金融マーケットと馬に関する説法話

普段は資産運用ビジネスに身を置きながら、週末は競馬に明け暮れる老紳士の説法話であります。

【バイデン大統領の『睨み』の迫力!】 日米首脳会談は大収穫。岸田外交は高ポイント稼ぐ!!

2022-05-31 05:09:31 | 金融マーケット

 日本ダービーが終わるまで、競馬特集ばかりを記事にしていましたので、久々に時事ネタを。

 先々週のバイデン大統領の来日で、特に5月23日の日米首脳会談は、日本にとっては大収穫のイベントになりました。岸田外交の手腕の見せ所でしたが、まずはお見事という感じ。

 会談のあとの記者会見で、「台湾が中国から攻撃を受けた時、アメリカは守る行動に出るのか?」という問いかけに対して、バイデン大統領は、

『Yes. It is a commitment we made.』と明確に回答。

 

 この発言の凄さは、アメリカと台湾には安全保障条約があるわけではなく、また従前から、中国本土と台湾を分けて捉えないという公式な立場から、大きく踏み込んだ内容であること。敢えて言えば、『台湾に対して非人道的な軍事行動が起これば、アメリカは許さない』という見解を述べたということなのでしょう。

 

 ロシアのウクライナへの侵攻が始まる前に、『欧州への米軍増派はありえない』と繰り返し発言して、結果として、プーチンの横暴を招いてしまった反省も活きているということ。もちろん、アメリカにとっては、ウクライナは遠い異国の地域ですが、台湾は、最重要であるアジア・太平洋地域の要でありますので、その違いは大きい訳ですが、大切なのは、世界で一番ケンカが強い国の大統領が『睨み』を効かすことに意義があります。

 スカイツリーの上での市川團十郎の『睨み』も良かったですが、日米首脳会談後の記者会見は、世界中の報道陣が全世界に向けて同時中継をしておりましたので、まさに、アメリカ大統領の『睨み』の迫力を、必要十分に伝えるものでありました。

 

 ちなみに、『It is a commitment we made. 』は、「それは我々の役割だ」あるいは、「それは我々の責務だ」くらいの強い意志を示す言葉ですから、習近平も、中国人民軍幹部も、胆を冷やしたことと思います。

 一部には「失言では?」という見解も出ていましたが、バイデン大統領としては、恫喝の意味も込めて、敢えて、この言葉を発したのだと思います。そして、アメリカの大統領が一度口にした言葉は必ず実行されるということも、歴史は示しています。いやはや、少し、見直してしまいました。

 

 秋の中間選挙ですが、私は民主党の大敗を予想していましたが、これはけっこう接戦に持ち込んだ気がして参りました。本気になった時のバイデンさんは、けっこう迫力があって、大物感が溢れていましたから。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【GⅠ回顧】 日本ダービー・目黒記念・葵S

2022-05-30 05:49:40 | 競馬

 まずは3歳短距離重賞の葵S勝ったのは、アイルハヴアナザー産駒ウインマーベル。好スタートから中団待機で脚を溜める選択。前半3ハロンが33秒2と速いペースだったので、結果としてこの判断が勝因直線に入ると、残り200mのところで先頭に立って、後続を2馬身1/2差をつけて圧勝。勝ち時計は1分8秒2。3歳短距離路線のトップに立ちました2着は、勝ち馬とほぼ同じ位置から差してきたシルバーステート産駒コムストックロード、3着も中団から差してきたアメリカンペイトリオット産駒プレスレスリー

 

 次は伝統のGⅡ、目黒記念勝ったのは、キングカメハメハ産駒ボッケリーニ好スタートから3番手追走へ。逃げたゴールドシップ産駒ウインキートスは、前半1000mを1分2秒5のスローペースへ落としますウインキートスは直線に入っても粘って押し切りを狙いますが、ボッケリーニが残り200mのところで捉えて、そのまま後続を寄せ付けず、3/4馬身差で勝利。勝ちタイムは2分32秒12着は8番手から差してきたマイネルウィルトス、3着は逃げたウインキートス、差のない4着には最後方から追い込んできたオルフェーヴル産駒ディアマンミノル

 勝ったボッケリーニは重賞2勝目。安定した成績の中、ハンデ頭もなんのその、見事な勝利。2200~3000mの長丁場では絶対的な信頼感を寄せられる存在だと思います。

 

 そして日本ダービー勝ったのは、ハーツクライ産駒ドウデュース朝日杯FS勝ち馬がダービーに勝ったのは、あのナリタブライアン以来だそうです。武豊騎手はダービー6勝目友道調教師もダービー3勝目ハーツクライ産駒のダービー制覇は、ワンアンドオンリー以来の2頭目。馬の状態がまず第一条件でしょうが、秋は宣言通りに、欧州遠征になるのだと思います。大変楽しみです。

 スタートはいつも通りで、位置取りは後方待機という選択になりました。逃げたデシエルトのペースは前半1000mを58秒9でしたので、流れる展開になりました。これもドウデュースには幸運でした。直線に入ると、まず2番手からディープインパクト産駒アスクビクターモアが先頭に立って、そのまま押し切りに入ります。しかし、後方から、ドウデュースとキタサンブラック産駒イクイノックス、ドレフォン産駒ジオグリフ、ディープインパクト産駒キラーアビリティが鋭く伸びてきます。その中でも、ドウデュースとイクイノックスが早めにアスクビクターモアを交わして、叩き合いになり、ドウデュースがクビ差だけ前に出たところがゴール。勝ちタイムはダービーレコードの2分21秒9。

 2着のイクイノックスは、皐月賞に続いて惜しい2着。ドウデュースが凱旋門賞に行くのであれば、秋の菊花賞はこの馬が主役になりそう。3着のアスクビクターモアは、上位馬が殆ど後方からの差し馬なのに、唯一先行馬からの入着でしたから強い内容でした。惜しむらくは、先頭に立った時にスピードを緩めずに、そのまま前進すべきだったこと。1着2着の馬をもう少し焦らすことが出来たと思います。4着のダノンベルーガは勝ち馬と同じ位置から追い込みましたが、ゴール前100mで脚がなくなりました。距離の限界かもしれません。5着プラダリアも6番手から粘りでしたので、強い内容でした。6着のキラーアビリティは、今回は力を出せた内容。でも、距離は少し長かった

 総じて、レベルの高い、非常に良いダービーでした。参加した全ての馬たちが、今後も怪我無く、秋へ向けてさらに成長することを祈りたいと思います。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【3歳戦回顧】 5月28日~29日  来週からは2歳戦です!!

2022-05-29 17:33:51 | 競馬

 土曜日は中京5R芝2200mを勝ったディープインパクト産駒ディーンズリスター後方待機で脚を溜めます。直線では馬場の外へ持ち出す選択。同じ位置から追い込んできたガリレオ産駒リヴィアとの激しい叩き合いとなって、内側で先に抜け出していた馬たちとは異次元の競馬に。ディーンズリスターがアタマだけ前に出たところがゴール2着にリヴィア、3着は4番手から粘り切ったディープインパクト産駒ファベルディーンズスターはデビュー戦ながら経験馬を押しのけて快勝。さすがリアルスティールとラヴズオンリーユーの全弟で、秋に向けた成長が楽しみ。

 中京6R芝1400m(3歳1勝クラス)を勝ったディープインパクト産駒ロールアップ6番手追走から、直線では1番外へ。内側で先に抜け出したドレフォン産駒ウナギノボリとマクフィ産駒エーティーマクフィの2頭を豪快に差し切ったところがゴール。勝ちタイムは1分34秒52着はエーティーマクフィ、3着にウナギノボリ

 東京6R芝1400m(3歳1勝クラス)を勝ったバトルプラン産駒フォロロジー5番手追走から、直線では前が塞がり出られず。ようやく残り200mから仕掛けて、外から追い込んできたロードカナロア産駒レッドラマンシュとの叩き合いを制して勝利。勝ちタイムは1分21秒53着は3番手から粘り切ったジョーカプチーノ産駒セッカチケーン

 東京7R芝2400m(3歳1勝クラス)を勝ったディープインパクト産駒ダノンギャラクシー芝2400mの5頭立てで、前半1000mが1分7秒台の超スローペースに。残り800mの瞬発力勝負なりましたが、5番手からダノンギャラクシーが上がり33秒2で差し切り勝ち2着も、4番手からディープインパクト産駒レッドバリエンテが上がり33秒4で入着

 新潟9R芝1200mゆきつばき賞(3歳1勝クラス)を勝ったビッグアーサー産駒グランアリエル好スタートからスピードを活かした逃げへ。直線に入ると、馬場の良好な外側へ移動します。そのままリードを保ちながら1馬身1/4差で快勝。勝ち時計は1分9秒22着は、2番手から馬場の中央を進んだキングカメハメハ産駒ホウオウノーサイド、3着は最後方から追い込んできたマクフィ産駒ブランデーロック

 

 日曜日は中京5R芝2000mを勝ったハーツクライ産駒アルファヒディ好スタートから3番手追走へ。直線に入ると、馬場の一番内を突く選択に。残り200mで抜け出して、そのまま2馬身差で完勝。勝ちタイムは2分1秒8。ダービー馬シャフリヤールの半弟が半年ぶりのレースで初勝利を飾りました。2着は後方から追い込んできたハービンジャー産駒ラウルピドゥ、3着は中団から差してきたキタサンブラック産駒ダイリュウブラック

 東京5Rダート1600m(3歳1勝クラス)を勝ったフォートラーンド産駒ロードジャスティス好スタートから3番手追走へ。直線に入ると、2番手から前に出てきたダイワメジャー産駒スプラウティングとの競合いとなり、これを競り落してから、後続を突き放して1馬身1/4差で快勝。勝ちタイムは1分36秒42着は10番手から追い込んできたタピット産駒フィフティシェビー、3着は粘り切ったスプラウティング

 中京6Rダート1800m(3歳1勝クラス)を勝ったガンランナー産駒ドライゼ後方待機で脚を溜めます。直線では、1番外を選択して追込みを図ります。3番手から先に抜け出していたアロゲート産駒ジャスパーグレイトを、残り100mで差し切って1馬身1/4差で快勝。勝ちタイムは1分52秒12着はジャスパーグレイト、3着は最後方から詰めてきたプリサイスエンド産駒サバテアール

 

 中京11R芝2000m白百合ステークス(L)を勝ったブラックタイド産駒フェーングロッテン好スタートからマイペースの逃げへ。そのままスピードを落とさずに直線に入ります。5番手からエピファネイア産駒ヴェローナシチーと、3番手からディープインパクト産駒アーティットが追いかけてきますが、差が詰まらず、そのまま逃げ切り勝利。勝ちタイムは1分59秒8。松若風馬騎手のファインプレーでした。2着はヴェローナシチー、3着にアーティット

 

 本日で「3歳戦回顧」は終了です。来週からは「2歳戦回顧」となります。来年のダービー馬、オークス馬を探す長~い旅路がまたスタート致します!!


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【競馬】 日本ダービー(GⅠ)と目黒記念(GⅡ)! 競馬の祭典であります!!

2022-05-29 06:07:23 | 競馬

 本日は競馬の祭典、日本ダービーであります。パンパンの良馬場で開催できそうで、何よりでありました。

 

 さて、皐月賞当日朝は「名神・東名高速が大渋滞」の情報を信じて、今回は、あの時に力を出せなかった栗東組の⑯キラーアビリティや⑭デシエルトが復活するシナリオで、展開を予想します。まず、⑭デシエルトが果敢な逃げを決行、そして青葉賞2着の⑰ロードルゼルが2番手で、淀みの無いレース展開へ。残り600mは壮絶な消耗戦となって、切れ味よりもスピードの持続力の馬が上位を占めると予想。

 本命には、ディープインパクト産駒③アスクビクターモア。弥生賞で見せた長く使える脚を、4~5番手から飛び出してそのまま勝利すると思います。

 対抗1番手には、同じくディープインパクト産駒⑯キラーアビリティ。暮れのホープフルSのように、中団待機から、こちらも長く良い脚で伸びてくると見ました。

 その他は、皐月賞上位組の⑮ジオグリフ⑱イクイノックス⑬ドウデュース⑫ダノンベルーガ⑦オニャンコポン⑨ジャスティンパレス。青葉賞組の⑥プラダリア⑰ロードルゼル。京都新聞杯勝ちの①アスクワイルドモア、毎日杯勝利の⑤ピースオブエイト

 馬券は、本命③アスクビクターモア頭固定で⑯キラーアビリティ2着3着付の三連単20点 ③⇒⑯⇔⑮⑱⑬⑫⑦⑨⑥⑰①⑤ と、③アスクビクターモアと⑯キラーアビリティの2頭軸三連複10点 ③⑯⇒⑮⑱⑬⑫⑦⑨⑥⑰①⑤

 

 ラストクロップのディープインパクト産駒が、今年のダービーも制して、ダービー5連覇を成し遂げるか!

 

 おまけで目黒記念も。

 こちらは、お祭りの後もシッカリ仕事をするであろう、福永祐一騎手の⑱フライライクバードを本命に指名します。相手1番手も、同じくシッカリ仕事をするであろう、菅原明良騎手の⑪モズナガレボシ

 その他は、⑮アリストテレス⑯ウインキートス⑨ディアマンミノル③バジオウ⑰パラダイスリーフ⑩プリマヴィスタ②ボッケリーニ⑭アサマノイタズラの8頭。

 馬券は、本命⑱フライライクバード頭固定で⑪モズナガレボシ2着3着付の三連単16点 ⑱⇒⑪⇔⑮⑯⑨③⑰⑩②⑭一応保険馬券で、⑱フライライクバードと⑪モズナガレボシのワイド ⑪⑱


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【競馬】 葵ステークス(GⅢ)! 3歳短距離路線の開幕戦!!

2022-05-28 06:37:42 | 競馬

 今年から、晴れてGⅢ格付重賞となった葵S3歳短距離路線の開幕戦でもあります。しかし、それにしても、狙おうとしていたオタルエバーアネゴハダソウテンなどが全て抽選で出走できないという事態に。GⅢだけど、優先出走権をどこかで与える仕組みが必要に思えます。1200~1400mの3歳オープンクラスの番組が少な過ぎるのかも。

 

 狙いたかったオタルエバーの替わりに、オタルエバーの2着実績があるアメリカンペイトリオット産駒⑬ブレスレスリーを本命に指名します。ジャングロもオタルエバーも出てこない葵S。この馬のスピードで押し切れると思います。

 相手は、マーガレットS組のキンシャサノキセキ産駒カイカノキセキ、橘S組のアイルハヴアナザー産駒ウインマーベルフロステッド産駒ジャスパークローネ、そしてダイワメジャー産駒コラリンディーマジェスティ産駒シゲルファンノユメの5頭。

 馬券は、本命⑬ブレスレスリー頭固定の三連単20点 ⑬⇒⑨⑦⑮⑯⑤⑬からの馬連5点 ⑬⇒⑨⑦⑮⑯⑤

 

 3歳の快速馬たちよ‥。スピードの違いを見せつけて欲しい!!


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする