金融マーケットと馬に関する説法話

普段は資産運用ビジネスに身を置きながら、週末は競馬に明け暮れる老紳士の説法話であります。

【王将戦七番勝負 第3局】 先手番の藤井聡太王将が快勝! 七番勝負は2勝1敗に‼

2023-01-31 05:36:56 | 将棋

 1月28日(土)29日(日)に石川県金沢市「金沢東急ホテル」で行われた王将戦七番勝負第3局は、先手番の藤井聡太王将が95手で挑戦者の羽生善治永世七冠を下し、対戦成績を2勝1敗としました。

 

 

 戦型は、後手の羽生善治永世七冠が雁木から急戦模様に誘導します。これに対して、藤井王将は自信を持って応じていきます。第2局の完敗を吹き飛ばすような、そんな王者の風格を見せつけるような差し回しです。二日目に入っても、藤井王将に全くスキはなく、そのまま徐々に差を広げていって、押し切る形で勝利。まるで第1局目と同じく、挑戦者には全く敗着がないまま、藤井王将の完勝という内容でした。先手番を持った時の藤井王将は無敵と言えます。羽生永世七冠をもってしても、突き崩すのは容易ではありませんでした。

 次は第4局、2月9日(木)10日(金)に東京都立川市「SORANO HOTEL」で行われます。第4局の先手番は羽生永世七冠ですから、どのような戦型と攻勢を見せてくれるのか、大変楽しみであります。

 

 この闘いは、まだまだ縺れる予感がいたします。

 次の羽生さんの仕掛けに期待いたしましょう。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【重賞回顧】 根岸S・シルクロードS

2023-01-30 05:30:46 | 競馬

 まずは中京のシルクロードS勝ったのは、ミッキーアイル産駒の4歳牝馬ナムラクレア中団待機で脚を溜めます。逃げたダークエンジェル産駒マッドクールの前半3ハロンのラップは33秒8で、この馬場としてはやや速いペースだったか直線に入ると、マッドクールがスピードを加速して、そのまま押し切りに入ります。これを追いかけて、馬場の内側からナムラクレアと、馬場の中央からロードカナロア産駒ファストフォースがマッドクールに襲い掛かります。ゴール前でナムラクレアがアタマ差だけ前に出て勝利。良の勝ちタイムは1分7秒3。2着にはファストフォース、クビ差の3着に逃げたマッドクール、そこから2馬身1/2差の4着にトウシンマカオ、3/4馬身差の5着がマリアズハート

 勝ったナムラクレアは、新ルールの56.5㎏も何のその、きっちり勝ち切りました。ミッキーアイル産駒としては昨年のメイケイエールに続いて2連勝。これで3月の高松宮記念の大本命に躍り出ました。

 2着のファストフォースも好位から力を出し切りました。本番も楽しみ3着のマッドクールは良いレースをしましたが、斤量の有利を活かし切れず3着。GⅠよりもGⅡ・GⅢでもう一度力を見てみたい4着のトウシンマカオは地力で何とか上位入線。本番に向けて良い試走になったと思います。

 

 そして府中の根岸S勝ったのは、レモンドロップキッド産駒の5歳牡馬レモンポップ好スタートから5番手追走へ。逃げたオーロラテソーロの前半3ハロンのラップは34秒6とハイペースに直線に入ると、レモンポップが早め先頭に立って、そのまま後続を引き離します。それを追いかけて、馬場の外側からオルフェーヴル産駒ギルデッドミラーとイスラボニータ産駒バトルクライが迫りますが、レモンポップが1/2馬身差をつけて快勝。ダート良の勝ちタイムは1分22秒5。2着にはギルデッドミラー、3/4馬身差の3着にバトルクライ、さらにクビ差の4着にタガノビューティー

 勝ったレモンポップは嬉しい重賞初勝利次はフェブラリーSでしょうが、GⅠの舞台で勝利すれば、次は世界が見えてきます。ぜひ、ブリーダーズカップ・スプリントを目指して欲しい2着のギルデッドミラーは惜しい内容でしたが、1400mでは仕方なく、本番の府中マイルでは逆転可能。次が楽しみです。3着のバトルクライも同様で、本番に出走できれば楽しみな存在です。

 


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【3歳戦回顧】 1月27日~28日

2023-01-29 16:23:31 | 競馬

 土曜日は小倉2R芝1200mを勝ったハービンジャー産駒ステークホルダー好スタートから2番手追走へ。直線に入ると、早め先頭に立って、そのまま後続を2馬身突き放して完勝。重の勝ちタイムは1分10秒3。2着には3番手からアメリカンペイトリオット産駒ライクアフラワー、さらに1馬身3/4差の3着には4番手からファインニードル産駒サンスレッド

 中京3Rダート1900mを勝ったバンドワゴン産駒バンドマスター好スタートからスピードを活かした逃げへ。直線に入ると、さらにスピードを加速し、後続を突き放して、後続に大差をつけて圧勝。ダート良の勝ちタイムは2分1秒3と優秀。2着には、4番手から差してきたアジアエクスプレス産駒サイモンザナドゥ、さらに1馬身3/4差の3着には、中団から追い込んできたドレフォン産駒イデアユウシン種牡馬バンドワゴンは産駒がJRA初勝利を飾りました。バンドマスターは3歳ダート長距離路線で楽しみな存在になると思います。

 小倉5R芝2000m牝馬限定を勝ったゴールドアクター産駒ゴールドプリンセス最後方待機で脚を溜めます。直線に入ると、逃げるスクリーンヒーロー産駒ソレイユヴィータが押し切りを図りますが、それをゴールドプリンセスが追いかけて、ゴール前でクビ差だけ前に出て勝利。重の勝ちタイムは2分2秒8。2着ソレイユヴィータから3馬身1/2差の3着には、中団から差してきたブラックタイド産駒ルソルティール

 中京5R芝2000mを勝ったドゥラメンテ産駒アイザックバローズ中団後方待機で脚を溜めます。直線に入るとまず、3番手からキタサンブラック産駒ニホンピロキーフが先頭に立ちますが、大外からアイザックバローズが鋭く伸びて、これを交わして、そのまま後続を2馬身1/2差離して完勝。良の勝ちタイムは2分0秒6。2着には最後方から差してきたイスラボニータ産駒コパノサントス、さらに1馬身1/4差の3着にはニホンピロキーフ

 東京5R芝1800mを勝ったキタサンブラック産駒アスコルティアーモ好スタートから2番手追走へ。直線に入ると、早め先頭に立って、そのまま後続を突き放して3馬身差で圧勝。良の勝ちタイムは1分46秒1。2着には、中団から内を差してきたキンシャサノキセキ産駒クインズカムイ、そこから3/4馬身差の3着には、6番手から追い込んできたハービンジャー産駒オーヴァルブルーム

 小倉6R芝1800mを勝ったマクマホン産駒トーセンアウローラ4番手追走で脚を溜めます。直線に入ると、4番手から早め先頭に立ち、そのまま後続に3馬身1/2差をつけて完勝。重の勝ちタイムは1分50秒5。2着には、3番手からモーリス産駒ポルトドール、そこからクビ差の3着には、2番手からロードカナロア産駒ケイデンシーマーク種牡馬マクマホンは産駒がJRA初勝利

 東京6R芝1600m新馬を勝ったハーツクライ産駒ランプシー好スタートから4番手追走へ。直線に入ると、逃げたハービンジャー産駒ムンドエルモソとランプシーの2頭が、並んで長い競り合い状態が続きますが、残り100mのところでランプシーが抜け出します。そこに後方からロードカナロア産駒テンペストが猛然と追い込んできますが、アタマ差足りずにランプシーが勝利。良の勝ちタイムは1分36秒6。2着テンペストから1馬身差の3着にはムンドエルモソシーザリオの末っ子テンペストは単勝1.6倍と人気を集めましたが、超スローを後方から追い込んでは届きません。それでもアタマ差の2着ですから、次は確勝レベルでしょう。

 

 東京4Rダート1600m(3歳1勝クラス)を勝ったアジアエクスプレス産駒ラフエイジアン好スタートから2番手追走へ。直線に入ると、逃げ粘るグランヒマラヤを追いかけて、残り300mのところで先頭に立ちます。そのまま後続を寄せ付けず、3馬身差で完勝。ダート良の勝ちタイムは1分38秒1。2着には3番手からルーラーシップ産駒ジャスリー、さらに3/4馬身差の3着には、6番手から差してきたドレフォン産駒フリッパーラフエイジアンは、3歳ダート路線の府中マイル路線の有力馬に名乗りを挙げました。

 中京6Rダート1400m牝馬限定(3歳1勝クラス)を勝ったジャスタウェイ産駒ハンベルジャイト好スタートから3番手追走へ。直線に入ると、先行各馬の競り合いになりましたが、残り100mのところでハンベルジェイトが抜け出して、そのまま後続に1馬身1/2差をつけて快勝。ダート良の勝ちタイムは1分25秒9。2着には、後方から最内を突いて伸びてきたリアルスティール産駒プラチナジュビリー、ハナ差の3着には、2番手からデクラレーションオブウォー産駒ディクレアブルーム

 

 中京9R芝1600m白梅賞(3歳1勝クラス)を勝ったシルバーステート産駒カルロヴェローチェ好スタートからマイペースの逃げへ。前半3ハロンは35秒台で、福永騎手が上手くスローに落とす。直線に入るとスピードを加速、後続は付いて来れず、そのまま2馬身1/2差で快勝。良の勝ちタイムは1分33秒3。2着には4番手からロードカナロア産駒アルジーヌ、そこから1馬身1/4差の3着には2番手からゴールデンセンツ産駒エアメテオラ

 勝ったカルロヴェローチェのデビュー戦は6月26日の阪神の新馬戦で、2着アスター賞を勝ったチャンスザローゼス3着未勝利を10馬身差で勝ったゴッドファーザー5着ホープフルS優勝ドゥラエレーデ6着もちの木賞全日本2歳優駿を勝ったデルマソトカゲという世代NO.1の新馬戦でした。この新馬戦を2馬身差で完勝したカルロヴェローチェは、2歳牡馬チャンピオンのNO.1候補でしたが、2戦目の野路Sで謎の失速負け。呼吸器系の疾患かと疑われましたが、この放牧後の白梅賞で復活を遂げました。今年の3歳クラシック路線の台風の目になると思います。

 

 東京10R芝1400mクロッカスステークス(L)を勝ったハヴァナグレイ産駒ヤクシマ好スタートから3番手追走へ。直線に入ると、逃げ粘るボルトドーロ産駒フロムダスクを交わして、早めに先頭に立ちます。馬場の1番外からデクラレーションオブウォー産駒サトノヴィレが迫ってきますが、差はなかなか詰まらず、ヤクシマが3/4馬身差をつけて快勝。良の勝ちタイムは1分21秒1。2着サトノヴィレから2馬身差の3着には逃げたフロムダスク

 

 日曜日は小倉2R芝1200mを勝ったズースター産駒スリーアイランド好スタートからスピードを活かした逃げへ。直線に入るとさらにスピードを加速、そのまま後続に3馬身差をつけて完勝。重の勝ちタイムは1分9秒7。2着には4番手からダノンバラード産駒グスタール、さらに1馬身1/4差の3着には2番手からイスラボニータ産駒リサリサ

 中京2Rダート1800mを勝ったサトノアラジン産駒マルべリーシチー好スタートからマイペースの逃げへ。直線に入ると、2番手からエイシンヒカリ産駒マルモルミエール、3番手からエイシンヒカリ産駒ネイロンの2頭が並びかけてきて、3頭による長い叩き合いに。最後までマルべリーシチーが抜かせずに、クビ差抑えて勝利。ダート良の勝ちタイムは1分55秒5。2着にはネイロン、さらに1/2馬身差の3着にはマルモエリエール

 小倉5R芝1200m新馬を勝ったビッグアーサー産駒シンプリーオーサム好スタートから4番手追走へ。直線に入ると、逃げ粘るエイシンヒカリ産駒エイシンエマーユを追いかけて、ゴール前で1/2馬身だけ前に出て勝利。重の勝ちタイムは1分10秒2。2着エイシンエマーユから1馬身1/2差の3着には、6番手から差してきたルーラーシップ産駒ウォーターリーダー

 中京5R芝1600m牝馬限定を勝ったキズナ産駒ベルシャンブル中団待機で脚を溜めます。直線に入ると、逃げるスクリーンヒーロー産駒フィルムアクトレスが押し切りを図りますが、残り100mのところで、馬場の1番外からベルシャンブルが抜け出して、1馬身1/4差をつけて完勝。良の勝ちタイムは1分34秒1。2着はフィルムアクトレス、クビ差の3着には後方から差してきたニシケンモノノフ産駒ペイシャフラワー

 東京5R芝1600mを勝ったキズナ産駒サルヴァトーレ好スタートからマイペースの逃げへ。直線に入ると残り400mのところから加速、3番手からリアルスティール産駒ハリケーンリッジが迫ってきますが、差は詰まらず、そのまま1馬身差で逃げ切り勝ち。良の勝ちタイムは1分33秒6。2着ハリケーンリッジから1馬身1/2差の3着には、中団から追い込んできたモーリス産駒アサクサヴィーナス

 小倉6R芝2000mを勝ったサトノダイヤモンド産駒アウフヘーベン好スタートから2番手追走へ。直線に入ると早め先頭に立って、そのまま後続に1馬身1/4差をつけて完勝。良の勝ちタイムは2分4秒6。2着には、中団後方から差してきたハービンジャー産駒スズカハービン、そこから3/4馬身差の3着には、逃げ粘ったルーラーシップ産駒アワビキング

 中京6R芝2000m新馬を勝ったハービンジャー産駒エルチェリーナ6番手追走で脚を溜めます。直線に入るとまず、2番手からサトノダイヤモンド産駒ウィズユアドリームが先頭に立って、そのまま押し切りを図ります。しかし、その内側からエルチェリーナが襲い掛かり、ゴール前でアタマ差だけ出て勝利。良の勝ちタイムは2分4秒4。2着ウイズユアドリームから1馬身1/4差の3着には、3番手からモーリス産駒クレオメデス

 東京6R芝1800m新馬を勝ったロードカナロア産駒ロードデルレイ6番手追走で脚を溜めます。直線に入るとまず、2番手からガンランナー産駒ガンウルフが先頭に立ちますが、その外からロードデルレイが鋭く追い込んできて、そのまま4馬身の差をつけて圧勝。良の勝ちタイムは1分48秒3。2着には、4番手から差してきたロードカナロア産駒パールロード、そこから1馬身差の3着にガンウルフ

 

 中京4Rダート1200m(3歳1勝クラス)を勝ったカレンブラックヒル産駒エレガントムーン中団後方待機で脚を溜めます。直線に入るとまず、3番手からカレンブラックヒル産駒タカネノハナコサンが先頭に立ちますが、その内側からエレガントムーンが、外側からシャンハイボビー産駒コパノハンプトンが襲い掛かります。内のエレガントムーンが鋭く伸びて、1馬身1/2差をつけて快勝。ダート良の勝ちタイムは1分12秒7。2着には外から差してきたコパノハンプトン、クビ差の3着にはタカネノハナコサン

 小倉9Rダート1700mくすのき賞(3歳1勝クラス)を勝ったホッコータルマエ産駒ツウカイリアル最後方待機で脚を溜めます。直線に入るとまず、2番手からカレンブラックヒル産駒ブライトファントムが先頭に立ちますが、1番外からマクリ気味にツウカイリアルが上がってきて、そのまま鋭く抜け出して、2馬身1/2差で完勝。ダート重の勝ちタイムは1分44秒4。2着ブライトファントムから1/2馬身差の3着には、後方から差してきたヴィクトワールピサ産駒メイショウポペット

 

 東京9R芝1800mセントポーリア賞(3歳1勝クラス)を勝ったロードカナロア産駒ベラジオオペラ好スタートから2番手追走へ。直線に入ると、早め先頭に立って、そのまま後続に1馬身1/4差をつけて完勝。良の勝ちタイムは1分48秒0。2着には、7番手から差してきたドゥラメンテ産駒トラマンダーレ、クビ差の3着には5番手からジャスタウェイ産駒ジェイパームス

 超スローの瞬発力勝負をベラジオオペラが2番手から勝ち切り2連勝。ただ、厳しいペースになった時には地力があるか否かは分からず。次は重賞だと思いますが、過信は禁物だと思います。

 


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【競馬】 根岸ステークス(GⅢ)とシルクロードステークス(GⅢ)!

2023-01-29 06:41:42 | 競馬

 まずは府中の根岸S。本番フェブラリーSのダート1600mと異なり、ここはダート1400mのスペシャリストを狙うべし

 ヒップの筋肉ならば、この馬こそが『年度代表馬』いや、『年度代表 お尻』と言われている⑬レモンポップが中心ダート短距離界では、レモンポップは世界を制するレベルまで期待できます。秋には、ブリーダーズカップ・スプリントをぜひ目指して欲しい逸材

 相手には、昨年の勝ち馬の6歳牝馬⑥ギルテッドミラー、昨年のフェブラリーS2着の6歳牡馬⑧テイエムサウスダン、登り調子の4歳牡馬⑭バトルクライ、安定度抜群の7歳騙馬②ヘリオス、同じく安定度ならばの6歳牡馬①オーロラテソーロ

 馬券は、本命⑬レモンポップ頭固定の三連単20点 ⑬⇒⑥⑧⑭②①

 日本一のヒップをご覧あれ‼

 

 次は中京のシルクロードS本番の高松宮記念と同じ舞台に好メンバーが揃いました

 問題はルール変更によって重量が増したこと。人気になるであろう、4歳牝馬の②ナムラクレア56.5㎏。昨年のスプリンターズSは53㎏でしたから、なんとプラス3.5㎏の重量に。同じく4歳牡馬の⑭ウインマーベル59㎏で、昨年のスプリンターズSの55㎏からプラス4.0㎏。これをどう見るか?

 一方で、オープン入りしたばかりの4歳牡馬⑧マッドクール56㎏で、前走と同じ重量。ここは勢いも含めて、上り馬⑧マッドクールを狙ってみたい

 相手は、前述の②ナムラクレア⑭ウインマーベルのほか、京阪杯を勝った4歳牡馬⑮トウシンマカオ、中京得意の6歳牝馬①シャインガーネット、ベテランの8歳騙馬⑬キルロード

 馬券は、⑧マッドクール頭固定の三連単20点 ⑧⇒②⑭⑮①⑬ と、⑧マッドクールからの1頭軸三連複10点 ⑧⇒②⑭⑮①⑬

 

 重量ルール変更の影響を見るには、これ以上のレースはありません。

 果たして影響は大か? それとも、たいしたこと無いか⁉


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【北米リーディングサイヤーの推移 考察②】 もしサンデーサイレンスが北米に残っていたら⁉

2023-01-28 04:45:16 | 競馬

 北米リーディングサイヤーの推移を眺めていると、北米が生んだ4つのスピード血脈が、繰り返し、繰り返し、アメリカ競馬をリードしている存在だということが判ります。

 そして、そのうちの1つ、ターントゥ ⇒ ヘイルトゥリーズンの血脈が北米で弱まっていることがハッキリと見えてきます。その原因は、本来いるはずだった偉大な種牡馬が消えてしまったこと。そう、サンデーサイレンスです。

 

 それならば、日本からサンデーサイレンスの子供たちを北米に連れ戻すことで、血脈の補完をすればよいのですが、そこはアメリカのプライドが許さないのでしょう。ディープインパクトの血を求めて、優秀な繁殖牝馬を日本まで連れてきていたのは欧州勢ばかりで、北米勢は我が道を行く、という感じでありました。

 

 さて、もしサンデーサイレンスがアメリカに残っていたら、世界の競馬はどんな状況になっていたでしょうか?

 

 まず、日本競馬は、今のような発展はしていなかったと思います。ディープインパクトの替わりに、キングカメハメハがリーディングサイヤーを何年も続けていって、日本競馬の主流は、ミスタープロスペクター ⇒ キングマンボの血脈となっていたと思います。

 

 それから、北米競馬ですが、1995年以降、毎年ころころ替わる北米リーディングサイヤー争いにおいて、欧州のサドラーズウェルズのように、サンデーサイレンスが北米で長期政権を樹立していたのではないかと思います。

 さらに、サンデーサイレンスの切れ味とスピードの持続力を欲して、欧州各国もサンデーの血を取りに繁殖牝馬を北米に送り込んだはず。アイルランドから日本に来たウインドインハーヘアも、ひょっとしたら、日本に来ることもなく、サンデーサイレンスとの配合のため北米に渡った可能性が大きいと考えます。そうだとすると、あのディープインパクトは、日本ではなく、アイルランドで、すなわちエイダン・オブライアン厩舎で育成されるはずの馬だったかもしれません。

 

 もし、ディープインパクトがアイルランドのAオブライアン厩舎で育成されて、Rムーア騎手が主戦だったら・・英国ダービーも、凱旋門賞も、ドバイシーマクラシックも、そして日本に遠征してきて、ジャパンカップも、全部勝っていた気が致します。

 そして、種牡馬となったあとも、大種牡馬ガリレオと毎年リーディングサイヤー争いを繰り広げていたはず

 

 これはワタクシの妄想にすぎませんが、そんなことを考えてしまうほど、北米のリーディングサイヤーの推移を見るのは面白いのです。世界の競馬の潮流を決めるランク表ではありますが、明らかに『ここにいるはずの大種牡馬が不在となっていること』に気づいてしまいますし、またそれが『サンデーサイレンス』であることが明白なのであります。

 故 吉田善哉さんの執念と偶然が重なって、日本導入が決まったサンデーサイレンス。これが世界の競馬の歴史を変えてしまったことが、『北米リーディングサイヤーの推移』を見ていると浮かんで見えて参ります。もちろん、妄想分も含めて!

 

 ぜひ、皆さまもお試しあれ。妄想ゲームとしては、こんな楽しい時間はありません。

 


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする