣからの熱意溢れるファンという感じ。エンディングロールが終わったとき、全館中がシーンと無言で、一人として席を立とうとしない。自分も、隣にいる嫁も、自然と涙が止まらない。観客全員が、壮大な喪失感に包まれたということなのでしょう。

 最初の「スターウォーズ」を観たのが高校三年の夏。今はもう存在しない、銀座のテアトル東京でした。「帝国の逆襲」は、浪人してから大学に入った年の夏に、「ジェダイの帰還(当時は「ジェダイの復讐」という邦題でした!)」は大学4年の就活中。

 「EpisodeⅠ」は、嫁と小学1年の息子と3人、立川のシネコンで観ました。同じく「EpisodeⅡ」「EpisodeⅢ」ともに親子三人で。

 「EpisodeⅦ フォースの覚醒」「EpisodeⅧ 最後のジェダイ」は、どちらも嫁と二人で三越前のCOREDO室町。

 ストーリーはネタバレになりますので、何も申し上げません。これ単体で観たら、何と言うこともない映画だと悪評だらけになると思いますが、40年来のスターウォーズファンからすれば、すべての作品の謎を、一つ一つ丁寧に解き放って、我々の情熱や想いを、きちんと成仏させてくれる作品でした。

 最初に一作目を観た時が18歳、今すべてを観終わったのが59歳。もう、こんな映画に出会うことはないと思います。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【GⅠ回顧】 ホープフルS 2020年はコントレイルが主役へ

2019-12-29 07:18:09 | 競馬

 中山の芝が先週よりも更に重くなっていましたが、コントレイルはあまり苦にせず、持ったままの楽勝でした。2着3着も力のある相手でしたので、この勝ち方は価値が非常に高いと思います。ディープの再来と言われていますが、ディープよりも楽に位置取りが出来るだけに、安定感はむしろ上と言え、かなりのスケール感が漂います。

 課題といえば、小回りの右回りだと、首を外に向けて、走りにくそうにしていたこと。明らかに左回り、そして長い直線の方が走りやすいタイプなのでしょう。最大の強敵サリオスを考えると、このまま皐月賞に直行するのか、弥生賞を挟むのか、矢作芳人調教師は少し迷っているのではないでしょうか?

 一方で、レース後には「従来の枠組みを超えて、この馬を大きく育てていきたい」とも、矢作芳人は語っていました。ひょっとすると、国内三冠には拘らず、すでに海外に目を向けている可能性もあります。そうなると、昨年のサートゥルナーリア同様、皐月賞直行という選択がメインなのかもしれません。いずれにしても、来年の牡馬クラシックはコントレイル中心に動いていくことになると思います。

 2着のヴェルトライゼンデは、勝ったコントレイルと同じ上がり最速で、位置取りの差のままゴールでした。コントレイルが全く持ったままだったことを考えると力の差は明確ですが、2000~2400mでは、コントレイルに次ぐ2番手の地位にいると言って良いと思います。

 3着のワーケアも強さを見せてくれましたが、2着のヴェルトライゼンデとは反応の差が出た感じ。この馬もコントレイル同様、直線の長いコースの方が良さそうで、中山よりも府中向きだと思います。

 


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【競馬】 本日の主役コントレイルについて、少々補足します。

2019-12-28 06:51:26 | 競馬

 本日のGⅠホープフルSの主役、コントレイルについて、少し補足させて頂きます。

 厩舎情報によると、普段のコントレイルは、非常に素直で性格が穏やか、まるでお坊ちゃま、だそうですが、いざ調教になると、尻っ跳ねはするわ、勝手に走り出すわ‥で、ちゃんと御するには相当苦労する馬のようです。体重は450㎏ちょっとですから、牡馬としては小柄な体格ですが、とにかく身体が柔らかくて、瞬発力や反応の良さがまるでゴムまりのようだと‥

 あれ? こういう紹介は、昔どっかで聞いたことがあるような‥。そうなんです。3歳時のディープインパクトの評判と瓜二つだと思いませんか! 矢作芳人調教師が三冠を意識するのも無理はありませんよね。競馬サークルがこぞって、この馬に注目しているのも判る気がします。

 ところで、ディープが最初に中山競馬場に登場したのが3月の弥生賞。一線級と初の顔合わせだったこともありますが、2着のアドマイヤジャパンとはクビ差の辛勝でした。そのくらい、中山競馬場というのはトリッキーなコースですので、コントレイルが取りこぼすとしたら、今回なのだと思います。しかし、矢作調教師は、それも考慮に入れてここを使っているということ。この後は、3月の弥生賞を使ってから皐月賞へ向かうと宣言していることからも、サリオスとぶつかる皐月賞が一番の鬼門だと考えているのでしょう。

 有力牡馬を扱う調教師としては、普通は日本ダービーに勝つために、逆算をしながらローテーションを考える訳ですが、コントレイルの場合は、すでに「三冠」を意識しながらローテを考えているのですね。

 ちなみに、昨年のサートゥルナーリアは、秋の凱旋門賞を意識して、皐月賞を犠牲にしても、とにかくダービーが獲りたくて、あのローテにしたようです。日本のサラブレッドも、想定するローテーションのスケールが、だんだんと大きくなって参りました‼


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【競馬】 来年の牡馬クラシックを占う一戦 ホープフルS!

2019-12-27 07:48:02 | 競馬

 1日早いですが、年末最後のJRAのGⅠ、ホープフルSです。昨年はサートゥルナーリアが出てきて、いきなりこのレースの格が上がった気がしましたが、今回は更にグレードアップした感があります。それもコントレイルとワーケアの2頭のおかげですが、その他の馬たちも、結構それなりの戦績やタイムを引っ提げて来ていますので、先々週の阪神JFの勝ち馬サリオスだって、まだ最優秀2歳牡馬に決まった訳ではありませんぞ

 まずは何と言ってもコントレイルです。前走を見る限り、この馬の勝利確率はかなり高いと見ました。もちろん、中山向きではないし、ムーアから祐一君に乗り替わっているし、今回はルメール主戦のワーケアがいるし、前回みたいに5馬身差で勝てるほど、甘い状況ではありません。

 ちなみに、中山向きでないコントレイルを、敢えてホープフルSに使う理由は、矢作調教師の心中に「三冠」の文字が輝き始めている証拠だと思います。前走にて、ダービーについては「かなり確信」、しかし、サリオスが出てくる皐月賞は「取りこぼすかもしれない」と。したがって、得意でない中山を敢えて使う決心をしたのだと思います。ですから、コントレイルにとっては試走という趣旨であるため、当然ながらルメールのワーケアにも大いにチャンスがあると言えます。今回はどちらの馬が勝っても1馬身差前後、という気がします

 それでも、私はコントレイル押しです。というのは、リスグラシューで年度代表馬をほぼ手中にした矢作芳人が、2020年には、競馬人生の集大成としてコントレイルを世界へアピールしていく‥。そんな初夢を見たいと思っていますので。馬券は②コントレイル⇒⑦ワーケアの馬単1点にドカッと。

 あとオマケで、②コントレイル⇒⑦ワーケア⇒⑤ヴェルトライゼンデ、⑤ラインベックと、三連単2点も少々。藤沢和雄厩舎のゼノヴァースが出ていれば、もう少し馬券も面白かったんですけどね。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする